宇高からのお知らせ

2018年9月の記事一覧

第1学年進路講話


 9月10日(月)7限目の1年生のLHRの授業において、本田技研中国研究所 事業戦略統括部長の和田岳弘様にお越しいただき進路講話を実施しました。12月に迫った文類型・理類型の最終決定や、その後の職業選択に関連して社会の第一線で活躍されている方の経験を聞き、自己の進路について考えることが目的です。

和田先生は御自身の高校時代の話をはじめとして、今まで関わってきた製品開発のこと、現在赴任している中国と日本の違いなどを分かりやすく説明してくださいました。その中で、「初めて取り組む製品開発に関しては誰も経験したことがないので、誰も頼れない。何をどのように対処し、どうなるかは今まで自分がやってきたことを信じるしかない。」とお話されていました。また、今までやってきた開発とは全く異なる開発の部署に異動したときに、「上司から『長い目でみれば、必ずお前のためになる』と声をかけられたことが印象に残っている。目の前のことで精一杯のときは分からなかったが、今となっては良い経験になっている」とお話されていました。

また、和田先生によれば社会に出るときに身につけておくべき力としては学力・語学力はもちろんですがたいこ”が重要だそうです。“た(体力)い(一芸力)こ(交流力)”があれば世界中どこにいっても対応できるとのことです。

文理選択に関しては、世の中は文理で分かれていることは全くないとお話をされていました。文と理の両輪がうまく回っているときに企業や社会は良い方向へ進んでいくから、どちらにも対応できる力を身につけておくことが重要であるとのことでした。1年生にとって大変参考になったと思います。貴重な講話をしてくださいまして、和田先生ありがとうございました。