学習指導
 知的発達に障害のある児童生徒たちは、一般に教科の内容を系統的に学習することが困難です。そのために、各教科や領域の学習内容を児童生徒の生活に関連付けて再編成し、本校の教育課程に基づき、自立と社会参加に必要な能力や態度の育成を目指して繰り返し指導しています。
 
日常生活の指導 日常生活の指導は、衣服の着脱、排泄、食事等、基本的生活習慣の内容や決まりを守ることなど、日常生活や社会生活において必要な基本的なことを、一日の流れに沿って学習しています。
 
生活単元学習 児童生徒が生活上の目標を達成したり、課題を解決したりするために、一連の活動を組織的に経験することで、自立的な生活に必要な事柄を実践的、総合的に学習しています。
 
作業学習 作業活動を中心にしながら、働く意欲を培い、将来の職業生活や社会自立に必要な事柄を総合的に学習しています。
 
教科の指導 国語、算数・数学、音楽、図画工作・美術、体育・保健体育は、教科学習を行っています。
 高等部になると、職業・家庭のほか、情報、農業、流通・サービス、福祉など、専門教育に関する教科学習も行います。
 
自立活動 障害による学習や生活上の困難を改善・克服するために、個別の指導計画に基づいて、学習指導や学校生活全般をとおして、健康の保持、心理的な安定、人間関係の形成、環境の把握・保持、身体の動き、コミュニケーション力の向上など、一人一人に応じた指導を行っています。
 
総合的な学習の時間 中学部や高等部の生徒は、探求的な学習に主体的・協働的に取り組み、積極的に社会に社会参加しようとする力を育てる学習を行っています。個々の生徒の興味・関心を重視した調べ学習や交流活動及び共同学習などの体験的な活動を行っています。