日誌

2015年5月の記事一覧

ブルーベリーのお話

  5月29日(金) 運動会を明日に控えた校庭の片隅の「野鳥の庭」。ブルーベリーが実を付け始めました。このブルーベリーは、結実を促進するために、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2品種が植樹されています。
  ブルーベリーに適した用土は、pH4,3~5,5という強い酸性土です。ピートモス(カナダの水苔を腐熟させた園芸資材)などを土にすき込みます。
  児童生徒のみなさん、今年も小鳥たちに負けないように、甘い果実を楽しんでくださいね。
  

今年は防水性?の巣だ!

 

 

  5月26日(火) 中庭にあるツバキの木に、今年もヒヨドリが巣を作りました。巣をそっとのぞいてみると、卵が4つ産み付けられていました。親鳥はまだ卵を温めていません。小鳥たちは、強い猛禽類とは異なり、卵を多く産みます。そして、卵を同時に孵化させるために、最終卵を産んでから卵を抱き始めます。雛たちを均一に育てるための工夫なんですね。
  その点、タカやフクロウなどの猛きん類は、卵を1~2個しか産まず、第1卵から卵を抱き始めてしまいます。(強い雛しか育てません )しかし、小鳥たちは、厳しい生存競争を生き抜かなければならず、多くの卵を産んで、効率よく、しかも速やかに巣立ちさせる合理的な方法を選択しています。
  ところで、今年の巣を下から見ると、なんとビニール袋が使われています。防水のためなんでしょうか? 雨がたまって、その重さで巣が落ちなければいいのですが・・・。

             



スイレンとミカンの花

  ビオトープのスイレンの花が咲きました。このビオトープは、すでに御紹介のとおり、平成8年度に当時の観察池を改造して作られたものです。前回のヤゴのお話は、このビオトープで繁殖したギンヤンマのことでした。
 「先生、スイレンとハスってどう違うの?」 「・・・なんでハスの花の上に仏像がいるの?」昔なつかしい生徒との会話を思い出しました。
 ミカンの花も咲いていました。今年は、昨年より早い開花だったようです。今年の秋も甘いミカンが食べられそうですね。
  
  
    

ミズアオイの種まきをしました。

  総合的な学習の時間「チャレンジタイム」において、小学部の児童たちによって「ミズアオイ」の種まきが行われました。昨年度に見事な花を咲かせた株からとった種をまきました。
  このミズアオイの栽培は、平成8年度から始められました。当時は絶滅危惧植物の保護を通して、障害のある児童生徒たちの「生きる力」を育てることを目的としていました。
  今年度は、野鳥の観察やメダカの飼育などを通して、もう一度原点に立ち返り、生命について考えてみるよい機会とします。
 
  
  

♪ メダカの学校は ♪

  本校の玄関に設置されているアクアリウム(120×45×45㎝)に、新しいメダカ(約40匹)がやってきました。今年度の環境教育推進委員会の活動テーマのひとつであるメダカの繁殖、児童生徒たちの活躍が期待されています。
  

 
  
      赤、青、黄色のメダカたち、とても元気です。

ビオトープで発見!!

 ゴールデンウィーク明けの木曜日、学校中庭のビオトープにてヒメガマの葉につかまった虫の抜け殻を発見しました。

      

体長を測ると約5cm、この日だけで5匹発見しました。小学部の子供たちも大きさにびっくりしていました!図鑑によると種類はギンヤンマ、成虫になると9cmほどにまで成長するようです。
 ギンヤンマは幼虫で越冬し、大きくなるとメダカやオタマジャクシも捕食します。十分に成長した幼虫は4月の終わりから5月にかけて、成虫への脱皮を行います。夜に脱皮した成虫は朝早くまで、じっと動かず羽や腹が固くなるのを待つので、朝早くビオトープをのぞくと脱皮したての成虫を見ることができるかもしれません。

藤の花を発見!

  5月1日(金) 体育館に向かう通路と校舎の間のスペースには、カエデ、アジサイ、キョウチクトウ、ヤツデなどが植えられています。なんと、キョウチクトウの株元に、藤の花が・・・! それは、150㎝にも満たない小さな幼木ですが、立派な花をつけていました。ここに、藤の花が咲いていること知っている人は少ないでしょう。やがて、大きく育ったころ皆から尊ばれるようになるでしょう。それまで、元気に育ってほしいと願っています、