日誌

チャレンジショップ活動日誌

会議・研修 起業家精神育成事業成果発表会

 1月16日(月)栃木県庁東館講堂にて起業家精神育成事業成果発表会が行われました。7月の起業家精神育成事業コンペティションで企画が採用された5校が、事業実施報告を行います。チャレンジショップ実行委員会では、企画部の3年生4名、2年生3名が代表として発表しました。

 展示ブースでは、一般企業の方々や他校生に向けた成果物の説明をしました。あずま袋や巾着、のぼり旗、チラシなど製作したものを手に取って見て頂き、ご講評頂きました。

 また、各校代表生徒と一般企業の方々とのパネルディスカッションでfは、販売や製作についてプロ目線のアドバイスを頂きました。


 

以下は、成果発表に参加した金子さんの感想です。

 

「今回の取り組みで、平岩様をはじめご協力頂いた地域企業の方々との交流で、人とのつながりの大切さを学ぶことができました。縫製などわからないことが多かったですが、アドバイスを頂きながら製作しました。試行錯誤した商品が完成したときの達成感を、今でも忘れられません。ご協力頂いた方々のおかげで、自分を成長させることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。今後もこのような機会があったときには、さらに交流を深めていってほしいです。」

 
 

花丸 学生チャレンジショップ日誌⑱企業の方との講評会

 起業家精神育成事業でお世話になった企業の方々へ、新商品のプレゼンテーションと講評会を行いました。

 

 株式会社耕工房 代表取締役社長 平岩様より、商品の用途を考えたサイズに仕上がっているとご講評頂きました。しかし、裏側(裁断や縫製)などの見えない部分にも気を配り、実際の用途とは別の使い方も想像することが大切とのことでした。平岩様は「用と美」をコンセプトに、実用的な製品を製作していらっしゃいます。長く使われているものは、使いやすいものが多いとのことで、今後は形のバリエーションを増やすと良いとご助言頂きました。プロのデザイナーである平岩様にご指導頂き、デザインをする際の考え方が変わりました。これからも、使う人のことを考えたデザインを心がけていきたいです。

 




 

 株式会社コスモ プリント事業部 大島様より、図案やコンセプトは良いが、ターゲットにしている年齢層(30~40代)よりも高年齢の方向けになっているようだとご指摘を受けました。また、縫い目の粗さや生地の端の処理を改良すれば、製品のクオリティを高められるとご助言頂きました。縫製の段階で、品質の良し悪しが決まるため、縫い目の細かさまで設定すると安定した生産ができるとのことです。自分たちの仕事に自信を持って、お客様のことを第一に考えることが大事だと改めて知りました。

 





 

 今回は、初めて挑んだ縫製作業に苦戦し、反省点がたくさんありました。企業の方からご意見を頂くことで、今まで見えていなかったものや改善方法に気づくことができました。
 ご助言頂いたことを踏まえ、改良を加えた試作品を製作しています。今までよりも使いやすく、より良いものにしていきたいです。

平岩様、大島様、大変お忙しいところご講評頂きありがとうございます。

 

花丸 学生チャレンジショップ日誌⑰反省会

 122日(金)チャレンジショップを無事に終え、実行委員会と先生方で反省会を実施しました。事前にアンケート調査を行い、チャレンジショップの準備期間、販売当日を振り返ってよくできたところや改善点を挙げて話し合いました。
 
 
 

 来年度に向けて、より良いチャレンジショップにできるように、後輩へ引き継いでいきたいです。
 以下は、まとめ役として奮闘した実行委員長と各部長のコメントです。みなさんお疲れ様でした。

 

◆実行委員長 金子さん

 7ヶ月間の準備を経て、無事にチャレンジショップを終えることができてよかったです。実行委員長としてみんなをまとめることの大変さ、重圧などは今まで味わったことが無く、とても良い経験になりました。これから次の年に向けて反省点、改善点などを挙げて、後輩へ引き継いでいきたいです。

 ご来店下さった方々、ご協力頂いた企業の方々、先生方、12年生、本当にありがとうございました。

 

デザイン部長 坂田さん

 デザイン部長として、3年生として頑張ってきました。まだ先だと思っていた本番もすぐに終わってしまい、あっという間だったなと思いました。

 初めてのことが多く右往左往してしまい、12年生にはたくさん迷惑をかけてしまいました。皆さんのおかげで、ここまでやってこれたと思っています。ありがとうございます。

 

製造部長 梁川さん

 今回はシルクスクリーンの多色刷りや、ストールの絞染めなど初めてのことに挑戦しました。効率良く作業することや、失敗無く製造することは大変で、後輩にも迷惑をかけてしまいました。しかし、各部で協力し、後輩たちがサポートしてくれたおかげで、良い商品が作れました。ありがとうございます。商品製造に携わり、たくさんのことを体験しながら学ぶことができ、良い経験になりました。

 

店舗装飾部長 若林さん

 部長として、店内の装飾やPOP制作の準備を頑張ってきました。その努力が形となり、素晴らしいチャレンジショップにすることができて嬉しいです。

 多くの方々に見てもらうことを考慮しての作業は大変でしたが、滅多にできない貴重な体験ができて本当に良かったです。皆さんお疲れ様でした。

 

宣伝部長 齋野さん

 今回のチャレンジショップでは新しい取り組みが多く、分からないことも多くて大変でしたが、仲間と協力し、支えあってここまで来れました。1,2年生もとても頑張ってくれて、すごく助かりました。ありがとうございます。

 

会計部長 須藤さん

 “お金を扱う”というのは、決して簡単なことではありませんが、無事に終えることができ、心から良かったと感じます。1,2年生の時とは違い、“会計部の先頭に立つ”という役割が新たに加わったため不安もたくさんありましたが、周りの力がとても大きく、感謝でいっぱいです。

 

渉外部長 松崎さん

 渉外部は今回、ワークショップの企画、運営をしました。初めて取り組むことばかりでしたが、みんなが協力してくれたので、当日たくさんの方に楽しんで頂くことができたと思います。ありがとうございます。

花丸 学生チャレンジショップ事業⑯本番!

 11月19日(土)、20日(日)に、市内の旧クリスマス薬局跡地にてチャレンジショップを開催しました!

 シルクスクリーン印刷のエコバッグやTシャツ、天然染料で染めたシルクストールなどの繊維製品と、福島にある農園「ゆうゆうファーム」のジャムやお菓子を販売しました。

  新商品の「あずま袋、巾着、ハンカチ」は、足利の観光名所でカラーハンティングをした色を取り入れ、足利の景色や思い出を持ち帰って頂けるようにと考案しました。また、新たな試みとして行った、消しゴムはんこでイベントカードを制作するワークショップも、リピーターが続出するほど大好評でした。”ものづくりの楽しさ” 皆さんに伝わったでしょうか!?

 

 起業家精神育成事業でお世話になっている株式会社耕工房 平岩様、繊維技術支援センター 井田様、足利市役所 奈良原様、武井様、学校の先生方をはじめ多くの皆様にご来店頂きました。誠にありがとうございました。
 
 

花丸 チャレンジショップ日誌⑮「商品紹介」

チャレンジショップで販売する商品の一部を紹介します。

巾着、あずま袋、ハンカチ
インクジェットプリンタで昇華転写印刷をした布製品です。
足利の名所でカラーハンティングした色を用いています。
足利の景色を、色とともにお土産としてお持ち帰りください。
 



シルクストール
天然染料(藍、茜、ログウッドなど)を使い、染色を行いました。
今回は、絞り染めという技法に初挑戦!さまざまな模様を浮かび上がらせました。
   


エコバッグ、Tシャツ
シルクスクリーン印刷で2色刷りに挑戦しました。
足利をPRできるように、足利の名所や名物をモチーフにしています。
2色刷りは大変でしたが、綺麗に柄がでました!
  


商品販売と合わせて、今回初めてワークショップも行います!
チャレンジショップ実行委員の生徒が彫った消しゴムはんこで、
クリスマスやお正月に向けたイベントカードを作ってみませんか?
エコバッグを購入して頂いた方には、布用インクでのスタンプも
行う予定です。世界でひとつだけの、あなただけのアレンジも
できちゃいます!


昨年に引き続き、福島にある農園「ゆうゆうファーム」様の
ジャムやお菓子などの商品も販売いたします。
足利観光や足工のチャレンジショップをぜひお楽しみください。
みなさまのご来店をお待ちしております。




花丸 チャレンジショップ日誌⑭「各部の活動」

チャレンジショップに向けて準備をしてきた実行委員の活動内容と各部長のコメントを紹介します。



企画部
チャレンジショップの企画立案、起業家精神育成事業でのプレゼンテーション、商品開発を担当。

今年で7年目となるチャレンジショップですが、今年初めて課題研究での企業家精神育成事業の内容を組み込み、新商品としてあずま袋、巾着、ハンカチの製造をしました。新しいことに戸惑い悩むこともありましたが、地域の企業の方々と協力してできたことがとても嬉しいです。開催日まで残りわずかとなりましたが、最後まで全力で取り組んでいきたいと思います。(実行委員長 金子)




デザイン部

商品やチラシ、のぼり旗のデザインを担当。

産業デザイン科で学んだことをしっかりと活かせたと思います。お客様の求めているデザインを考えるのは難しかったですが楽しかったです。当日は笑顔で頑張りたいと思います。(デザイン部長 坂田)





製造部

商品製造、検品、管理を担当。

製造部では製版や染色、縫製を行いました。シルクスクリーンの製版や染色は新しく挑戦したこともあり難しかったですが、協力して良い物ができたと思います。縫製も綺麗に仕上がりました。本番は楽しく頑張りたいと思います。(製造部長 梁川)




店舗装飾部

店舗装飾計画、商品レイアウト、ポップ制作を担当。

足利銘仙を取り入れた和風のポップ作りをしました。誰にでも見やすいようポップを考えるのはとても大変でしたが、いい勉強になりました。本番でも頑張りたいと思います。(店舗装飾部長 若林)





渉外部
来店者に向けたワークショップの企画立案、準備

渉外部ではワークショップを開催するために消しゴムはんこを制作しました。それぞれがしっかりと考え、みんなと協力して作業できていたので良いものができたと思います。当日はたくさんの人に楽しんでいただけるように頑張ります。(渉外部長 松﨑)





会計部

会計書類作成、レジ研修、会計業務担当

商工会議所の長島様ご指導のもと、レジ研修を行いました。少ない時間ながらも真剣に取り組むことが出来たので、本番ではミスをできるだけ少なく、そして楽しく終われたらと感じます。(会計部長 須藤)





宣伝部
撮影記録、ホームページ、チラシ制作、配布など宣伝活動を担当。

授業で習った一眼レフカメラを使い、実行委員の活動の様子を撮影しました。
ホームページ更新や海外からの観光客へ向けたチラシ作成など忙しかったですが、
やりきることができました。当日は成功させたいです。(宣伝部長 齋野)




花丸 チャレンジショップ日誌⑬「10月の取り組み」


1011日(火)、14日(金) 

繊維技術支援センターにて、インクジェットプリンタ研修を行いました。主任研究員の井田様、鎌田様にご指導頂き、試作品を印刷します。
表面がザラザラした質感のアムンゼン(ポリエステル)の生地を切り、下準備として糊付けをして乾燥させます。


 

 



インクジェットプリンタで印刷し、後処理として蒸し、水やお湯で数回洗浄後に乾燥させてアイロンがけをします。

水仕事が多く、体力が必要な作業でした。プリンタで綺麗に印刷されたものを蒸すと、さらに鮮やかな色に変化したので驚きました。



 
 


完成した布で試作品を製作して、商品の完成イメージを膨らませます。

井田様、鎌田様大変お忙しいところご指導頂きありがとうございました。

花丸 チャレンジショップ日誌⑫「9月の取り組み(2)」

9月20日 

川島捺染様にて、京友禅の手捺染工程と工房の見学をさせて頂きました。また、今回の取り組みでお世話になった企業や職人のポスターを製作するため、倉重写真事務所様に、一眼レフカメラを使用した人物や商品の撮影をご指導頂きました。

京友禅は、板の両側に反物を貼り付けて捺染をします。エアブラシでの吹き付け作業や色の見え方についても教えて頂きました。素早い手つきで作業をされる川島様を撮影するのは難しかったです。構図やアングル取り方についてアドバイスを頂き、意識しながらシャッターを切ることができました。

川島様、倉重様大変お忙しいところご指導頂きありがとうございました。



 
 

花丸 チャレンジショップ日誌⑪「9月の取り組み(1)」

足利銘仙展示見学

9月12日 織物伝承館にて、足利銘仙の展示と染織設備を見学しました。

足利の歴史や銘仙のポスターなども展示されています。

織物伝承館では、天然染料での染色体験ができるそうです。

市内企業の繊維製品や足利銘仙を使用した小物も販売しており、

チャレンジショップ商品開発の参考になりました。

 

また、11月15足利市立美術館での展示「VIVID 銘仙 ―煌めきのモダンきもの―」も

見学しました。足利銘仙の図案やポスター、伊勢崎銘仙など鮮やかでモダンな作品ばかりでした。銘仙の特徴である絣や手描きの図案を間近で見ることができて、とても勉強になりました。

織物伝承館、足利市立美術館のみなさま、見学させて頂きありがとうございました。

 

花丸 チャレンジショップ日誌⑩「会社見学」

プロの技や最新設備など、本物を学ぶための会社見学に過日行きました。

株式会社コスモでは、プリント事業部大島様へ事前にお送りした柄をインクジェットプリンタによる昇華転写印刷で試し刷りして頂きました。自分たちで作った柄が綺麗に生地へ印刷され、とても感動しました。

 
 


次に、株式会社耕工房平岩様と桐生地域地場産業振興センターにて「世界の民族衣装展 世界の絣」アジアを中心とした絣織の衣装や装飾布を見学しました。伊勢崎銘仙をはじめ、地域それぞれ特徴のある柄や織り方を比較できました。

株式会社耕工房では、「用と美」をコンセプトとしたものづくりについてお話し頂きました。プロの方々の職場や考え方、ものづくりに対する情熱を学べて良い刺激になりました。大変お忙しいところ、見学させて頂きありがとうございました。