野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

JAN 2024 Vol.94

 令和6年も幕を開け、2年生にとってはいよいよ最後、勝負の年となりました。
 新チームのスタートからここまで本当に早かった気がします。そんな中、保護者会の協力を頂き、1月3日(水)に必勝祈願を実施することができました。この場を借りてお礼申し上げます。必勝祈願は最勝寺にて護摩を焚いて頂き、厳かな雰囲気の中、今年1年をケガなくプレーでき、悔いの残らないシーズンを過ごせるよう祈願しました。部員一同、気持ちを新たに精進していきたいと思います。改めて、気持ちの引き締まる思いがありました。
そして、36㎞マラソンについては、今回も本当に過酷なものとなりました。36㎞という距離に加え、アップダウンの激しい、厳しいコースにまずは“完走する”ことを目標に掲げ、選手1人1人が自分との戦いに挑みました。各自が限界に挑戦する姿を目の当たりにして、足工野球部員が頼もしく見えた1日でもありました。個人的には、一度決めたことは最後までやり切ることの大切さを感じています。部員は苦しみながらも完走したことにより、大きな達成感を実感したことでしょう。一見、不可能に思えるようなことでも、全員が本気になって取り組めば、大抵のことは成し遂げられるということです。今後、壁に突き当たることがあっても、この経験を自信として乗り越えて欲しいと思います。ただ残念ながら、このマラソンを走っただけでは、野球が上手くなるわけでも、打てるようになるわけでもありません。肝心なのは、この経験をもとに何を考え、どう行動するかです。
 選抜出場校も決まり、春もそこまで来ています。栃木県からは作新学院の出場が決まりました。本県代表として活躍を願うと同時に、甲子園の土を踏むという何事にも代え難い経験を積むことで、ますます強力な相手となることも意味しています。足工野球部として、昨秋は悔しい大会結果となりました。現状では、課題としているベスト8以上で勝負する実力には至らないのも事実です。本気で“甲子園”を狙えるレベルに到達できるよう、選手にはなお一層、日々の練習を大切にして来るべき春に備えて欲しいと思います。最後に、部員1人1人が「新春の抱負」を色紙に書きました。今年の目標、決意表明となっています。ご覧頂き、選手を温かく見守り下さい。本年も変わらぬ、ご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

DEC 2023 Vol.93

 今年は、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が“5類”に引き下げられ、これまでの暮らしを一変させたコロナ禍も一定の区切りを迎えました。ただ、感染者が大きく減少したわけではなく、加えてインフルエンザの流行もあり、依然として様々な点で注意すべき状況は変わりません。今まで当たり前だと思って生活できていたことが、どれだけ幸せだったかというのを実感しています。
 そんな中、本校野球部としては、複数部員による部外での問題行動が起きてしまいました。指導の至らなかった部分を感じ、関係した方々に多大なる迷惑をかけてしまったことを申し訳なく思います。再発防止のために、様々な形での話し合いの場を持ち、最終的には選手ミーティングから“足工野球部の見直すべき58のこと”を作成しました。他人事ではなく、自分のことと受け止め、1人1人が足工野球部員であるという自覚を持つことで、2度と同じことが起きないようにしたいと思います。
 そして部員1人1人が“今シーズンを振り返って”という作文を書きました。正しい自己分析と反省がなければ、大きな進歩は望めません。ご覧頂き、選手の頑張りを温かく見守り下さい。本来であれば、12月になり来春の飛躍を目指し、苦しいトレーニング期に入っているところですが、今年は大幅に予定が遅れました。ただ、普段の生活や考え方、意識が変わることで、その遅れも取り戻せるのではないかという期待もあります。部員一同、気持ちを新たに頑張ります。
 また、1月14日(日)には過酷な36㎞マラソンを予定しています。今後とも本校野球部の活動にご理解を頂き、変わらぬご支援をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

NOV 2023 Vol.92

 足利市内大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。秋季県大会後は、この大会で優勝することに目標を切り替え、練習してきました。しかし、初戦となった白鴎大足利戦は、タイブレークまでもつれる熱戦となりながら3対4での敗戦。秋季県大会の結果からも得点力不足が課題と分かっていながら、あと1点が取れませんでした。これまでの準備や取り組みについて、もっとできることはなかったかと悔いの残る試合となりました。チームのスローガンにもなっている“伝統校のプライド”を胸に秘めながら今後も練習に取り組み、この悔しさは来春に晴らしたいと思います。
 そして、11月23日には、足利地区の中学生を対象とした強化練習会を行いました。これは足利地区のレベルアップのため、市内の中学校と高校が連携して行っているものです。本校部員も普段とは違った立場から野球に接することで基本を再認識したり、教えることの難しさを実感する良い機会となったはずです。今後も切磋琢磨しながら、足利から甲子園に出場するチームが出ることを願っています。
 最後に、11月19日の試合を以て、今シーズンの全試合日程が終了しました。新チーム結成以来、皆様のお力添えにより、41試合を無事に消化できたことに感謝申し上げます。結果は17勝23敗1分け(1年生合同チームの対戦も含む)となりました。振り返れば、気持ちの整理もつかないままでの新チームスタート。土浦遠征をはじめ、猛暑の中での練習試合。そして、大会での悔しい敗戦など実に様々なことがありました。この経験を生かし、前進していきたいと思います。コロナ禍では、野球ができることは当たり前ではないことを学びました。好きな野球ができることに感謝して、1日1日を大切にしたいと思います。これからオフ・シーズンとなりますが、この時期の過ごし方が来シーズンの飛躍の鍵を握ります。“良いチーム”そして“勝てるチーム”となれるよう、これからも地道な努力を続ける所存です。今後も変わらぬご支援をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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OCT 2023 Vol.91

 10月に入り、日に日に日没が早まりました。そのため日々の練習では、強い打球を打つためのスイングやトレーニングなど、個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となっています。しかし、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回は栃木農業と合同チームでの参加となりましたが、変わらずたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 結果は、まず佐野・佐野東・清風の合同チームを相手に9対3。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験をもう1試合積む権利を得たことに意味がありました。そして地区の代表決定戦となった次戦は、佐野松桜に11対7で競り勝ち、県大会への出場権を獲得。14回目となる1年生大会で、本校としては初めての県大会出場となります。今回は、特に合同チームでの参加ということで、大会に出たというだけで終わりにしたくないという気持ちがあっただけに嬉しく思います。ただ、現状では、県大会出場に値するだけの実力がないことも事実です。県大会では作新学院との対戦が決まっており、1年生には、この時期に作新学院と勝負できる意味を理解し、できるだけの準備をして欲しいと思います。対戦しただけでは終わりたくありません。
 また、10月22日(日)には選抜の出場権を懸けた関東大会を観戦することができました。各県の代表校の対戦ということでレベルが高く、選手には刺激になったはずです。足工野球部としての目標は甲子園出場であり、そのためにはどれだけの実力が必要かを確認する良い機会となりました。この観戦を機会に、選手の意識するレベルや基準が上がることを期待しています。
 11月11日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会では、どのチームも必死であり、簡単な試合はないこと。そして大会を勝ち上がるには、絶対的に実力が足りないことを実感しました。今回の市内大会も、秋季県大会で白鴎大足利が関東大会の出場権を獲得した他、本校に加えて足利高校と足利大附属も2勝を挙げるなど、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。本校としては、初戦となる12日の準決勝を、決勝戦のつもりで臨む所存です。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。

  

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
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SEP 2023 Vol.90

 新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
 新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、佐野松桜高校を相手に3対2。思うような攻撃ができないことから相手に勢いを与え、本当に苦しい戦いでした。大会で持てる力を発揮し、勝つことの難しさを改めて感じた試合でもあります。続く高根沢高校戦についても、乱戦となりながら14対9で辛勝。初回にいきなりの6失点。雷雨による継続試合という戦いでしたが、逆境にも挫けず、選手はタフに戦いました。初戦、2回戦とも内容には問題がありながら、試合には勝ったという点では評価しています。
 しかし、ベスト8を懸けた佐野日大戦は0対5での完敗。シード校に勝負を挑むには、攻守とも明らかに力が足りませんでした。こういった相手とも戦えるだけの実力を目指し、猛暑の中でも練習してきただけに悔しく思います。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に、佐野日大とは、スイングの鋭さや守備の確実性で大きな実力差がありました。今大会を通じて浮き彫りとなった課題を克服するのは簡単ではなく、ベスト8以上を基準としての練習や取り組みを続けること。そしてチームとしての目標である甲子園出場に近づくためにも、普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性を感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるよう、チーム一丸となって努力していく所存です。
 次なる目標は市内大会での優勝となります。秋季県大会では白鴎大足利が準優勝しての関東大会出場を決めただけでなく、本校の他、足利高校、足利大附属も2勝を挙げるなど、足利勢の活躍が目立ちました。今回の市内大会も、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
 また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は7日となり、合同チームでの大会参加は、なおさら貴重な経験となるはずです。1年生チームの頑張りをご期待下さい。本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。