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野球部
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
APR 2024 Vol.97
春季県大会では、本当に多くのご声援を頂きありがとうございました。
しかし、結果は栃木高校を相手に5対6でのサヨナラ負け。この試合に勝つことを目標に、冬のトレーニングにも取り組んできただけに悔しく思っています。ただ、投打に渡っての徹底力の弱さや自分から状況を苦しくしているような部分もあり、やるべきことの多さを感じているのも事実です。夏こそ、この悔しさを晴らすべく、学校生活から見つめ直して頑張りたいと思います。多くの試合を経験して感じるのは、どのチームにも力の差はないということです。野球は難しく、本当に何が起きるか分かりません。選手にとっても大会の中で持てる力を発揮し、結果を出すことの難しさを実感するなど、夏の大会を前に貴重な経験となったはずです。1つ1つやるべきことをやり、浮き彫りとなった課題を克服できれば、本校にも十分にチャンスはあると考えています。今回の敗戦を胸に刻み、部員一同、夏に向けての再スタートを切りたいと思います。
また、コロナウィルスに翻弄された、この数年間で学んだのは、好きな野球ができることは決して当たり前でないということです。甲子園を懸けての戦いに挑むことすら叶わず、高校野球を終えた先輩もいました。部員には、感謝の気持ちを忘れずにプレーして欲しいと思っています。
最後に、今年度についても部員不足に悩むチームが多い中、本校として初となるマネージャーも含む10名の新入部員を迎えることができました。スタッフとしても、新たに鈴木章吉先生と山﨑さくら先生が加わりました。鈴木章吉先生は長年、機械科長を務めるなど経験豊富でスポーツ全般への造詣も深く、山﨑さくら先生については部員との年齢が近く、部員にとっては親近感の持てる良き相談役という役割も果たしてくれるはずです。高校野球の本来あるべき姿、そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に加え、“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和6年度も努力していく所存です。5月には次なる目標となる市内大会も控えています。中間テスト直後という難しい日程ではありますが、春季県大会の悔しさを晴らせるよう頑張ります。今後とも、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。