益子焼 | |
陶土:土練機(どれんき)・菊もみ |
益子焼(ましこやき)共同組合から仕入れた陶土を、もう一度もみます。
中の空気を追い出し、柔らかさと粘りを出す作業です。
この作業がうまくいかないと、焼いたときに割れてしまいます。
単純なようですが、うまくなるまでには3年かかると言われています。
まず「荒もみ」をしてから「菊もみ」をします。
昔
昔は全て手作業で行ったので、力の要る大変な仕事でした。
■荒もみ
色々な方法を使いました。どの方法も、何回も同じ動作を繰り返します。
●棒はたき
棒でたたき、平らにのばしていきます。
●足ふみ
粘土の山に乗り、足で揉んでいきます。
●つかみ揉み
両手全体で揉んで延ばしていきます。
■菊もみ
作る物の分だけ揉みます。
揉んだ粘土が菊の花のように見えることから、この名前で呼ばれています。
「菊ねり」とも呼ばれます。
現在
■荒もみ
「土錬機」という機械で行います。
■菊もみ
昔と変わらず、同じ方法で行います。
■土練機
土練機
土を入れます
機械が土を練ります
棒状になってでてきます。
これを何回か繰り返します
■菊もみ
菊もみ
菊もみ
揉んだ跡が菊の花に似ています
最後には丸くまとめられます