日誌

2018年12月の記事一覧

全国大会参加報告 (第4回 PDA高校生即興型英語ディベート全国大会)

 12月22日(土)~23日(日)に「第4回 PDA高校生即興型英語ディベート全国大会 in 東京大学」が開催され、本県からは、宇都宮高校・宇都宮東高校・佐野高校の3校が参加して参りました。

 今大会は、文部科学省後援、一般社団法人パーラメンタリーディベート人材育成協会(PDA)主催による、高校生のための即興型英語ディベート大会で、今年度で4回目を迎えます。全国より64校が東京大学に集結し、日頃の授業や部活動で培った、英語の実践的コミュニケーション能力を競い合いました。
 なお、栃木県においても、春季と冬季に2回、同じPDA形式で県大会を開いております。

★予選(4戦)結果 
 宇都宮高校     4勝         172 speaker point   予選2位  →  決勝トーナメントへ
    宇都宮東高校      3勝1敗    148 speaker point   予選18位
 佐野高校           1勝3敗    138 speaker point   予選52位 

★決勝トーナメント結果 (宇都宮高校)
 準々決勝 Gov 藤島(福井) 勝ち ー  Opp 宇都宮 (栃木) 負け

★結果  
   優勝     藤島高等学校   (福井)
   準優勝    渋谷教育学園渋谷中学高等学校(東京)
   3位    翔凛高等学校   (千葉)   
   4位         浅野高等学校     (神奈川)
  ベスト8    県立浦和(埼玉)宇都宮(栃木)長野(長野)上田染谷丘(長野)

(個人賞)*本県のみ 
   ベストディベーター賞3位  川瀬 悠里(宇東1年)
 POI賞4位         荒垣 昂太(宇高2年)
 授業導入賞         宇都宮東高校、佐野高校

★Motion (論題)
   予選1:Using private homes as hotels for school trips should be banned.
               (修学旅行での民泊を禁止すべきである。)
   予選2:Japan should raise the pension age to 70 years old.
               (年金支給開始年齢を70歳に引き上げるべきである。)
   予選3:Affirmative action should be taken for female students with science and engineering background.
               (理系女子に積極的な優遇措置を与えるべきである。)
   予選4:Accepting more foreign workers will give Japan benefit than harm.
               (外国人労働者受け入れ拡大は、日本に害よりも利益をもたらす。)
   準々決勝:Sales of potatoes with no poison produced through genome editing technology should be prohibited.
               (ゲノム編集で作った毒のないジャガイモは販売禁止にすべきである。)
   準決勝:Centralization in urban areas brings more benefit than harm. 
               (都市集中型社会は、害よりも利益をもたらす。)
   決勝:U.S. protectionism does more harm than good to U.S.
                 (アメリカの保護貿易主義は、アメリカに利益よりも害をもたらす。)

★大会を終えて
 HEnDAの全国大会から1週間しか経っていない中で、準備型から即興型へと生徒は頭の切り替え、気持ちの切り替えが大変ではあるが、それでも宇都宮高校が予選2位という好成績を収めた。残念ながら、決勝トーナメントで、優勝した藤島高校に負けてしまったが、良い結果を残せたと思う。
 また、宇東、佐野も決勝トーナメントには勝ち上がれなかったが、よく健闘した。なお、両校は授業においてアクティブラーニングの一環として、活発に英語ディベートを授業導入している学校を称える「授業導入賞」を頂いた。
 

全国大会参加報告 (第13回 全国高校生英語ディベート大会 in 福井)

12月15日(土)~16日(日)に「第13回全国高校生英語ディベート大会 in 福井」が福井工業大学で開催され、本県からは、宇都宮女子高校・宇都宮高校の2校が参加して参りました。嬉しくも、宇都宮高校が全国大会3位の成績をおさめましたので、今回はその大会参加報告をさせて頂きます。

県大会参加校(10校)の全ての努力を全国で・・・その想いで臨んだ全国大会。

県大会後、県優勝の宇女高、そして特別枠で出場可能になった宇高とも、栃木の全ての学校に恥じない試合をするために全力を尽くして準備しました。


★予選(
5戦)結果 
 宇都宮高校     3勝2分け        8 vote    7位
→ 決勝トーナメントへ

 宇都宮女子高校 3勝1敗1分け  7 vote   10位 


★決勝トーナメント結果 (宇都宮高校)

 準々決勝 Aff 市立浦和(埼玉) 1 - 4  Neg 宇都宮 (栃木)

 準決勝     Aff 竹園       (茨城) 4 – 1      Neg 宇都宮 (栃木)


★結果  
   優勝 
   竹園高校   (茨城)

   準優勝   藤島高校   (福井)

   3位   宇都宮高校(栃木) 稲毛高校    (千葉)

   5位   守山高校    (滋賀) 県ヶ丘高校(長野)


(個人賞)*本県のみ 

   ベストディベーター賞 (全国6)    荒垣 昂太(宇高2年)

 最優秀コンストラクティブスピーカー賞 渡邉     (宇高1年)*

 優秀サマリースピーカー賞       荒垣 昂太(宇高2年)* 

  *従来のベストディベーター賞とは別に、今年より、役職ごとの賞が入りました。
(各役職 最優秀
1名 優秀3名)


★大会を終えて

  決勝トーナメントでは、市立浦和―宇高の試合を除いて、全てAff が勝利するというように、全体的にAffが強い結果に終わったように思います。Remove pain / dignity の話に対抗するには、Neg で、患者を含む社会的弱者がどれだけの pressure を受けてどうなるのかを、しっかり立証しないと勝てなかった印象でした。


  全国大会のレベルは年ごとに上がっている中で、栃木勢が 
Top 10 2校食い込むことができたのは、やはり、多くの練習会やセミナーを経て、栃木全体で力を高めていった結果に他なりません。

  Cost & Benefit だけに終始した乱暴な議論になることなく、本来すべき議論ができたのは、忙しい中わざわざレクチャーをしてくださった小林医師、OBの瀬堂川君、大山君、小田君、各校顧問の先生方、そして一緒に練習を共にした栃木のディベーターの力のおかげです。


この場をお借りして御礼申し上げたいと思います。


2018 冬季英語ディベート合同練習会第1回

12月9日(日)宇都宮女子高校で、第1回冬季英語ディベート合同練習会が行われました。今回から即興型のパーラメンタリーディベート(論題発表から20分で準備してディベートする形式)について全4回に渡って、冬季合同練習会を行っていきます。

参加校数  11校
参加生徒数 約90名

この練習会は、来年の3/16(土)宇都宮女子高校で開催される栃木県英語ディベート冬季大会に向けての練習会です。また、第3回の練習会では、同日にHPDU連盟杯の栃木県予選会も開催されます。徐々にパーラの季節到来!といったところです。

3部門(Asian部門、PDA部門、TCL部門)に分かれて、試合練習を行っていきました。ディベートした論題(Motion)は以下の通りです。

Asian部門
THW  abolish capital punishment.
THBT Japan should accept more foreign workers.
THW set female quotas for company executives.
THW ban anonymous writing on the Internet.

PDA部門
THW ban cosmetic surgery.
THBT "LINE" has made our life worse.
THW abolish all boys/girls schools.
THW set Christmas day as a national holiday in Japan.

TCL部門
THW abolish school uniforms.
THW abolish single gender schools.

D1の県大会が終わったばかりで、久しぶりにパーラメンタリーディベートをした生徒や、まだ始めたばかりの初心者の生徒も多いのですが、それぞれの部門で生徒は切磋琢磨しながら英語力を高めているようでした。

次回は、来年の1月6日(日)宇都宮高校で第2回の冬季練習会が行われます。
たくさんの生徒・先生方のご参加をお待ちしております。一緒に頑張りましょう!