益子焼
成形:削り

削りについて

茶碗などの場合、ろくろで成形したものは、まだ底(高台といいます)が切ったままになっていますので、底が上になるよう逆さにして、ろくろを回しながらカンナを当てて、削りだしていきます。

まず、ろくろの上に茶碗を乗せるための「台」(シッタといいます)をのせます。
これは削るものの大きさ・種類によって様々なものがあります。
今回、映像では粘土で作って半乾きになったものを使っていますが、素焼きした「台」を使うこともあります。
「台」を中心に合わせ、水平を出します。

次に、どこまで削るのか印をつけます。
印をつけたら、台の上に逆さに置きます。
ろくろを回しながら、カンナを当てると、陶土が削り取られていくので、慎重に形を整えていきます。

外側が削られたら、内側も穴を開ける要領で削っていきます。

どこまで削るのか印をつけます

茶碗を載せるための台をまず作ります

高台を削り出します

高台の内側も削ります

削りあがった茶碗

(上)カンナ(下)かきベラ


削り(4.87MB)