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野球部
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
OCT 2024 Vol.103
10月に入り、日に日に日没が早まりました。そのため日々の練習では、強い打球を打つためのスイングやトレーニングなど、個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となっています。しかし、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回は足利清風・佐野高校・佐野東高校との合同チームでの参加となりましたが、変わらずたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
しかし、結果は國學院栃木との対戦となり、1対11での敗戦。合同チームでの参加ということで準備不足の感は否めませんが、それを別としても明らかな実力差がありました。ただ、1年生のこの時期に実力校と真剣勝負ができた経験は貴重であり、自分たちの立ち位置も確認できたはずです。重要なのは、この結果を受けてどうするかになります。
最後に、11月9日からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ秋季県大会では、どのチームも必死であり、簡単な試合はないこと。そして大会を勝ち上がるには、絶対的に実力が足りないことを実感しました。今回の市内大会も、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。本校としては、初戦となる足利高校戦を決勝戦のつもりで臨む所存です。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
SEP 2024 Vol.102
新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、宇都宮中央高校を相手に4対2。思うような攻撃ができないことから相手に勢いを与え、本当に苦しい戦いでした。大会で持てる力を発揮し、勝つことの難しさを改めて感じた試合でもありました。続く2回戦は、夏の甲子園出場校である石橋高校との対戦。しかし、結果は0対10の敗戦に終わりました。こういった相手とも勝負できるだけの実力をつけるため猛暑の中でも練習し、もっと戦える力があると考えていただけにショックを受けました。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に石橋高校とは、プレーの正確性やスピードの面で大きな実力差がありました。今大会を通じて浮き彫りとなった課題を克服するのは簡単ではなく、ベスト8以上を基準としての練習や取り組みを続けること。そしてチームとしての目標である甲子園出場に近づくためにも普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性を感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるよう、チーム一丸となって努力していく所存です。
次なる目標は市内大会での優勝となります。今回の市内大会も、意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は12日となり、合同チームでの参加は、なおさら貴重な経験となるはずです。1年生チームの頑張りをご期待下さい。本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
AUG 2024 Vol.101
今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、大田原高校との伝統校同士の一戦を5対1。続く宇都宮北高校戦も粘り強い戦いで、延長10回タイブレークの末、2対1のサヨナラ勝ちを収めました。しかし、ベスト8を懸けた佐野日大戦は1対12での敗戦。違った展開に持ち込むチャンスもあっただけに、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
そして、その新チームについては、少人数ながら、今年も1ヶ月間で12試合を消化するハード・スケジュールとなりました。現時点で多くの課題を抱えているのは当然ですが、メンバーも入れ替わり、苦しい戦いが予想される中で8勝4敗という結果は、本当に頑張りました。そして何より、新チームの結成から、2年生6名と1年生8名(女子マネージャー1名を含む)の14名全員で、特に暑かったこの夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
さらに、24日から実施された交流戦では、鹿沼東・今市・今市工の連合チームに8対1。続くブロック準決勝は、交流戦で2年連続の苦杯を嘗めている青藍泰斗との対戦になりました。選手は、今夏の県大会ベスト4に進出した相手に立ち向かいましたが、結果は0対10での敗戦。目標とするベスト8以上で戦う力をつけるには、まだまだやるべきことの多さを感じました。ただ、今回の交流戦では、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えも掴めました。大会の緊張感ある中でプレーする難しさや、スイングの弱さといった課題が浮き彫りになったのも収穫です。課題と正面から向き合い、克服できれば、本校にもチャンスがあると思っています。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
最後に、野球部員が減少し、連合チームでの参加が増えるなど、高校野球は深刻な問題に直面しています。その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JUL 2024 Vol.100
夏の大会では多くのご声援を頂き、ありがとうございました。熱い応援に後押しされ、スタンドと一体となって戦っていることが実感できました。選手は心強かったことと思います。
大会初戦は大田原高校との対戦となり5対1。8回裏の3得点でリードを広げたものの、最後まで息の抜けない試合でした。続く2回戦の宇都宮北高校戦は、両チーム譲らぬままタイブレークまでもつれる戦いとなり延長10回、2対1のサヨナラ勝ち。終盤は、絶体絶命のピンチの連続でしたが、本当によく耐えました。そして迎えた3回戦は、昨秋も敗れた佐野日大が相手。能力の高い選手を揃え、前評判の高い相手にも、正面から堂々と立ち向かいました。結果は、1対12での敗戦に終わりましたが、大会を通じて持てる力を発揮しての戦いは立派でした。今大会は、最後まで諦めないという“足工魂”を体現した戦いを後輩に見せてくれたという点でも足工野球部にとって大きな財産であり、3年生には胸を張って欲しいと思います。“このチームでもっと野球がやりたい”と思う、好チームでした。選手は本当によく頑張りました。
また、集計してみると昨夏の新チーム結成から103試合を消化し、通算成績は48勝52敗3分け(1年生合同チームの対戦も含む)という戦績でした。振り返れば、チームを見つめ直すために活動を自粛する時期があるなど、決して順風満帆な1年ではありませんでした。そんな中でも保護者の皆様のご理解をいただき、土浦遠征や関西遠征を実施できました。選手についても、1人1人が自分との戦いに挑んだ36㎞マラソン。特別強化練習では、60本ダッシュ等にも取り組みました。そして何より、学校生活との両立に苦労しながらも頑張り抜いた日々の練習と、本当に様々なことがありました。3年生の頑張りには、頭の下がる思いです。ご苦労様でした。
3年生にはこれから、それぞれの希望する進路実現に向けて努力して欲しいと思います。グラウンドでの頑張りがあれば、何でもできるはずです。足工のユニフォームを着て3年間野球をやり遂げたことに誇りを持って下さい。そして、3年生の保護者の皆様、今までありがとうございました。おかげさまで、この記録集も100号を発行するに至るなど、良い環境の中で思い切り野球をすることができました。これからも足工野球部は良き伝統を引き継ぎ、努力し続けます。今後も変わらぬご支援をお願いします。
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JUN 2024 Vol.99
日頃から足工野球部の活動に、ご理解、ご協力を頂き、ありがとうございます。
このチームでの残された時間も少なくなり、6月はチームを仕上げるべき時期になります。目指すは足利工業野球部として7度目の甲子園出場。そのために日頃から、ベスト8以上の戦いで勝負できる力を意識してきましたが、まだ十分とは言えない状況です。ただ、優勝するチームは大会で“1試合1試合、勝ち上がるごとに強くなる”とも言われます。全国優勝した当時の作新学院は“決勝戦のシートノックまで上手くなろう”を合い言葉に練習、準備をしたとのことです。このことを肝に銘じ、最後の最後まで“悪あがき”をしながら大会に備えたいと思います。
いよいよ3年生にとっては最後の大会が始まります。組合せ抽選の結果、初戦の相手は、本校が“夏の足工”と呼ばれるのに対し、“県北の雄”との異名を持つ伝統校、大田原高校に決まりました。選手の夏に懸ける意気込みも高まっています。選手には足工グラウンドで3年間練習してきたことを信じ、思い切りプレーして欲しいと思います。結果は自ずとついてくるはずです。選手の懸命なプレーに変わらぬご声援をお願いします。
“the worst condition is the best condition” 見せろ 足工魂!
全員で熱い夏にしよう!