日誌

2014年8月の記事一覧

サンカクイが元気に生育しています。

 以前このコーナーでお伝えいたしました、かつては環境省の選定で絶滅危惧Ⅱ類(VU)、現在は準絶滅危惧となっている「ミズアオイ」の栽培について紹介しました。
 本校には、絶滅危惧や準絶滅危惧(都道府県によって異なる)植物となっている「サンカクイ」が元気に育っています。ちなみに本校のある栃木県では、どちらにも選定されていません。(栃木県では珍しくないのかも?)
 サンカクイは、名前のとおり、茎の断面が三角の形状をしています。湿地に育ちます。
 本校では、平成8年に、中庭のそれまで観察池だったところに裏山の土砂を入れ、ビオトープを造成しました。教師と児童ゎ生徒が力を合わせて行いました。
 当初は、環境省が絶滅危惧Ⅱ類(VU)に選定した「ヒメシロアサザ」や、準絶滅危惧の「ミクリ」も定植しましたが、残念ながら育ちませんでした。「サンカクイ」はこの環境が適したのか、19年たった今も元気に育をっています。
 現在のビオトープには、スイレンの花が咲き、ヒメガマが背を伸ばし、メダカやクチボソがのんびり泳いでいます。
 自然の安らぎに、心が安まる空間となっています。