野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
DEC 2021 Vol.69

 今年も、新型コロナウイルスの感染拡大による度重なる緊急事態宣言の発令など、大変な1年でした。かつてない状況を経験したことで、今まで当たり前だと思って生活できていたことが、どれだけ幸せだったかというのを実感しています。
 そんな中でも本校野球部は、来春の飛躍を目指して、苦しいトレーニング期に入りました。もう一段階上のレベルにステップアップするための総合的な身体能力の底上げ。ケガをしない体作り。そして課題となっている打撃力の向上や、守備での基本の徹底に加え、精神面の強化も、この時期に図りたいと思います。そのためには単調で、つらい練習の繰り返しが、どうしても必要になります。何事も根気強く、継続しないことには大きな成果はありません。冬のトレーニングを通じて、部員の1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれることを願っています。来シーズンに思い切り暴れるには、この時期の過ごし方が鍵を握ります。今は土の中に潜り、大きく根を張ることに専心したいと思います。
 そして部員1人1人が“今シーズンを振り返って”という作文を書きました。正しい自己分析と反省がなければ、大きな進歩は望めません。ご覧頂き、選手の頑張りを温かく見守り下さい。伝統校のプライドを胸に部員一同、頑張ります。
 また、1月10日(月)には過酷な36㎞マラソンを予定しています。今後とも本校野球部の活動にご理解を頂き、変わらぬご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
NOV 2021 Vol.68

 足利市内大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。秋季県大会後は、この大会で優勝することに目標を切り替え、練習してきました。しかし、結果は足利大附属を相手に3対5での敗戦。攻守に渡って実力の不足を思い知らされました。この舞台でできないのは、力が足りないということです。チームのスローガンにもなっている“伝統校のプライド”を胸に秘めながら今後も練習に取り組み、この悔しさは来春に晴らしたいと思います。
 また、例年であれば11月は、高野連・監督会主催の練習会において県の選抜選手を選び、大学生との試合を行うことで県全体のレベルアップを図ったり、中学生を対象とした強化練習会も実施していました。しかし、昨年度に続いて新型コロナウイルスによる影響で、これらの取り組みはすべて中止になっています。これらの取り組みにより刺激を受けたり、普段とは違った立場から野球に接することで基本を再認識すること、さらに、教えることの難しさを実感する良い機会となっていただけに残念に思います。1日でも早く、今まで通りの日常に戻れたらと願わずにはいられません。
 最後に、11月23日の試合を以て、今シーズンの全試合日程が終了しました。新チーム結成以来、皆様のお力添えにより例年より少ないとはいえ、33試合を無事に消化できたことに感謝申し上げます。結果は17勝13敗3分けとなりました。振り返れば、気持ちの整理もつかないままでの新チームスタート。土浦遠征をはじめ、予定した練習試合のほとんどが中止になり、活動自体も大幅に制限されました。そして、大会での悔しい敗戦など実に様々なことがありました。この経験を生かし、前進していきたいと思います。一昨年のチームは、春からの休校措置等により、58試合しかできないまま高校野球を終わりました。現チームも、これから何試合できるか分かりませんが、野球ができるのは当たり前ではないこと。さらに好きな野球ができることに感謝して、1日1日を大切にしたいと思います。これからオフ・シーズンとなりますが、この時期の過ごし方が来シーズンの飛躍の鍵を握ります。“良いチーム”そして“勝てるチーム”となれるよう、これからも地道な努力を続ける所存です。今後も変わらぬご支援をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
OCT 2021 Vol.67

 10月は中間テスト、修学旅行などの学校行事が続き、全部員が揃っての活動が制限された1ヶ月でした。そのため個々のレベルアップに主眼を置く活動が中心となりましたが、そのような状況の中でも1年生大会が実施されました。今回もたくさんのご支援を頂いたことに感謝しています。
 結果は、栃木工業を相手に1対3の敗戦となったものの、選手は持てる力を発揮し、全力で立ち向かいました。1年生同士の戦いということで当然、多くの課題はありますが、真剣勝負の貴重な大会経験を積めたことに大きな意味があるはずです。今大会は、部員不足から合同チームでの参加も目立つ中、本校は単独出場ができ、恵まれていることも感じています。1年生には、この時期の貴重な経験を今後に生かして欲しいと思います。重要なのは、この後です。
 また、10月17日(日)には学生野球の“聖地”神宮球場で、東京六大学野球・秋季リーグ戦を観戦する計画をしましたが、雨天中止となりました。高校球児が甲子園に憧れるように、大学生の目標は神宮球場でプレーすることとなります。甲子園で活躍した選手。将来はプロ野球で活躍するであろう選手も多く、高いレベルの野球を肌で感じる良い機会だっただけに残念でした。本校野球部でも慶野空(帝京平成大学1年)など大学野球部に在籍する先輩部員の他、これから大学野球で頑張ろうとしている部員もいます。足工野球部としての目標は甲子園出場です。しかし、本校部員にはそれで終わることなく、その後も各々が目指す舞台で活躍して欲しいと願っています。
 11月13日(土)からは、今シーズン最後の大会となる秋季市内大会を控えています。新チームで臨んだ県大会は、先輩が2年連続のベスト8進出を果たし、このチームにも大きなチャンスがありましたが、それを生かせませんでした。今回の相手は、好投手を擁する足利大附属高校となり、この一戦を決勝戦のつもりで臨む所存です。今大会も、白鴎大足利が県大会優勝を果たしたように意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。笑顔で今シーズンを締め括れるよう、部員一同、日夜グラウンドで練習に励んでいます。選手の懸命なプレーに温かいご声援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
SEP 2021 Vol.66

 新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
 新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、足利高校を相手に8対4。常に得点圏に走者を背負う展開ながら、踏ん張れたことで苦しい戦いを制しました。交流戦では、試合を立て直せないままの悔しい敗戦を喫しただけに、粘り強い戦いができたことに価値があると思います。
 しかし、2回戦となる高根沢高校戦は1対2の敗戦。初戦とは対照的に、チャンスの数では圧倒的に上回りながら、あと1本が出ない本当に悔しい結果となりました。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に、今大会は緊急事態宣言の発令に伴い、チームとしての活動が大きく制限されたことで、今まで以上に各自の自覚が問われる大会となりました。大会を勝ち上がるのは簡単でなく、ベスト8以上を基準としての練習や取り組み。そしてチームとしての目標である甲子園出場に近づくには、普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性も感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるよう、チーム一丸となって努力していく所存です。
 次なる目標は市内大会での優勝となります。今回の市内大会も、県大会で白鴎大足利が優勝したように意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
 また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は16日となり、この時期の大会経験は貴重な財産となるはずです。残念ながら保護者も含めた完全な無観客試合となりますが、1年生チームの活躍をご期待下さい。今後も新型コロナウイルスの感染状況により、どれだけの活動ができるか分からない状況にあります。それだけに感染には十分な注意を払いながら、1試合1試合を大切に戦いたいと思います。本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
AUG  2021  Vol.65

 今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、國學院栃木との対戦となり、1回戦屈指の好カードと注目を集めました。しかし、結果は敗戦と、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 ただ、新チームですが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言も発令されたことで、ほとんどの練習試合が中止。土浦遠征も実施できませんでした。さらに、日頃の練習から多くの制限がある中での活動となり、改めて野球ができるのは当たり前ではなく、今までがどれだけ恵まれていたかを感じた夏でもありました。
 そして、22日に実施された交流戦では、ブロック準決勝で小山西高校と対戦。選手はチャレンジャーとして立ち向かいました。しかし、結果は悔しい7回コールド、1対9での敗戦に終わりました。内容的にも投打に渡っての完敗であり、厳しい現実を突きつけられる形となりました。技術面だけでなく、苦しい展開になると、それを立て直せないまま終わるなど、逞しさという部分にも課題が残りました。ただ、練習不足はどのチームも同じであり、多かれ少なかれどのチームにも課題があるのは変わりません。それだけに課題と正面から向き合い、克服できれば、本校にも大きなチャンスがあると思っています。何れにしても県大会を前に、そういった経験ができたことは貴重だと思います。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、県立高校としては唯一の2年連続ベスト8進出という先輩方の活躍を上回るような旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 最後に、これからも新型コロナウイルスの感染拡大等により先が見えず、予断を許さない状況が続きます。しかし、その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。