定時制だより
入学式
暖かい日差しで校内に咲く枝垂れ桜も満開になる中、入学式が挙行されました。新しい生活に不安と期待でいっぱいかと思いますが、担任の先生を中心に皆さんをサポートしていきますので、安心して下さいね。そして勉強だけではなく、部活やアルバイトなどの活動を通して、充実した高校生活になるようにしましょう!
新入生オリエンテーション
新入生と保護者を対象に入学前のオリエンテーションを行いました。これから始まる高校生活を前に、期待や不安でいっぱいだと思いますが、すこしずつ慣れていってほしいと思います。
令和2年度修業式
令和2年度は、いろいろと例年とは違う年となりました。この一年を振り返って、皆さんはどのような思いをもちますか。人生の節目では、これまで通ってきた道を振り返り、これから進む道を確かめることが大切です。新年度を迎えるに当たって、今年度を振り返り、また、次年度の目標を掲げ、計画を立てたり、準備をしたりしてほしいと思います。
校長先生は、武田信玄と上杉鷹山の残した「為せば成る」の言葉をそれぞれ紹介し、行いの大切さを説かれました。また、交通事故等への注意喚起もありました。歩行者どうしの事故でも過失があれば賠償責任を負うこともあると紹介されましたが、加害・被害を問わず、事故はお互いを不幸にします。十分に気をつけてほしいと思います。
また、春休みを迎えるに当たって生徒指導講話が敦見先生からありました。「自分を大切にしているか」「いまの生活に満足しているか」「高校生らしさとは何か」を常に自問してほしいということでした。
少年老いやすく学なり難し 一寸の光陰軽んずべからず
(若者もすぐに年寄りになってしまい、学問を修めようとしてもなかなか難しいものだ。ほんのわずかな時間であっても大切にせよ。)
という言葉があります。ぜひ若いいまの時間を大切に生きてほしいと思います。
課題研究発表会
この一年間に「総合的な探究の時間」で研究したテーマについて、7組(11名)の生徒による課題研究発表会が行われました。発表した皆さん、お疲れ様でした。今回は、聞き手のほうも発表をよく聴いていました。たくさんの質問が出され、とても充実した発表会になったと思います。
発表をした皆さんはもちろんですが、代表に選ばれなかった生徒も含めて、今回の課題研究を通して、たくさんのことを調べ、情報を整理し、まとめ、それをいかに伝えるかを試行錯誤しながら考えたのではないかと思います。激しく変化するこれからの時代を生き抜くために、このような力を身に付けることが重要視されています。そのことを意識して、これからも課題の探究をしてください。
租税教室
今日は税理士の大根田先生をお招きして、租税教室を実施しました。アルバイトをしている人は、すでに給与明細書を受け取っていると思いますが、そこに示された様々な数字の意味や、源泉徴収票の意味、税金の使われ方などを教えてくださいました。
ところで、皆さんは1年間に高校生一人あたりの教育費として、どの程度の税金が使われていると思いますか。令和2年度版『とちぎ教育のしおり』(栃木県教育委員会)によると、定時制高等学校では(平成30年度:一人あたり)167万4千円だそうです。1か月当たりにすると14万円弱ですね。そのほとんどが県費からの支出、つまり、栃木県民の皆さんや県内にある企業から税金として納められたお金です。授業料以外にも、このような税金によって皆さんの学校生活が支えられているのですね。この数字を通して、なぜ税金を納めなければならないのかということについて、ちょっとだけ考えてほしいと思います。