日誌

2016年9月の記事一覧

地域支援部研修を行いました

8月30日(火)に「地域支援部研修会」を行いました。
本校職員の他、地域の小学校、中学校、高等学校などの先生方が
約40名参加してくださいました。

本校校長の「学校における合理的配慮」についての講話から始まりました。
どのような子供が「合理的配慮」の対象になるのか、
「合理的配慮」の内容は「誰が、どのような流れで決めていくのか」などについて
学ぶことができました。

次に「学習に困難を抱える子へのICTの活用について」の実践報告が行われました。
本校で昨年度まで魔法のプロジェクト(東京大学先端科学技術センターとソフトバンクグループが行っている、情報端末を活用し、障がいをもつ子どもの学習や社会参加の機会を増やすことを目指した研究)に参加していた教員による実践報告でした。

1例目は「体調や肢体不自由に合わせた学習方法や欠席次の情報を得ることができる環境の保障について」、
2事例目は「見通しをもって行動できる力、情報を発信する力、情報を正確に得る力の育成」についてでした。

その後行われた体験講座では、
「タブレット端末を利用した学習」「マルチメディアデイジー教材」
「OAK-camの体験」「教材・教具展」などが行われ、
夏休み最後の充実した研修となりました。その様子をご紹介させていただきます。

 
 「タブレット端末を利用した学習」
様々なアプリを体験していただきました。
その中でも「ロイロノート」というアプリの使い方に
興味をもたれた方が多かったようです。


 「マルチメディアデイジー教材」
デイジー教材のサンプルを利用して、
デジタル教科書の音声読み上げの様子を見ていただきました。
その他、Wordの読み上げ機能なども紹介させていただ 


 「OAK-camの体験」
モーションヒストリー(体の動いた部分の色が濃くなる機能で、
体の動きを略歴として保存できるもの)を体験していただいたり、
顔の動きをスイッチに見立てるフェイススイッチを利用して
おもちゃを動かす体験をしていただいたりしました。
 
※瞬きをしたので、目の部分が赤くなっています。


※瞬きをスイッチに設定しているところです。
そして瞬きでおもちゃを動かします。
 

 「教材・教具展」
本校の教員が作成したアナログ教材からスイッチ教材まで
幅広い教材が展示されていて、
来校された方々から参考になったというご意見をいただきました。









2学期直前の研修でしたが、多くの先生方に来校いただきありがとうございました。

第25回足利・佐野特別支援教育研修会が開催されました


  夏期休業中の8月9日火曜日、足利市民会館 大ホールにて研修会
 が開かれました。この夏一番と言っていいほどの猛暑の中、多くの参
 加者に集まっていただきました。
  足利市・佐野市の幼・保・小・中・高校などの教育関係者、福祉関
 係者、行政関係者など特別支援教育に関わる方々、そして本校と足利
 中央特別支援学校の教員あわせて330名が「発達に応じた支援のあ
 り方」というテーマの下研修して参りました。
 
  二つの特別支援学校の学習指導部長、教務主任から特別支援学校の
 実践報告、足利南高等学校の教諭からは発達に応じた支援の在り方の
 実践報告をしていただき、報告に対し栃木県総合教育センターの教育
 研修専門員と足利市立矢場川小学校長から講評をいただきました。

  二つの特別支援学校の違いや学習の様子、高等学校での生徒への支
 援の様子など具体的な事例を挙げていただきながらお話しいただき、
 参加者からは、「高校の様子がわかった」「教材の使い方など具体的
 でわかりやすかった」「講評のお話を聞き、合理的配慮についてさら
 に理解を深められた」などの感想を寄せていただきました。

  今後も足利中央特別支援学校と共催し、足利市教育委員会・佐野市
 教育委員会の協力をいただきながら、よりよい研修会を計画していき
 たいと思います。
 
  企画運営に携わっていただいた皆さん、そして参加していただいた
 皆さん、お世話になりました。