野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JUN  2021  Vol.63

 日頃から足利工業野球部の活動にご理解、ご協力を頂き、ありがとうございます。
 1年前の6月を振り返ると、やっと休校が明けた段階で練習試合も許されていませんでした。今まで当たり前だと疑うこともなかったことが、実は当たり前ではなかったことに気づかされたのが、昨日のことのように思います。まずは甲子園を懸けて戦えることに感謝し、昨年の部員の思いも背負って大会に臨む所存です。
 このチームでの残された時間も少なくなり、6月はチームを仕上げるべき時期になります。目指すは足利工業野球部として7度目の甲子園出場。そのために常日頃から、ベスト8以上で勝負できる力を意識してきましたが、まだ十分とは言えない状況です。ただ、優勝するチームは大会で“1試合1試合、勝ち上がるごとに強くなった”とも言われます。全国優勝した作新学院は“決勝戦のシートノックまで上手くなれる”を合い言葉に練習、準備をしたとのことです。このことを肝に銘じ、最後の最後まで“悪あがき”をしながら大会に備えたいと思います。
 いよいよ3年生にとっては最後の大会が始まります。組合せ抽選の結果、初戦の相手は昨秋の優勝校である国学院栃木に決まりました。選手の夏に懸ける意気込みも高まっています。選手には足工グラウンドで3年間練習してきたことを信じ、思い切りプレーして欲しいと思います。結果は自ずとついてくるはずです。選手の懸命なプレーに、変わらぬご声援をお願いします。

“the worst condition is the best condition” 見せろ 足工魂!
全員で熱い夏にしよう!

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
MAY  2021  Vol.62

 春季市内大会では本当にたくさんのご声援を頂き、ありがとうございました。選手にとっては心強かったことと思います。
 初戦となった足利清風戦を18対0でものにすると、続く足利高校には9対7。最終回の守りは本当に苦しく、改めて大会で勝つことの難しさを感じる試合でした。ただ、大会では結果が重要であり、苦しみながらも勝てたことに収穫がありました。しかし、迎えた決勝は、足利大附属を相手に3対8の敗戦。令和元年・春以来の優勝はなりませんでした。内容的にも投打に渡っての完敗であり、満足感より、悔しさの方が強い準優勝となっています。ただ、本当の勝負は夏です。まだ足りない部分も多い現状ですが、1つ1つの課題と向き合い、克服できれば戦える手応えも感じています。今回の悔しさを夏の大会で晴らせるよう部員一同、日々の練習に取り組みたいと思います。
 そして、今後はBチームとしてもう1チームを編成(単純に1軍、2軍と分けているのではないため、この呼び方には違和感がありますが、他校に倣ってこう表記します)。別行動で並行しての練習試合を計画しています。これは努力している部員に対して、少しでも多くの活躍の場を作るためです。ケガをしている選手の戦列復帰にも役立つはずです。部員には増えたチャンスを生かすべく、元気良くプレーしてくれることを期待しています。
 また、6月は最後の追い込みの時期であり、3年生にとっては“最後の夏”まで1ヶ月になります。ケガにはくれぐれも気をつけ、あとで後悔しないだけの準備をして欲しいと思います。この夏の栃木大会も実力伯仲で、何が起きても不思議でない状況にあります。もう一度基本に返り、1人1人が役割を果たすこと。そして勢いに乗れば、本校にもチャンスがあると考えています。引き続き、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
APR 2021 Vol.61

 春季大会では、本当に多くのご声援を頂きありがとうございました。
 シード校として臨んだ南部地区予選は、苦しみながらも4対2で足利南高校を下し、県大会の出場権を獲得。まずはこの試合に勝つことを目標に、冬のトレーニングにも取り組んできただけに嬉しい勝利でした。ただ、思い描くような試合とはならず、大会で勝つことの難しさを実感した試合でもありました。
 そして迎えた県大会では、この代の1年生大会では優勝している文星芸大附属との対戦。5回までは一歩も譲らない戦いを演じながら、結果的には1対6での敗戦に終わりました。勝つチャンスがなかったわけではないと思う一方、投打に渡って完全に力負けであり、やるべきことの多さを感じています。夏こそ、この悔しさを晴らすべく、グラウンドだけでなく学校生活から見つめ直し、頑張りたいと思います。多くの試合を経験して感じるのは、どのチームにも力の差はないということです。野球は難しく、本当に何が起きるか分かりません。選手にとっても、大会で勝つ嬉しさを味わう一方、持てる力を発揮し、結果を出すことの大変さなど、夏の大会を前に貴重な経験となったはずです。1つ1つやるべきことをやり、浮き彫りとなった課題を克服できれば、本校にも十分にチャンスはあると考えています。今回の敗戦を胸に刻み、部員一同、夏に向けての再スタートを切りたいと思います。
 また、コロナ禍により、今後も様々な制限の中での活動が続きます。保護者の皆様には、そういった状況の中で。足工野球部の活動へのご理解、ご協力を頂いていることに改めて感謝申し上げます。部員には、好きな野球ができていることが決して当たり前ではないこと。そして感謝の気持ちを忘れずにプレーして欲しいと思っています。
 最後に、今年度についても部員不足に悩むチームが多い中、9名の新入部員を迎えられたことを嬉しく思います。スタッフとしても、新たに横山洋先生がコーチとして加わりました。高校時代は主将として甲子園出場経験もある横山先生は、部員にとって良き兄貴分となってくれるはずです。高校野球の本来あるべき姿。そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に、“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和3年度も努力していく所存です。5月には次なる目標となる市内大会も控えています。中間テスト直後という難しい日程ではありますが、春季大会の悔しさを晴らせるよう頑張ります。選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
MAR 2021 Vol.60

 “春は選抜から”とはよく言われますが、待ちに待った球春を迎えることとなりました。
 特に今年はコロナ禍により、いつ試合ができるのか不安な中でしたが、大間々高校戦を皮切りに、6試合を消化することができました。まだまだ練習不足な状況ですが、やはり試合は楽しく、好きな野球ができる喜びを感じています。部員には浮き彫りとなった1つ1つの課題に対して、正面から向かい合う姿勢を持ち続けて欲しいと思っています。
 そして、今年も3月25日から28日の日程で関西遠征を実施することができました。アルバイトをして自分の遠征費を準備した経験にも、大きな意味があったはずです。今回は特に、実施にあたってのご理解、ご支援を頂いた保護者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。部員には感謝の気持ちを行動で示して欲しいと願っています。
 さらに、26日には、憧れの甲子園球場で選抜大会を観戦しました。甲子園球場の大きさに圧倒され、それを目の当たりにしたことで漠然としていた甲子園という目標が、はっきりイメージできたことと思います。試合も鳥取城北vs東海大相模、具志川商vs福岡大大濠、明豊vs市和歌山といった好カードを観ることができました。選手は、この場所でプレーしたいという気持ちが、改めて強まったはずで、夏には、あの土を踏めるよう頑張りたいと思います。さらに、近畿地区を代表するような強豪チームとの練習試合も実施しました。この貴重な経験を、今後に生かしたいと思います。
 最後に、南部地区予選の相手が足利南高校に決まりました。4月10日(土)10:00プレイボール。足利市営球場を会場にしての一戦となります。選手も目標が明確になり、モチベーションも高まっています。今後も懸命にプレーする選手に温かいご声援をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
FEB 2021 Vol.59

 新型コロナウイルスの感染拡大による2度目の非常事態宣言に加え、両崖山の大規模な山火事。先行きの見えない不安が続きますが、それでも新しいシーズンが開幕します。全体練習が大幅に制限され、個人でのトレーニングに明け暮れた選手には、待ち遠しかったことと思います。この冬は、もう一段階上のレベルにステップアップするための総合的な身体能力の底上げ。ケガをしない体作り。さらに、課題となっているバットを振る力のアップや取れるアウトを取る力に加え、精神面の強化を目指してきました。現状では、十分な準備ができたとは言えませんが、一冬を越え、選手には逞しく成長した姿を見せてくれることを期待しています。
 そして今シーズンも例年同様、多くの試合を計画しました。特に、春先のゲーム数が多いのは早い段階で多くの実戦経験を積み、厳しい戦いが強いられる南部地区予選に自信を持った形で臨みたいということ。さらに、この冬の努力で成長した多くの選手にチャンスを与え、新たなレギュラー争いを行うために必要と考えるからです。切磋琢磨して、チーム全体のレベルアップを図るためということをご理解下さい。
 また、今年も3月25日(木)から28日(日)の車中泊を含む3泊4日で関西遠征を予定しています。近畿地区の強豪チームを相手にしての練習試合。さらに甲子園球場での選抜大会観戦と、またとない機会となるはずです。多くの収穫を得て、夏に繋げたいと考えておりますので併せてご理解、ご協力をお願いします。
 最後に、部員1人1人が「今シーズンに向けての抱負・意気込み」を書きました。ご覧頂き、足工グラウンドで懸命にプレーする選手を温かく見守り下さい。そして、今年度も記録集 第5号 「2019~2020“夏の足工”伝統校のプライドを胸に」とDVD「2019~2020 足利工業野球部の軌跡」を完成させることができました。この場を借りて、お礼申し上げます。今シーズンも変わらぬ支援をお願いします。