野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

OCT 2022 Vol.79

 10月に入り、日に日に日没が早まりました。そのため強い打球を打つためのスイングやトレーニングなど、個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となりましたが、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回もたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 結果は、小山 北桜を相手に12対1。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験をもう1試合積む権利を得たことに意味がありました。そして県大会への代表決定戦となった次戦は、國學院栃木に0対2で敗れたものの選手は持てる力を発揮し、全力で立ち向かいました。本校としては、1年生部員が9人ということで、新型コロナウィルスの濃厚接触者が1人でも出てしまえばチームとして棄権せざるを得ない厳しい状況だったため、保護者の皆様も気を遣われたかと思います。ありがとうございました。今大会は、部員不足から合同チームでの参加も目立つ中、本校は単独出場ができ、恵まれていることも感じています。1年生には、この時期の貴重な経験を今後に生かして欲しいと思います。実際に國學院栃木とはスコア以上の実力差があり、重要なのはこの後です。
 また、10月9日(日)には学生野球の“聖地”神宮球場で、東京六大学野球・秋季リーグ戦を観戦することができました。高校球児が甲子園に憧れるように、大学生の目標は神宮球場でプレーすることとなります。甲子園で活躍した選手。将来はプロ野球で活躍するであろう選手も多く、高いレベルの野球を肌で感じる良い機会となりました。本校野球部でも慶野空(帝京平成大学2年)に塩島健吾、小林蒼河(ともに関東学園大学1年)といった大学野球部に在籍する先輩部員の他、これから大学野球で頑張ろうとしている部員もいます。足工野球部としての目標は甲子園出場です。しかし、本校部員にはそれで終わることなく、その後も各々が目指す舞台で活躍して欲しいと願っています。
 11月12日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会では、悔しい延長戦での敗戦を喫しました。今回の相手は、夏の大会で敗れた足利大附属となり、この一戦を決勝戦のつもりで臨む所存です。今大会も、夏の大会で足利勢の対戦が続いたことからも意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。

  

  

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

SEP 2022 Vol.78

 新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
 新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、宇都宮白楊高校を相手に8対3。先手を取られながらも、2死後の5連打で試合をひっくり返しての逆転勝利となりました。経験の浅さが心配なチームでしたが、交流戦で3試合を戦えた経験が生き、焦らずに持てる力を発揮しての勝利は価値があると思います。
 しかし、2回戦となる宇都宮南高校戦は延長11回の末、4対5でのサヨナラ負け。リードを許しても最終回を含めて2度に渡り追いつく粘りを見せながら、あと1本が出ない本当に悔しい結果となりました。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に宇都宮南高校は、好守により各イニングで2失点目を防ぎ、逆に走塁面では大きなリードから、こちらのミスを誘うなど勝つに値するだけのプレーをしていました。今大会を通じて浮き彫りとなった課題を克服するのは簡単ではなく、ベスト8以上を基準としての練習や取り組みを続けること。そしてチームとしての目標である甲子園出場に近づくためにも、普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性を感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるよう、チーム一丸となって努力していく所存です。
 次なる目標は市内大会での優勝となります。今回の市内大会も、夏の県大会で市内対決が続いたことからも各チーム、期するものがあり、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
 また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は15日となり、この時期の大会経験は貴重な財産となるはずです。1年生チームの頑張りをご期待下さい。今後も新型コロナウイルスの感染状況により、どれだけの活動ができるか分からない状況にあります。それだけに感染には十分な注意を払いながら、1試合1試合を大切に戦いたいと思います。本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

AUG 2022 Vol.77

 今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、矢板高校の猛追に苦しみながらも8対6。続く足利高校戦は、序盤の大量得点から主導権を握り、11対4で8回コールド勝ちを収めた一方、ベスト8を懸けた足利大附属戦は、2対3での惜敗に終わりました。好投手を擁する相手を追いつめ、あと一歩の敗戦だっただけに、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、その新チームですが、今年も約1ヶ月間で20試合を消化するハード・スケジュールとなりました。結果は12勝6敗1分け(ノーゲーム1)と勝ち越し。現時点で多くの課題を抱えているのは当然ですが、メンバーも入れ替わり、苦しい戦いが予想される中で選手はよく頑張りました。そして何より、新チームのスタート時から、2年生8名と1年生9名の17名全員で、この夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
 そして、8月2日から1泊2日での土浦遠征も無事、実施することができました。県教委からの規定に従い、可能な範囲での注意を払っての実施ではありましたが、新型コロナウイルス感染の心配がゼロではない中で、保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。今回の遠征も普段とは違う環境の中、県外の様々なタイプのチームを相手に、選手は貴重な経験を積めたはずです。
 さらに、20日、21日、27日の3日間で交流戦が実施されました。初戦となった上三川高校戦は7対2。黒羽高校も6対2で退けたものの、秋季県大会のシード権を懸けた青藍泰斗戦は0対7での敗戦に終わりました。ただ、今回の交流戦は、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えを掴んだと同時に、課題も浮き彫りになるなど収穫の多いものでした。県大会を前に緊張感ある本気の戦いを3試合経験できたのも貴重です。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 最後に、これからも新型コロナウイルスの感染拡大等により先が見えず、予断を許さない状況が続きます。しかし、その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

JUL 2022 Vol.76

 

 夏の大会では多くのご声援を頂き、ありがとうございました。熱い応援に後押しされ、スタンドと一体となって戦っていることが実感できました。選手は心強かったことと思います。
 大会初戦は矢板高校との対戦となり8対6。一時は7対0とリードしながら猛追に遭い、本当に苦しい戦いでした。続く2回戦の足利高校戦は、力のある打線を警戒しながらも、序盤の得点で主導権を握れたことから11対4で8回コールド勝ち。一歩間違えば、逆の展開もあり得ただけに勝負の難しさを感じました。そして迎えた3回戦は、昨秋の優勝校である白鴎大足利を破って勝ち上がった足利大附属が相手。選手は、好投手を擁する相手にも、正面から堂々と立ち向かいました。結果は、2対3での惜敗に終わりましたが、チーム一丸となっての戦いは立派でした。今大会は、最後まで諦めないという“足工魂”を体現した戦いを後輩に見せてくれたという点でも足工野球部にとって大きな財産であり、3年生には胸を張って欲しいと思います。“このチームでもっと野球がやりたい”と思う、好チームでした。選手は本当によく頑張りました。
 また、集計してみると昨夏の新チーム結成から96試合を消化し、通算成績は57勝33敗5分け(雨天ノーゲーム1)という戦績でした。振り返れば、新チーム結成直後の夏休みをはじめ、新型コロナウィルスの影響で多くの活動が制限されるなど、決して順風満帆な1年ではありませんでした。そんな中でも1人1人が、自分との戦いに挑んだ36㎞マラソン。特別強化練習では、60本ダッシュ等にも取り組みました。そして何より、学校生活との両立に苦労しながらも頑張り抜いた日々の練習と、本当に様々なことがありました。3年生の頑張りには、頭の下がる思いです。ご苦労様でした。
 3年生にはこれから、それぞれの希望する進路実現に向けて努力して欲しいと思います。グラウンドでの頑張りがあれば、何でもできるはずです。足工のユニフォームを着て3年間野球をやり遂げたことに誇りを持って下さい。そして、3年生の保護者の皆様、今までありがとうございました。おかげさまで良い環境の中、思い切り野球をすることができました。これからも足工野球部は良き伝統を引き継ぎ、努力し続けます。今後も変わらぬご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JUN  2022  Vol.75

 日頃から足利工業野球部の活動に、ご理解、ご協力を頂き、ありがとうございます。
 今月も様々な取り組みを行い、特に6月2日からは特別強化練習を無事、実施することができました。保護者の皆様には、改めて感謝申し上げます。
 この強化練習に関しては、甲子園出場のためには県大会で6連勝する必要があることから、6という数字にこだわった走り込みのメニューが中心となりました。それにより“夏を戦い抜くための体力強化”。そして、苦しい練習を全員で乗り越えることで“チームの絆を深める”こと。さらに、練習試合に合わせた練習は敢えて行わず、体力的にも精神的にも“追い込まれた状況で、どれだけ我慢強く戦えるか”といった3つのテーマを設定しました。部員は厳しい状況の中でも、それを表に出さず、本当に頑張りました。足工野球部員の逞しさを感じた合宿でした。夏の大会で選手が、この合宿での成果を存分に発揮してくれることを願っています。
 目指すは足利工業野球部として7度目の甲子園出場。そのために日頃から、ベスト8以上の戦いで勝負できる力を意識してきましたが、まだ十分とは言えない状況です。ただ、優勝するチームは大会で“1試合1試合、勝ち上がるごとに強くなる”とも言われます。全国優勝した当時の作新学院は“決勝戦のシートノックまで上手くなれる”を合い言葉に練習、準備をしたとのことです。このことを肝に銘じ、最後の最後まで“悪あがき”をしながら大会に備えたいと思います。
 いよいよ3年生にとっては最後の大会が始まります。組合せ抽選の結果、初戦の相手は矢板高校に決まりました。選手の夏に懸ける意気込みも高まっています。選手には足工グラウンドで3年間練習してきたことを信じ、思い切りプレーして欲しいと思います。結果は自ずとついてくるはずです。選手の懸命なプレーに変わらぬご声援をお願いします。

“the worst condition is the best condition” 見せろ 足工魂!
全員で熱い夏にしよう!