日誌

記事

ウニの発生実験・幼生飼育(2019年度冬期)⇒無事稚ウニに変化

臨時休業中ですが、学校で飼育を継続しています。
現在の様子をお伝えします。

◆飼育開始から1か月を過ぎてプルテウス幼生は8腕幼生に変化しました。
◆お茶の水女子大学湾岸生物教育センターより、餌の付着藻類(プラスチック小片)が届きました。(3月3日)
◆幼生を飼育している容器に付着藻類の付いたプレートを沈めます。
 右下角付近にあるプラスチック片に藻類が付いています。

◆この藻類を餌として摂食すると、プルテウス幼生は稚ウニに変化します。
  0.5mmに満たない大きさですが、管足を動かす姿はりっぱなウニです。

(参考)成長について
 「いつ、食べられるようになるの?」という質問をたびたび受けますが、
 ・稚ウニが食べられる大きさになるのは、海で3年ほど育ってからです。
 ・最初0.2mmほど、半年後2~3mm、1年後17~20mm、2年後30mm、3年後40mmに成長します。 

◆動く姿はこちら↓

   Video_uni1.mp4

特別講座「草木染めの科学」(2月27日)

昨年度まで、本校のSSHの課題研究でもご指導いただ佐々木 和也先生をお招きし、天然繊維素材や染料の研究についてお話しいただきまました。
◆校内の桜(ソメイヨシノ)の剪定を行った際に、確保した枝から取り出した色素で布を染める実習も行いまました。
◆開催日時:令和2年2月27日(木)16:35~18:00
◆会   場:生物実験室(参加者17名)

【桜染め試作】

◆今後の展望
 昨年度先輩方が取り組んだウォードの染色性に関する研究、日本伝統のタデ藍の染色性に関する研究など、興味深い探究テーマを紹介いただきました。