校長室より

小高生へ(4)

大学入試で必要ないから勉強しない?

 ホームページの「校長室より」のページから、生徒の皆さんへメッセージを送っていきたいと思っています。感想や要望がありましたら、気軽に声をかけてください。

 大学入試は本当に大変です。難関大の入試は、部活動にたとえるなら全国大会で戦うようなものです。勉強しなければならないことが多くて、ともすれば受験科目を絞って、「入れる大学でいいや」と妥協したくなるかもしれません。でも、安易な妥協は禁物です。目標を下げて、楽な方向に逃げてしまうと、努力しようという意気込みも薄れて、実力を伸ばすことが難しくなってしまいます。結果として、「入れる大学」の合格すら遠のいてしまうなどということもあります。
 ところで、「大学入試で必要ないから勉強しない」というのは「正解」なのでしょうか。生徒の皆さんには、目の前の損得勘定だけではなく、「長い目で見た場合の正解」があることもわかってほしい気がします。「学ぶ意味」とは、大学入試だけで決まるものではないと思います。私たちの人生は、大学入試で終わるわけではないのですから。
 『走れメロス』や『人間失格』の作者である太宰治のことは、皆さんも知っていますね。太宰の書いた小説『正義と微笑』の中で、主人公の少年が通う学校の「黒田先生」は、生徒たちに「勉強」について次のように語ります。
 学校の勉強を、「卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだ」という考えは「大間違い」であり、「日常の生活に直接役に立たないような勉強」こそが、「人格を完成させる」。「覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということ」である。「学ぶ」ことは「心を広く持つ」ことにつながり、「愛するという事を知る事」である。そして、知識が失われても(忘れてしまっても)、「勉強の訓練の底」には「一つかみの砂金」が残り、それこそが「貴い」と。
 この勉強の底に残る「一つかみの砂金」とは何でしょうか。一生懸命に学んで、学んだ知識を忘れた後も残るものとは何でしょうか。例えば、芥川龍之介や夏目漱石の小説、古文の「源氏物語」等を読んでも、高校を卒業すれば内容は忘れてしまうかもしれません。しかし、優れた文学に触れることで、人間の弱さ、どうしようもなさ、愛おしさを知ることができます。そのような人間理解は、作品そのものは忘れてしまっても、読んだ人の中に何らかの形で残るものだと思います。数学で様々な問題の解き方を覚えても、職業的に必要としない場合には、その記憶は薄れていってしまうものかもしれません。でも、論理的な思考力や判断力という「考え方の枠組み」は、学んだ人の中に残るのではないでしょうか。高校で学ぶ多くの教科・科目のどれをとっても、他の教科にはない「思考の枠組み」があり、それを蓄積することが私たちの「生きる力」になっていくのだと考えられます。私たちの内面に思考の枠組みの「引き出し」が多ければ多いほど、それだけ「多様で複雑な人生の諸問題」に対応できる力があると言えます。学ぶ意味は唯一の正解があるわけではなく、それぞれが見つけていくものかもしれませんが、私たちが日々学ぶことには「直接に役に立つかどうか以上の意味」があり、それこそが学んだ後に残る「砂金」なのだろうと思います。(太宰治というとデカダン=退廃主義のイメージが強いかもしれませんが、「黒田先生」の言葉は立派な教育論です。)
 「学ぶ」=「カルチベートされる」=「心を広く持つ」=「愛することを知る」という考え方は、「教養(リベラル・アーツ)の大切さ」について端的に述べているように感じます。「カルチベートcultivate」という単語には、「(土地を)耕す、耕作する」、「(才能・品性などを)養う、磨く」、「啓発する、教養をつける」等の意味があります。皆さんは勉強を進めていく中で、「自分の脳が耕されている」ような感じ、「自分の感覚もしくは世界の見方が広がった」ような感じをもったことはありませんか。昨日までは見えなかったものが見えるようになったような感じ、さっきまでできなかったバックハンド(テニス)がある時からできるようになったような感じといったらいいでしょうか。私たちを囲む世界は混沌(カオス)かもしれませんが、多くの教科・科目を学んでいく中で「ものの見方」の引き出しを自分の内面に増やしていけば、様々なものが見えると同時に(その時々にふさわしい)秩序をもった世界として見ることができる(=理解できる)ようになるはずです。そして、その深い理解は「愛すること」につながっていきます(逆を言えば、理解できないものを愛することは難しいということになります)。
 「学ぶこと」は「(世界を)理解すること」。「学ぶこと」は「心を広く持ち、愛すること」。多くを学ぶことは、より愛せるようになること。だから、「学びの意味」は大学入試だけでは測れないのです。

小高生へ(3)

誰のために学ぶか?

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 毎日の勉強は大変ですよね。「高校の勉強なんて楽勝」という人は、少ないはずです。やらなくてはいけない量が多い時には、「もういいや」と投げ出してしまいたくなることもあると思います。偉大な先人たちが積み上げてきた「知の遺産」について学ぼうというのですから、大変なのは当たり前かもしれません。「いったい何のために、こんなことをしてるんだろう」、「誰のためにやってるんだろう」という疑問の思いが、心の奥からわいてきませんか? 高校時代の私は、いつもそういう疑問を胸のうちにくすぶらせていました。
 ここで、一人の音楽家について紹介したいと思います。この方は女性ヴァイオリニストです。私とほぼ同年代の方ですが、私が子どもの頃にテレビに出ていて、ヴァイオリンの「天才少女」として紹介されていました。少し強気な表情をした彼女がヴァイオリンを見事に弾くのをテレビの画面越しに見ながら、世の中にはこんな凄い少女がいるのかと、私は別世界の人を見ているような気持ちでいました。
 彼女は2才からヴァイオリンを始めたそうですが、10才の時に先生の勧めで大きなコンクールに挑戦することになります。そして、猛練習を積み、見る間に上達し、周囲を驚かせます。その年のコンクールは惜しくも2位でしたが、翌年には見事に優勝し、一躍「天才少女」として注目を浴びます。
 しかし、「天才少女」という賞賛の陰で、嫉妬やいじめを受け、学業との両立に悩み、次々と設定される高いハードルに苦しんだそうです。高校時代には、天才であり続けるための圧力に身体と心が悲鳴をあげていたといいます。そして、遂にはヴァイオリンをやめてしまいます。
 大学は文学部に入学し、大学で哲学等の講義を聴きながら、自分探しをしていた彼女は、ふとした縁でボランティアを手伝うことになります。そして、ホスピス訪問で、一人の末期がんの患者さんが、最後に彼女の演奏を聴きたいと願っていることを知らされ、戸惑いながらその方をお見舞いし、数年間全く触れていなかったヴァイオリンを手に取りました。なんとか演奏はしたものの、思うように指が動かず、かつてのような音色を出すことはできませんでした。
 「ありがとう。本当にありがとう。」患者さんは涙ながらに、繰り返し感謝の言葉を口にしたそうです。
 「こんな演奏に感謝の言葉をいただいて申し訳ない。ヴァイオリンをやめずに続けていればよかった。」そう思った彼女は、その日からヴァイオリンの練習を再開しました。
 ただ一人の聴き手の、心からの感謝の言葉が、壁にぶつかっていた一人の音楽家に「音楽の人生における意味」を思い出させ、音楽の道へと引き戻したのです。この方は、今も人々に音楽を届け、感動を与えるヴァイオリニストとして活動を続けています。
 私たち人間は、社会的な存在であり、自分以外の他者と関わりながら、日々生活しています。そして、互いに様々な影響を与え合いながら、厳しい競争原理の中で生きています。そこには必然的に、「自分のために生きるか」、「誰かのために生きるか」という問いが生まれてきます。「自分のために生きる」ことと、「誰かのために生きる」ことが、完全に一致するとしたら、それは最も幸せなことかもしれません。しかし、現実の競争社会では、私たちは「自分のため」を優先しなければならない場面も多いと思います。でも、「自分のため」だけでは、本当の喜びを得ることは難しいのではないでしょうか。上に紹介したヴァイオリニストの方が音楽の道に戻ったのも、自分以外の「誰かのため」にいい演奏がしたいと思ったからです。
 様々な職業に就いている方々の口から、それぞれの仕事のやりがいについて、共通する話を聞いたことがあります。それは、「自分の仕事が誰かの助けになった」、「誰かの生活をよりよい方向に変えることにつながった」ということです。私たちは、「自分のため」に生きているかもしれませんが、同時に「誰かのため」になることに取り組み、自分の存在が誰かの喜びにつながることを望む思いもあります。大切なのは、「自分のため」と「誰かのため」のバランスではないかと考えます。「自分」のことばかりを思っていると、時に失敗を恐れて力を存分に発揮できないこともあります。
 皆さんが日々学んでいるのは、「自分のため」であるかもしれませんが、「誰かのため」でもあると私は考えています。複雑で先の予想が難しい現代社会は、多くの課題を抱え、私たちは様々な事情で悩んだり苦しんだりしています。私たちは、お互いに相手の悩み・苦しみを理解しようと努めて、お互いを尊重しあい、お互いに思いやりあって生活することが大切です。そして、互いに知恵を出し合い、少しずつでもこの社会をよりよいものにしていこうとすることが大切です。そのために、皆さんは日々学んでいるのです。
 小高生は、人への思いやり・気遣いがあって、心優しいと感じています。高校での学習は、学ぶべきことが多くあって、けっして楽ではありませんが、その学びによって培った力が、社会で生かされる時が必ずあるはずです。心優しい皆さんの存在が、誰かの力となる日がきっとあります。どうか、自らの「学び」の意味について、思いを巡らせてみてください。

小高生へ(2)

ピンチはチャンス!! 負けるな、小高生

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 私たちが生活していく中で、「困ったなあ」というピンチに出会うことは避けがたいかもしれません。できることならピンチにはぶつかりたくないというのが正直な思いかもしれませんが、同時に「ピンチはチャンス」というのも正しいかもしれないと思います。
 「ピンチはピンチでしょ」と突っ込みたくなる人もいるでしょうが、歴史を振り返れば「ピンチ」を「チャンス」に変えて成功した事例は、数多く見られます。むしろ「チャンス=チャンス」の成功例よりも、「ピンチ→チャンス」の成功例の方が多いかもしれません(そういう事例はドラマチックだから取り上げられやすいという面もありますが)。成功者の多くは、才能に恵まれると同時に、幾多の困難を乗り越えてきた人たちです。才能があるだけで(困難を克服する努力なしに)成功した人は、いないのではないでしょうか。
 有名な映画俳優(同時に、映画監督、脚本家、映画プロデューサー、作曲家)であるチャップリンの幼年時代は、チャンスどころかピンチだらけでした。両親は舞台人でしたが、父はアルコール依存症で、母は心の病を抱えていました。やがて両親は離婚し、子を引き取った母は病気で入院し、幼いチャップリンは救貧院で生活したりしていました。生きていくために、チャップリンは食品雑貨店のお使い、診療所の受付、豪邸のボーイ、ガラス工場や印刷所の工員など様々な仕事をします。チャップリンの映画には、貧しい労働者、心優しきホームレス、傲慢な金持ちなどが登場し、ユーモア(笑い)とペーソス(涙)が交錯する人生のドラマが描かれますが、これは幼年時代の波乱多き経験があってこそ可能だったと思われます。ピンチだらけの幼年時代が、チャップリンの名作映画を生み出す源泉となったのです。(チャップリンの映画は、絶対観る価値があります。お勧めは、『ライムライト』、『街の灯』、『モダンタイムス』、『独裁者』、『殺人狂時代』など多数。漫画家の手塚治虫は、チャップリンの映画には「全てがある」と言っています。)
 私たちは、しばしば「思い込み」にとらわれます。「もうだめだ!」とか「絶対無理!」とかいうように。しかし、自分ではそう思っても、他の人から見たり、客観的に見たりしたら、「そんなことはないよ。」ということがあるかもしれません。私たちの生活は、事実と、その事実をどう受け止めるかという意識(思い込み)によって成立しているのではないでしょうか。同じ事実に向き合っても、「ピンチだ。もうだめだ!」と思ってしまう人と、「何とかなる。これはチャンスだ!」と思う人がいるとしたら、道が拓けやすいのは後者だろうと想像できます。誰かから注意を受けた場合に、「うるさいなあ。どうせ自分はできないよ。」と考えるのと、「アドバイスをもらった。ありがたい。」と考えるのとでは、その後の結果がきっと変わってくるはずです。
 「苦労なんかしたくない」、「ピンチになんかなりたくない」と誰でも思っているかもしれませんが、ピンチのない人生なんてこの世にないんじゃないでしょうか。スポーツの醍醐味のひとつは、いかにピンチを乗り越えるかにあると思います。人生の醍醐味も同じかもしれません。ある程度の年月を経て懐かしく思い出すのは、苦労を乗り越えたことだったりします。もしかしたら、苦労を乗り越えるって、「人生最高の楽しみ」なのかもしれません。悩みや苦労が全くない人よりも、「人生いろいろ」で苦労や苦難がありながらも、自分自身を大切にして朗らかに生活し、自分以外の人にも親切に接して、互いを尊重し合える人の方が、魅力的ではないでしょうか。苦労やピンチは私たちにとって成長のチャンスであり、苦労やピンチを乗り越えることはこの上ない喜びであり、苦労やピンチこそが人間性を高め、その人の「人としての陰影」を深めてくれるのだと思います。
 ピンチは飛躍へのチャンス。ピンチに負けるな、小高生! いつも応援しています。

小高生へ

「新年度=学びのスタート」「学びの意味とは何か」「優しく、強く」

 令和6年度が始まりました。生徒の皆さんは、この一年をどんなものにしたいと思っているでしょうか。

 4月8日の始業式では、校長式辞の中で2011年に起きた東日本大震災の2か月後に、新聞に掲載された人生相談についてお話ししました。相談者は女性の大学生の方です。その方は、東日本大震災当日、祖母と坂道を上って避難していました。ところが、祖母は「これ以上走れない」と言って座り込み、背負って行こうとする女性の背中に乗ることを強く拒否し、「行け、行け」と怒ります。女性は祖母に謝りながら、一人で逃げました。地震から3日後、祖母は遺体で発見され、「気品があって優し」く「私の憧れ」だった祖母の遺体が、体育館に「魚市場の魚のように転がされ」ているのを、女性は見ることとなります。そして女性は、祖母を見殺しにした自分を「一生呪って生きていくしかない」のかと思い、自分を責め続けているという相談です。この相談に対して、回答者の心療内科医は、手紙を読みながら涙が止まらなくなったと述べ、相談者が祖母を見殺しにしたのではなく、祖母は自分の意志で相談者を助ける道を選んだのであり、「誇りをもって生を全うした」はずだから、相談者は祖母の意志を受け継ぎ、生き抜いてほしいと励ましています。
 新聞に掲載された、この相談を読んだ時、私は「こんなにも深い悲しみがあるのか」と、胸が詰まる思いにとらわれました。相談者の方が、今はその悲しみを乗り越え、幸せな毎日を過ごされていることを願わずにはいられません。
 今年の元日にも、能登半島を中心とする大きな地震が発生しました。犠牲者の方々のご冥福をお祈りするとともに、いまだ復興の途上にある被災地の住民の皆様の生活が一日も早く改善されることを願いたいと思います。
 私たちの日常生活の中にある、思いどおりにいかないこと、辛いこと、苦しいことは、数え上げればきりがないかもしれません。でも、負けてはいけないと思います。少しずつでも前に進んでいこうとすることが大切です。そして、この世の中にある様々な悲しみや苦しみをなくしていけるように、私たちは学び続けていかなければなりません。
 私たちは、お互いを尊重し、お互いを大切にし合い、お互いに親切にし合い、お互いに助け合って生活していかなければなりません。切なく、寂しいことがあって、そのことを乗り越えようとする時、互いに寄り添い合う「優しさ」が「生きる希望」につながります。そして、高校時代に多くの教科・科目を懸命に学ぶことをとおして養う「思考力」・「物事の見方」・「考え方の枠組み」は、絶対的な正解のない「人生の問い」に対峙し、「自分の答え」を見つけるうえで役立つ「生きる力=強さ」につながります。私たちの日々の学びは、競争に勝つよりも、互いに助け合い、高め合うための学びととらえたいと考えます。皆さんには、高校生活の中で、互いを認め、励まし合う健全な友人関係を築き、一日一日を大切にし、「他者への優しさ」と「負けない強さ」を培っていってほしいと思います。

 新しい1年が、皆さんにとって素晴らしい1年となることを心から願っています。健闘を祈ります。

球技大会

学校祭の代替行事として、球技大会を実施しました。大会スローガンの中に「NO密を意識しながらも濃密な思い出を!」とあるように、新型コロナウイルス感染症と熱中症との両方に十分に配慮しながらの競技や応援となりましたが、今年度初の全校生徒そろっての行事でもあり、思い出に残る球技大会になったのではないかと思います。

 
 
  

第3学年進路懇談会

今日の3年生のLHRは、卒業生を迎えての進路懇談会でした。AO、推薦、一般とそれぞれの入試で希望する大学に合格した先輩たちの話に、進路実現を間近に控えた3年生は真剣に耳を傾けていました。8名の卒業生のみなさん、大変ありがとうございました。

日光自然探究学習

今年も数理科学科1年生の日光自然探究学習に参加しました。新型コロナウイルスへの感染防止のため日帰りでの活動でしたが、生徒たちは講師の方々のご指導のもと、充実した探究学習ができました。私も植物班のフイールドワークに参加し、湯ノ湖周辺の樹木について学ぶことができました。
 
植物班フィールドワーク開始     樹木の高さを測定
 
幹の直径を測定                           太い樹木はメジャーで
 
動物班の発表                              指導者からのアドバイス

交流試合2回戦

交流試合の2回戦は、青藍泰斗高校との大一番です。1回表1点先制、2回裏1-2と逆転され、4回裏追加点を奪われ1-3とされるも、5回表に連打で再逆転し4-3とリード。しかしその裏、この日2本目のホームランを打たれ4-5と、あと一歩のところで勝利を逃しました。試合に出なかった選手やマネージャー、先生も保護者の皆様も含め、チーム一丸となって全力で試合にのぞんでいました。みんな、よく頑張りました。そして、感動をありがとうございました。


連打で再逆転へ

試合終了4-5あと一歩

高校野球交流試合1回戦

全国高校野球選手権大会栃木大会の中止を受け、県高野連が独自開催する交流試合に、大会参与として観戦する機会に恵まれました。初戦の足利清風高校は3-0で勝利し、次の2回戦は栃木県最強とも言われる青藍泰斗高校との対戦になります。


満塁のチャンス

3-0で勝利 校歌斉唱

疫病退散

教室棟4階に現れた「アマビエ様」が校長室にもやってきました。「病が流行ったら私の写し絵を人々に見せよ」と言い残し海へ消えたという言い伝えがある妖怪です。新型コロナウイルスへの感染防止対策として臨時休業が続いていますが、少しずつ学校再開に向けた動きが出てきました。生徒のみなさんも、もうしばらくの間、感染症対策を徹底するとともに、家庭学習に取り組んでください。

日本工業大学との連携教育協定締結式

12月18日(水)、日本工業大学と本校との高大連携教育に関する協定書の締結式を行いました。日本工業大学側からは、成田健一学長をはじめ8名の先生方に来校していただき、私と成田学長の挨拶の後、お互いに協定書に調印し、無事連携教育協定が結ばれました。今後、この連携教育が両校の発展と日本の科学技術の発展に寄与できる人材の育成へとつながることを願います。

尾花也生書展

12月3日、栃木県総合文化センター2階ギャラリーにおいて開催中の、尾花也生(やよい)先生の個展に行ってきました。尾花先生は、本校の指標「聡・直・剛」の揮毫をしていただいた方です。今回の個展のために年代ごとに選りすぐられた100点は、いずれも素晴らしい作品ばかりでした。




課題研究等発表会

11月20日(水)、とちぎの高校生課題研究等発表会が、宇都宮市のとちぎ福祉プラザで開催されました。本校からは数理科学科1年生がポスターセッションに参加し、ミミズの遺伝学的解析に関する研究についての発表を行いました。

バドミントン女子団体ベスト8

11月3日(日)、栃木県高等学校新人バドミントン選手権大会が県体育館で行われ、本校女子バドミントン部は、2回戦宇都宮清陵、3回戦真岡女子をともに3-0で破り、ベスト8に入りました。5日の準々決勝も全力プレイで頑張ってください。

ウインターカップ、ベスト4!

11月2日(土)、3日(日)、全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)県予選会において、本校男子バスケットボール部は、準々決勝で82-73と宇都宮高校との接戦を制しましたが、準決勝では宇都宮工業高校に99-65と敗れました。関東予選、全国予選に続き、3大会連続でのベスト4となりました。



高校進学フェア

9月23日(月・祝)、栃木市の栃木文化会館展示室において、栃木県高等学校進学フェアが開催されました。本校ブースには50組を越える中学生・保護者が訪れ、説明を聞いたり質問をしたりしてくれました。別室に用意した200部の学校案内パンフレットも1時間くらいでなくなってしまいました。パンフレットが配布できなかった、また、直接対応ができなかった中学生・保護者の皆様、申し訳ありませんでした。

ソフトテニス部、ベスト8逃す

9月21日(日)、くろいそ運動場テニスコートにて、県高校ソフトテニス新人大会の男子団体戦が行われました。本校チームは初戦の宇都宮高校戦を1-4,4-0,4-2と勝利した後、8決めで第5シードの今市工業高校と対戦しました。4-2,1-4で迎えた第3ダブルスは3-0リードの後、相手の驚異的な粘りで3-3とされファイナルゲームに突入しました。ファイナルでは4-2から5-5と追いつかれ、5-6の相手マッチポイントをしのぎ6-6、7-6とマッチポイントを握るも7-7と跳ね返されるという大接戦の末、最後は7-9で惜しくもベスト8を逃しました。次の大会では、この敗戦を生かして大いに活躍してくれることを期待しています。




総文祭開会式

9月19日(木)、第41回栃木県高等学校総合文化祭総合開会式が宇都宮市文化会館で行われました。本校からは科学部が、全国総文祭佐賀大会の自然科学部門で発表した研究のポスターセッションをホワイエで行いました。本校生の熱のこもった説明は、会場を訪れた多くの先生方に大好評でした。

自然探究合宿第2日

8月2日(金)、探究合宿第2日の午前中は、動物、植物、昆虫、鳥、菌・地衣類、地質の各分野に別れ、講師の先生方の案内・説明を受けながら、フィールドワークを行いました。午後は、講師の先生方に質問をしたりしながら探究活動のまとめを行った後、発表会も行いました。





奥日光自然探究合宿

8月1日(木)、数理科学科1年生の自然探究合宿第1日は、午前中、日光自然博物館において全体研修(講話)と施設の見学を行いました。午後は、戦場ヶ原赤沼自然情報センターから低公害バスで西ノ湖入口まで行った後、ネイチャーガイドの仲田佳祐先生の案内のもと、西ノ湖、そして千手ヶ浜までの自然観察を行いました。3時間を越える長丁場でしたが、明日の班別探究活動につながる素晴らしい内容でした。



小山吹奏楽フェス

7月20日(土)、小山市立文化センター大ホールで開催された小山地区吹奏楽フェスティバルに行って来ました。本校吹奏楽部も日頃の練習の成果を発揮し、立派な演奏を聞かせてくれました。吹奏楽部のみなさん、今月末の栃木県吹奏楽コンクール、心を一つにして頑張ってください。

高校野球開会式

7月12日(金)、第101回全国高校野球選手権栃木大会の開会式に出席してきました。霧雨の中でしたが、本校野球部の選手たちの正に凛然とした入場行進、宇短大附属高校生の会場に響きわたる大会歌独唱、宇都宮高校主将の野球への思いが詰まった選手宣誓などに、改めて高校生の素晴らしさを感じました。



男子バスケット部、第3位!

6月23日(日)、全国高校総体県予選会の決勝及び3位決定戦が行われ、本校チームは宇短大附属高校と第3位をかけて対戦しました。53-45でむかえた最終ピリオド、終盤に逆転を許し、残り1分を切り62-65とされタイムアウト。64-65と1点差に迫り、残り22秒相手ボール。必死の守りでマイボールとし残り7秒。気迫の攻めで66-65と逆転すると、相手チームの最後の攻撃をしのぎ、見事第3位を獲得しました。



男子バスケット部、決勝進出ならず

6月22日(土)、全国高校総体県予選会の準決勝、本校男子バスケットボール部は宇都宮工業高校と対戦しました。15-20,15-20,13-13と10点差でむかえた最終ピリオド、55-58と3点差に詰め寄り会場は大いに盛り上がりましたが、最後は63-78と押しきられ、決勝進出はなりませんでした。明日の3位決定戦、頑張ってください。



男子バスケット部、ベスト4!

6月15日(土)、16日(日)と全国高校総体バスケットボール競技栃木県予選会が行われ、本校男子チームは栃木工業高校に99-53、大田原高校に103-58と連勝し2大会連続のベスト4となり、来週の準決勝に進出しました。





剣道部、男子団体予選リーグ突破!

6月8日(土)、関東高校剣道大会が東京武道館で開催され、本校剣道部は、男子団体戦において予選リーグ2試合に連勝し、明日の決勝トーナメントに進出しました。女子団体戦は初戦を僅差で落とし、2試合目は快勝したものの惜しくも決勝トーナメント進出を逃しました。



自然探究合宿事前指導

6月4日(火)、数理科学科1年生の自然探究合宿事前指導が行われました。日光市に在住のネイチャーガイド宮地信良先生を講師にお迎えし、「奥日光の自然」と題した講義を受講しました。宮地先生は、奥日光の地形・地質、動植物や昆虫などについて、スライドの写真や鳥や虫の鳴き声などを使ってお話してくださり、あっという間に時間が過ぎました。

サッカー部、インターハイ県予選戦初戦突破

6月2日(日)、宇都宮市のグリーンスタジアムサブグラウンドにおいて、全国高校総体サッカー競技栃木県予選会の2回戦が行われ、本校サッカー部は宇都宮北高校に2-1で勝利し、来週の3回戦に駒を進めました。



バドミントン部、関東大会

6月1日(土)、宇都宮市体育館において、関東高校バドミントン大会が開催されました。男女アベック出場をはたした本校チームでしたが、男子は東京都の小岩高校、女子は埼玉県の本庄第一高校に敗れました。この経験を次の大会に生かして頑張ってほしいと思います。

  
  

男子バスケットボール部、ベスト4!

5月18日(土)・19日(日)、県高校総体兼関東予選第3・4日、本校男子バスケットボール部は、ブロック決勝で宇都宮高校に64-56で勝利し、宇都宮工業・文星芸大附属・宇都宮北との決勝リーグに進出しました。決勝リーグでは勝利することができず第4位となりましたが、文星戦では第1ピリオド25-21、第2ピリオド19-17とリードする場面もあり、次の大会が大いに楽しみです。



宇大おやまサテライト塾

5月18日(土)、小山駅ロブレ6階の小山市立生涯学習センターホールにおいて、宇都宮大学おやまサテライト塾の開校式並びに第1回の講義等が行われました。本校からは約30名の生徒が参加し、地域デザイン科学部4年生による研究紹介や、同学部建築都市デザイン学科、コミュニティデザイン学科、教育学部学校教育教員養成課程の各先生からの講義を受け、大学での学びを肌で感じることができたようでした。

男子バスケットボール部、ベスト8

5月12日(日)、県高校総体兼関東予選第2日、矢板中央高校体育館において、本校男子バスケットボール部はベスト8をかけ、宇都宮短大附属高校と対戦しました。第1ピリオドはリードを許すも第2ピリオドに逆転し、その後は息詰まる接戦となりました。第4ピリオド残り35秒に同点に追い付くと、フリースローで得た1点を守りきり、70-69で勝利しました!



男女バスケットボール部、第2日へ

5月11日(土)、本校第1体育館において、県高校総体兼関東高校バスケットボール大会県予選会第1日の8試合が行われました。男子は佐野東高校に90-54、足利工業高校に111-48と連勝、女子も黒羽高校に111-35と快勝し、今日の第2日の試合に進みました。男女バスケットボール部の皆さん、全力プレイで頑張ってください。



剣道部、女子個人戦優勝!

 5月11日(土)、県南体育館で行われた県高校総体兼関東高校剣道大会県予選会の女子個人戦において、見事優勝しました!昨日準決勝した男子団体、第3位の女子団体とともに、関東大会での活躍を期待しています。



高校総体陸上競技 第1日

5月11日(土)、県高校総体の総合開会式に出席した後、県総合運動公園陸上競技場での大会に参加中の陸上部の応援に行って来ました。夏のような暑さと厳しい日差しの中、生徒たちは全力で競技していました。



吹奏楽部演奏会

5月6日(月)、小山市立文化会館小ホールにおいて、本校吹奏楽部の定期演奏会が行われました。新緑の季節に開催されるグリーンコンサートも今年で7回目。足を運んでいただいたお客様方に、新元号の「令和」のように「美しいハーモニー」を届けることができたように思いました。

女子バレーボール部、実力出せず

5月4日(土)、佐野市のアリーナたぬまにおいて、県高校総体兼関東高校バレーボール大会県予選会が行われました。本校女子バレーボール部は1回戦で足利清風高校と対戦しまいたが、実力を発揮できず残念ながら0-2で敗退となりました。

卓球部、善戦

5月2日(木)、TKCいちごアリーナ(鹿沼総合体育館)において、県高校総体兼関東高校卓球大会県予選会の男女シングルスが行われました。本校からは男子5名、女子1名が出場し善戦しましたが、3回戦に進むことはできませんでした。明日のダブルスでの奮闘を期待しています。

女子バドミントン部も関東大会出場権獲得!

4月29日(月)、女子バドミントン部も、代表決定戦で宇短大附属高、宇都宮中央女子高に連勝し、第6代表として関東大会への出場を決めました。順位決定戦3連敗からの出場権獲得に、生徒たちの「あきらめない気持ち」を強く感じ、応援していた自分の方が、逆に力をもらった気がしました。



男子バドミントン部、関東大会へ

4月29日(月・祝)、県南体育館で行われた県高校総体兼関東高校バドミントン大会県予選会において、男子バドミントン部はベスト8に入りました。順位決定戦では第5位に入り、代表決定戦で日光明峰高校に敗れたものの、第6代表として関東大会への出場を決めました。

サッカー部、惜敗

4月27日(土)大型連休初日、矢板市のフットボールセンターにおいて、県高校総体サッカー大会の1回戦、益子芳星高校戦が行われました。前半0-0で迎えた後半、攻め込む時間が続きましたがゴールを奪えず、スコアレスのままPK戦となりました。5人ずつ蹴って3-3でサドンデスへ、決着は8人目でつき5-6で惜しくも敗れました。生徒たちは、応援も含め、よく頑張っていましたが残念でした。

春季大会一回戦、校歌声高らかに

4月20日(土)、春季県高校野球大会の一回戦対宇北戦が行われました。先制されるも逆転し、同点にされた後リードするも再び追いつかれ、逆にリードを許すも追いつくという大接戦となり、5-5で延長戦に入りました。
勝利の女神は、終盤のピンチに一塁ランナーを二度も刺した本校に微笑み、11回表に一挙8点をあげ
13-5で勝利しました。思い切り校歌を歌う姿に、昨年夏の甲子園でのワンシーンが思い出されました。



土曜課外スタート

4月20日(土)、土曜課外がスタートしました。第1回目の今日は、部活動の大会等による認欠者
もいる中、8時30分からの1時間目の授業に生徒たちは真剣に取り組んでいました。



テニス部、女子ダブルスベスト8

4月13日(土)、県高校総体兼関東高校テニス大会県予選会の応援に行ってきました。第1日は
男女ダブルスが行われ、本校からはそれぞれに2組ずつが出場しました。その中で、女子1組が
初戦を6-4、2回戦を7-5の接戦で勝ち上がると、3回戦も6-3で勝利しました。準々決勝では、
準優勝したペアに敗れはしましたが、見事ベスト8に輝きました。今後の活躍が楽しみです。

iP-U成果発表会・修了式

4月7日(日)、宇都宮大学アカデミアホールで開催された、宇都宮大学グローバルサイエンス
キャンパス成果発表会と修了式に出席してきました。午前中の成果発表会には本校から
2チームが参加し、「乳酸菌による糸状菌お繁殖抑制効果についての検証」とインドネシアの
トウガラシに発生するベゴモウイルスの多様性」についての研究成果の発表を行いました。
2チームとも、大勢の聴衆の見つめる中、立派な発表ができました。午後のポスターセッション
の後、修了式が行われ、宇都宮大学の卒業生と同じ青いストールをいただきました。





野球部、県大会へ

4月6日(土)、春季大会南部地区予選の応援に行ってきました。
本校野球部は佐野松桜高校と対戦し、4-1で勝利し、県大会出場となりました。
1回表の満塁のピンチを0点に押さえると、2回裏ダブルスチールで先取点を奪いました。
5回表の満塁のピンチは、同点にされるも継投で乗り切り、6回裏のツーランホームラン
で勝ち越しました。7回裏には、代走の盗塁をを生かし追加点をあげ、見事勝利をおさめました。
応援してくださいました保護者を始め、同窓生、地域の皆様、ありがとうございました。

校長だより⑭ 100周年テーマ

「不屈のあゆみを次の100年へ」 平成30年に創立100周年を迎える小高記念事業のテーマです。これまで時代の流れや地域の要請に応えながら幾多の変遷を重ねてきた本校ですが、その都度、柔軟に対応し前進してまいりました。その歩みを止めることなく、さらなる発展を同窓会、PTA、地域とともに目指していこうと決定されました。

校長だより⑬ 聡輝祭


天候にも恵まれたくさんの皆様にご来場いただき「聡輝祭」無事に終了いたしました。ありがとうございました。(写真は数理科クラスの熱気球の打ち上げです。)

ツバメの雛 救出作戦

本校には毎年たくさんのツバメが飛来し、巣作りに励んでいます。夏休みの初日(7/22)にその中から一羽の雛が巣から落ちてしまいました。教頭さん、事務長さんを筆頭に多くの教職員が協力して雛を救出し、無事に親鳥のもとに戻すことができました。
改めて、小高教職員のチームワークの良さを見せてもらいました。

校長だより⑪ 激励会


今年も激励会の季節になりました。

開会に先立って大学受験に向けた激励の標語の表彰を行いました。
「大丈夫 信じる力 出し切れば 
          なりたい自分に 一歩近づく」

上の句は進路指導部長の田中先生、続く下の句は2学年下野さん制作の合同作品です。

センター試験まで一月切りましたが、まだやれることはたくさんあります。
スポーツでも最後の調整は難しいところですが、皆さんは今が伸び盛りです。
余計なセーブをすることなく、開会の挨拶で話したように北京オリンピックの日本競泳チームと同じく「否定語を使うな、全力投球、一気に駆け上がろう!」を合い言葉に、ゴールは2次試験の先に設定し一気に駆け上がってください。

激励会は各部、各団体とも3年生に対して心のこもった素晴らしい内容でした。
3年生も大いに楽しんで気分転換がはかれたようです。