野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
MAY  2022  Vol.74

 ゴールデンウィーク中は野球が中心の生活となり、保護者の皆様にも、多くのご理解、ご支援を頂き、ありがとうございました。コロナ禍にもかかわらず、幸いにも本校は、予定した活動が行えていることに感謝しています。この2年間で“野球ができる”ことや“春の大会があり、その後には甲子園を懸けた夏の大会がある”ことが、決して当たり前ではないことを学びました。今を大切に、日々の練習に臨みたいと思います。
 そして、今月からはBチームとしてもう1チームを編成(単純に1軍、2軍と分けているのではないため、この呼び方には違和感がありますが、他校に倣ってこう表記します)。別行動で並行しての練習試合も始まりました。これは努力している部員に対して、少しでも多くの活躍の場を作るためです。ケガをしている選手の戦列復帰にも役立つはずです。部員には増えたチャンスを生かすべく、元気良くプレーしてくれることを期待しています。
 また、6月は最後の追い込みの時期であり、3年生にとっては“最後の夏”まで1ヶ月になります。ケガにはくれぐれも気をつけ、あとで後悔しないだけの準備をして欲しいと思います。この夏の栃木大会も実力伯仲で、何が起きても不思議ではない状況にあります。もう一度基本に返り、1人1人が役割を果たすこと。そして勢いに乗れば、本校にもチャンスがあると考えています。引き続き、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。




“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
APR 2022 Vol.73

 春季県大会では、本当に多くのご声援を頂きありがとうございました。
 初戦となった鹿沼南高校戦は、7対0で突破。まずはこの試合に勝つことを目標に、冬のトレーニングにも取り組んできただけに嬉しい勝利でした。ただ、思い描くような試合とはならず、大会で勝つことの難しさを実感した試合でもありました。
 そして迎えた2回戦は、秋の準優勝校である文星芸大附属と対戦。昨春に続いての顔合わせとなりましたが、1対9での敗戦に終わりました。投打に渡って力負けであり、やるべきことの多さを感じています。夏こそ、この悔しさを晴らすべく、グラウンドだけでなく学校生活から見つめ直し、頑張りたいと思います。多くの試合を経験して感じるのは、どのチームにも力の差はないということです。野球は難しく、本当に何が起きるか分かりません。選手にとっても、大会で勝つ嬉しさを味わう一方、持てる力を発揮し、結果を出すことの大変さなど、夏の大会を前に貴重な経験となったはずです。1つ1つやるべきことをやり、浮き彫りとなった課題を克服できれば、本校にも十分にチャンスはあると考えています。今回の敗戦を胸に刻み、部員一同、夏に向けての再スタートを切りたいと思います。
 また、コロナ禍により、今後も様々な制限の中での活動が続きます。保護者の皆様には、そういった状況の中で、足工野球部の活動へのご理解、ご協力を頂いていることに改めて感謝申し上げます。部員には、好きな野球ができているのは決して当たり前でないこと。そして感謝の気持ちを忘れずにプレーして欲しいと思っています。
 最後に、今年度についても部員不足に悩むチームが多い中、9名の新入部員を迎えられたことを嬉しく思います。高校野球の本来あるべき姿。そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に、“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和4年度も努力していく所存です。今後とも、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。




“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
MAR 2022 Vol.72

 “春は選抜から”とはよく言われますが、待ちに待った球春を迎えることとなりました。
 今年はコロナ禍により、いつから練習できるのか。果たして、試合ができるのはいつになるのかと不安な中でしたが、成徳大高校戦を皮切りに今シーズンをスタートすることができました。まだまだ練習不足な状況ですが、やはり試合は楽しく、好きな野球ができる喜びを感じています。部員には浮き彫りとなった1つ1つの課題に対して、正面から向かい合う姿勢を持ち続けて欲しいと思っています。
 そして、今年も3月25日から28日の日程で関西遠征を実施することができました。アルバイトをして自分の遠征費を準備した経験にも、大きな意味があったはずです。今回は特に、実施にあたってのご理解、ご支援を頂いた保護者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。部員には感謝の気持ちを行動で示して欲しいと願っています。
 さらに、28日には、憧れの甲子園球場で選抜大会を観戦しました。甲子園球場の大きさに圧倒され、それを目の当たりにしたことで漠然としていた甲子園という目標が、はっきりイメージできたことと思います。試合も浦和学院vs九州国際大付、近江vs金光大阪という準々決勝の2試合を観ることができました。選手は、この場所でプレーしたいという気持ちが、改めて強まったはずで、夏には、あの土を踏めるよう頑張りたいと思います。
 最後に、春季県大会1回戦の相手が鹿沼南高校に決まりました。4月16日(土)11:30プレイボール。とちぎ木の花スタジアム(栃木市営球場)を会場にしての一戦となります。選手も目標が明確になり、モチベーションも高まっています。今後も懸命にプレーする選手に温かいご声援をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
FEB 2022 Vol.71

 新型コロナウイルスの感染拡大により、まだ先行きの見えない不安は続きますが、それでも新しいシーズンが開幕します。全体練習が禁止され、個人でのトレーニングに明け暮れた選手には、待ち遠しかったことと思います。この冬は、もう一段階上のレベルにステップアップするための総合的な身体能力の底上げ。ケガをしない体作り。さらに、課題となっているバットを振る力のアップや取れるアウトを取る力に加え、精神面の強化を目指してきました。現状では十分な準備ができたとは言えませんが、一冬を越え、選手には逞しく成長した姿を見せてくれることを期待しています。
 そして今シーズンも例年同様、多くの試合を計画しました。特に、春先のゲーム数が多いのは早い段階で多くの実戦経験を積み、厳しい戦いが強いられる春季県大会に自信を持った形で臨みたいということ。さらに、この冬の努力で成長した多くの選手にチャンスを与え、新たなレギュラー争いを行うために必要と考えるからです。切磋琢磨して、チーム全体のレベルアップを図るためということをご理解下さい。
 また、今年も3月25日(金)から28日(月)の車中泊を含む3泊4日で関西遠征を予定しています。近畿地区の強豪チームを相手にしての練習試合。さらに甲子園球場での選抜大会観戦と、またとない機会となるはずです。多くの収穫を得て、夏に繋げたいと考えておりますので併せてご理解、ご協力をお願いします。
 最後に、部員1人1人が「今シーズンに向けての抱負・意気込み」を書きました。ご覧頂き、足工グラウンドで懸命にプレーする選手を温かく見守り下さい。そして、今年度も記録集 第6号 「2020~2021“夏の足工”伝統校のプライドを胸に」とDVD「2020~2021 足利工業野球部の軌跡」を完成させることができました。この場を借りて、お礼申し上げます。今シーズンも変わらぬ支援をお願いします。



“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JAN 2022 Vol.70

 令和4年も幕を開け、2年生にとってはいよいよ最後、勝負の年となりました。
 新チームのスタートからここまで本当に早かった気がします。そんな中、保護者会の協力を頂き、1月3日(月)に必勝祈願を実施することができました。この場を借りてお礼申し上げます。必勝祈願は最勝寺にて護摩を焚いて頂き、厳かな雰囲気の中、今年1年をケガなくプレーでき、良い結果を残せるよう祈願しました。部員一同、気持ちを新たに精進していきたいと思います。改めて、気持ちの引き締まる思いがありました。
  そして、36㎞マラソンについては、今回も本当に過酷なものとなりました。36㎞という距離に加え、アップダウンの激しい、厳しいコースに、まずは“完走する”ことを目標に掲げ、選手1人1人が自分との戦いに挑みました。各自が限界に挑戦する姿を目の当たりにして、足工野球部員が頼もしく見えた1日でもありました。個人的には、一度決めたことは最後までやり切ることの大切さを感じています。部員は苦しみながらも完走したことにより、大きな達成感を実感したことでしょう。一見、不可能に思えるようなことでも、全員が本気になって取り組めば、大抵のことは成し遂げられるということです。今後、壁に突き当たることがあっても、この経験を自信として乗り越えて欲しいと思います。残念ながら、このマラソンを走っただけでは、野球が上手くなるわけでも、打てるようになるわけでもありません。肝心なのは、この経験をもとに何を考え、どう行動するかです。
 選抜出場校も決まり、春もそこまで来ています。そういった中、再び「まん延防止等重点措置」が出されたことで、1月22日からは部活動が禁止され、練習は各自に任せざるを得ない状況にあります。足工野球部としては、昨秋は悔しい大会結果となりました。現状では、課題としているベスト8以上で勝負する実力には至らないのも事実です。本気で“甲子園”を狙えるレベルに到達できるよう、選手にはなお一層、日々の練習を大切にして来るべき春に備えて欲しいと思います。最後に、部員1人1人が「新春の抱負」を色紙に書きました。今年の目標、決意表明となっています。ご覧頂き、選手を温かく見守り下さい。本年も変わらぬ、ご支援をお願いします。