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カテゴリ:将棋
【高校】囲碁・将棋部 活動報告
11/2(土)、第48回栃木県高等学校囲碁新人大会に、生徒1名、1年生のO君が参加しました。3人揃えば団体戦に出場することも可能な大会ですが、部員数が1名のため、個人戦での出場となりました。
個人戦は、4位までに入賞すれば関東大会の出場権が得られます。
初戦の相手は1桁級位の生徒なので、やはり地力の差を覆すまでには至りませんでした。惜敗でしたので、次の相手との4位争いが、関東大会出場をかけた大一番となります。相手はO君と同じくらいの級位ですが、2年生ということもあり、経験値に差があるかもしれません。
序盤は相手に押され気味でしたが、中盤からO君がうまく立ち回り、互角の進行です。O君は何度かチャンスを作るも、決定打を放つまでには至らず、終盤まで進行しています。
画像は小さいですが、画像右上の白(O君の相手)の一団が、非常にスリリングな状況になっています。専門用語で「カケ目1眼」という状態のまま(実は中盤から)放置されています。
状況を整理すると要するに、「先にそこに打った方が勝ち」という一手が残されているということです。囲碁や将棋の世界には「指運」という言葉がありますが、この対局はまさに指運次第で、勝敗がどう転ぶか分かりません。お互いに気付いていないような様子でしたが、見ている方は気が気ではありません。
例の場所を先に打ったのはO君でした。例の場所に打つ直前の攻防で少しミスが出て損をしてしまいましたが、そんなミスを全て吹き飛ばしてもお釣りがくるほど得をしています。見ている側からすると、かなりドラマティックな逆転劇でした。
この後終局までお互いに打ち続け、O君が10目ほど勝ちました。これにより、個人戦第4位が確定し、関東大会の出場権を得ました。囲碁部門での関東大会出場は、(本校OBの顧問も成し遂げられなかった)本校史上初の快挙ということになります。
O君は高校から囲碁を覚えた初心者ですが、練習会などにも積極的に参加し、努力を重ねた結果が実ったと言えましょう(ちなみにO君は午後にも2連勝し、18級の認定状をいただくことができました)。
関東大会は、令和7年1月に、茨城県水戸市にて行われます。厳しい戦いになるかと思いますが、ぜひ頑張ってほしいと思います。
以上です。
【高校】囲碁・将棋部 活動報告
8/18(日)に、宇都宮高校にて行われた合同練習会に、1年生1名が参加しました。
対局は、宇都宮高校で導入されている点数制に基づいて行われました。
宇都宮高校、宇都宮女子高校の1年生にも、高校から囲碁を覚えた生徒が多いそうです。本校1年生のO君とスタートラインは同じということになります。
ぜひ、よきライバルとして、切磋琢磨してほしいと思っています。
以上です。
【高校】囲碁・将棋部 活動報告
7/27(土)、日本棋院栃木県支部で行われた「登竜戦」に、1年生1名が参加しました。登竜戦は級ごとに5名程度がまとまったリーグ戦形式で行われ、それぞれのリーグ優勝者には、級位認定状が贈られます。
1年生のO君は大会と名の付くものには初参加となりますが、先日の合同練習会では3戦中2勝の好成績を収めた実績があるので、ぜひ本日も力を発揮してほしいところです。
同リーグ内には宇高、宇女、作新学院の生徒が参加しており、それぞれが激戦を繰り広げていました。
本校のO君はあと一歩力及ばず、苦戦している様子でしたが、対局中は真剣な表情で盤を見つめ、持てる力を振り絞ろうとする姿勢が見られました。
O君は先日の合同練習会で初めて19路盤デビューを果たした初心者ですが、きちんと終局まで打ち切ることができており、随所にセンスの良い手も見られます。
今後の活躍に期待大です。
以上です。
【高校】囲碁・将棋部 活動報告
7/13(土)第37回全国高校将棋竜王戦栃木県予選および7/14(日)宇都宮高校にて行われた合同練習会(囲碁)の様子を報告します。
7/13(土)、宇都宮市教育会館において、先述の大会が開催されました。
本校からは部長を含む3年生2名の参加となりました。部長は予選リーグを勝ち上がり、決勝トーナメントに進出しました。さらに、部長は決勝トーナメントでも初めて1勝をあげることができました。戦績的には自己ベストを更新できたので、3年間の集大成としては十分な結果だったのではないでしょうか。お疲れさまでした。
7/14(日)、宇都宮高校にて囲碁の合同練習会が開催されました。
本校からは昨日の2人に1年生1名を加え、計3名が参加しました。他の参加者は、宇女高、作新学院、小山高専の生徒と、地域の小中学生でした。
本校生徒はみな初心者クラス(18級程度)での参加となりました。顧問は有段者クラスの指導に回っていたのであまり対局中の様子は伺えませんでしたが、それぞれ初心者ながら大健闘し、1年生は3戦中2勝をあげることができました。
上の盤面について、驚くことがあります。
囲碁には「2眼」と呼ばれる形があり、囲碁入門にあたり最大の難関といっても過言ではないほど、理解が難しいところです。この日は対局前に、宇高の顧問の先生が簡単な初心者講座を開き、実戦に移ったそうですが、彼の打った手を見ると、きちんと「2眼」を理解した手を打てていることが分かりました。
初心者ながらも日頃勉強した成果と、当日聞いた内容への応用力の高さに、顧問としては驚きを禁じえませんでした。
充実した週末となりました。
以上です。
囲碁・将棋部より
①囲碁・将棋部の概要
囲碁・将棋部はR5年度より、将棋部に囲碁部門を加えた形で、新たにスタートしました。現在は3年生2名、2年生3名、1年生1名、計7名が在籍しています。活動日は主に平日(月~金毎日、ただし途中退室可)。土日祝や長期休業中は、大会や練習試合等があるときのみ活動。校内のみでの活動は行いません。活動場所はパソコン準備室(管理棟3F)です。囲碁・将棋の棋書(戦術本)も取り揃えられたよい環境です。
我々は囲碁・将棋の県大会での上位入賞、関東・全国大会出場を目標に活動しています。また、囲碁・将棋の普及を目的に、部内企画として不定期イベント等、例えば「トライボーディアン大会(後述)」を開催しています。
②将棋について
昨年は史上初の八冠(竜王、名人、棋王、棋聖、王位、王座、王将、叡王)誕生で、世間的な将棋の注目度が高まりました。将棋に興味を持った方もいるかもしれません。そんな人は、今が将棋を始めるいいタイミングです。同じように将棋を覚えようとした初心者仲間と、日々切磋琢磨できるからです。ぜひ一緒に、県大会での上位入賞を目指しましょう!
将棋は指せば指すほど奥深く、面白いゲームです。ぜひ我々とともに将棋を楽しみましょう!
③囲碁について
囲碁は将棋と比べてマイナーな印象が否めませんが、仲村菫プロが14歳にして韓国移籍を決めたニュースが話題になった通り、ワールドワイドな側面を持つ競技です。
顧問の先生は囲碁4段を認定されており、一般の大会でも活躍されています。有段者に直接指導してもらえる学校は、県内でも2~3校しかないでしょう。指導を受けて強くなり、大会で結果を出したい人には、囲碁部門がかなりオススメです!(ここだけの話ですが、囲碁人口は特に女子が少ないため、3人揃えるだけで団体戦関東大会出場がほぼ確定だそうです)
現部員は全員初心者ですが、他校囲碁部との交流試合等のイベントを通して、棋力向上に励んでいます。
④トライボーディアン大会について
トライボーディアン大会とは、囲碁・将棋・オセロの3種目の総合力を競う競技で、「知のトライアスロン」とも称されます。株式会社マイナビ主催の全国大会も開催され、密かなブームとなっています。校内開催の大会には、宇東の人なら誰でも参加できます。実は過去の優勝者は全員、部員ではありません。中学生が優勝した回もあります。
以上で囲碁・将棋部の紹介を終わります。