野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

                      “夏の足工”伝統校のプライドを胸に 
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News                                                                

SEP 2020 Vol.54

 新チームで迎えた秋季県大会では、たくさんの応援を頂きありがとうございました。
 新チーム結成後は、この大会を勝ち抜くことを目標に練習してきました。そして迎えた初戦は、佐野・足利清風との連合チームを相手に5回コールドの10対0。硬さがありながらも、シード校として初戦を突破すると、続く真岡高校戦は、延長11回の末、4対3。終盤の苦しい状況にも踏ん張り、絶対に負けないという、選手の気持ちの伝わる熱戦でした。さらに3回戦では宇都宮工業を6対3で破り、2年連続となるベスト8に進出。力のある相手にも選手は堂々と戦いを挑み、まさに足工魂を体現したような戦いでした。前チームが準々決勝で敗れた相手だっただけに雪辱できたという点でも、この勝利は格別なものでした。
 しかし、迎えた準々決勝は石橋高校を相手に2対9のコールド負け。再び準々決勝の壁に阻まれ、この壁を破るには、まだ実力が足りないことを思い知らされる悔しい結果となりました。ただ、それでも立ち止まっている時間はありません。次なる目標に向けて再スタートを切るには、この結果を現地点の力と潔く認める必要があります。実際に、石橋高校は雨の中でも各自が役割を果たし、勝つに値するだけのプレーをしていました。今大会を通じて浮き彫りとなった課題を克服するのは簡単でなく、もう1つ上まで勝ち上がるには普段の生活から、もう一度見つめ直す必要性も感じています。勝つためには確固たるチーム力が必要です。この悔しさを忘れず“良いチーム”“勝てるチーム”となれるようチーム一丸となって努力していく所存です。
 そして、次なる目標は市内大会での優勝となります。今回の市内大会も、県大会で本校と白鴎大足利がベスト8入りしたように意地と意地のぶつかり合う、ハイレベルな戦いが繰り広げられるのは間違いありません。メンバー争いも白紙からのスタートとなります。懸命にプレーする選手に引き続き、温かいご声援をお願いします。
 また、10月は1年生大会も実施されます。本校の初戦は10日となり、この時期の大会経験は貴重な財産となるはずです。残念ながら保護者も含めた完全な無観客試合となりますが、1年生チームの活躍をご期待下さい。今後も本校野球部の活動に変わらぬご理解、ご協力をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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AUG  2020  Vol.53

 今年も熱い夏が終わりました。代替大会となった夏は、宇都宮北高校を相手に練習してきた成果を発揮しての嬉しい勝利を挙げた一方、続く栃木工業戦は悔しい逆転負け。甲子園大会が中止になるなど、今までに誰も経験したことのない夏だっただけに、どう心の整理をつければ良いか分からないままでしたが、多くの方のご尽力により、新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、その新チームですが、今年も約1ヶ月間で26試合を消化するハード・スケジュールとなりました。結果は14勝12敗と勝ち越しはしたもののメンバーも入れ替わり、まだ多くの課題を抱えている現状です。ただ、選手は本当によく頑張りました。そして何より、2年生12名と1年生16名の28名全員で、この夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
 そして、8月1日から1泊2日での土浦遠征も無事、実施することができました。県教委からの規定に従い、可能な範囲での注意を払っての実施ではありましたが、今回は特に、新型コロナウイルス感染の心配がゼロではない中で、保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。今回の遠征も普段とは違う環境の中、県外の様々なタイプのチームを相手に、選手は貴重な経験を積めたはずです。
 さらに、22日、23日の両日で実施された交流戦では、前評判の高かった宇都宮商業を4対2。秋季県大会のシード権を懸けた足利高校戦も7対1で勝利することができました。選手の頑張りが形になったことを嬉しく思います。また、今回の交流戦は、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えを掴むと同時に、課題も浮き彫りになるなど収穫の多いものでした。県大会を前に緊張感ある本気の戦いを2試合経験できたことも貴重だと思います。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 最後に、これからも新型コロナウイルスの感染拡大等により先が見えず、予断を許さない状況が続きます。しかし、その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
JUL 2020  Vol.52
 夏の代替大会では多くのご声援を頂き、ありがとうございました。新型コロナウイルスの影響で様々な制限が設けられ、例年とは違う夏となりましたが、ベンチにいてもその思いは十分に伝わりました。選手、特に3年生にとっては“最後の夏”ということに変わりなく、心強かったことと思います。
 初戦となった宇都宮北高校戦は、5回コールドの13対3。大会の緊張感ある中でも17安打の猛攻を見せ、昨秋のベスト8として相応しい戦いを見せてくれました。3年生部員全員が出場を果たし、多くの笑顔が出せたことを嬉しく思います。続く栃木工業戦は、3対4の逆転負けを喫しましたが、悪コンディションの中でも、それを理由にすることなく堂々と戦う好ゲームでした。“足工魂”を体現する姿を後輩に示してくれたという点でも足工野球部にとって大きな財産であり、3年生には感謝しています。“このチームで、もっと野球がやりたい”と思う、好チームでした。選手には胸を張って欲しいと思います。本当によく頑張りました。
 また、集計してみると昨夏の新チーム結成から58試合を消化し、通算成績は27勝24敗7分けという戦績でした。ここでも新型コロナウイルスの影響があり、例年の半分以下の試合数となったことを寂しく思います。それでも振り返れば、力がないと言われ続けたチームが、その言葉に発奮し、昨秋のベスト8進出は見事でした。長い教員生活の中でも、高校生の持つ可能性の大きさを改めて教えられた気がします。高校野球に没頭できた1年ではありませんでしたが、3年生の頑張りには、頭の下がる思いです。ご苦労様でした。
 3年生にはこれから、それぞれの希望する進路実現に向けて努力して欲しいと思います。グラウンドでの頑張りがあれば、何でもできるはずです。足工のユニフォームを着て3年間野球をやり遂げたことに誇りを持って下さい。そして、3年生の保護者の皆様、今までありがとうございました。おかげさまで良い環境の中、思い切り野球をすることができました。これからも足工野球部は良き伝統を引き継ぎ、努力し続けます。今後も変わらぬご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
APR 2020 Vol.49
MAY  2020 Vol.50
JUN  2020 Vol.51
 夏の大会中止が発表されました。春夏と続けての中止は、100年を超える高校野球の歴史の中でも初めてとのことです。目標としていた甲子園を懸けて、戦うことすら叶わなかった3年生、並びにその保護者の皆様には何と言ってよいか言葉が見つからない状況です。
 ただ、だからといって嘆き、下を向いているだけでは何も始まりません。そのため通常授業が再開した6月1日に“甲子園がなくなっても得られるもの”。そして“夏の大会が中止となった中で、どう感謝の気持ちを示すか”などをテーマとしたミーティングを行いました。こういった状況だからこそ、なおさら最後の1日まで全力でやり切れるよう心を1つにしたいと思います。
 また、今年度についても部員不足で悩むチームが多い中、16名の新入部員を迎えられたことを嬉しく思います。スタッフとしても石塚大輝先生にコーチとして加わって頂きました。若い石塚コーチは、部員にとって良き兄貴分となってくれるはずです。高校野球の本来あるべき姿。そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和2年度も努力していく所存です。7月には市内大会と、夏の代替試合が実現するよう準備が進められています。選手の懸命な姿に変わらぬご支援、ご協力をお願いします。


“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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FEB 2020 Vol.47

 MAR  2020 Vol.48

 “春は選抜から”とはよく言われますが、今年もそういった時期になりました。しかし、今年度については、新型コロナウイルスの影響により突然の休校措置。部活動も休止とされ、春の選抜大会は史上初の中止となりました。今までに経験したことのない非常事態に誰もが先の見えない不安の中にいることと思います。ただ、朝の来ない夜はありません。待ち遠しかったシーズン開幕も、そこまで迫っているはずです。
 選手には、予定した関西遠征も残念ながら中止となりましたが、野球ができることが当たり前ではないこと。好きな野球に打ち込めることが、どれだけ恵まれているかを忘れず、心身ともに逞しく成長した姿を見せてくれることを期待しています。
 また、部員1人1人が「今シーズンに向けての抱負・意気込み」を書きました。ご覧頂き、足工グラウンドで懸命にプレーする選手を温かく見守り下さい。そして、今年度も記録集 第4号 「2018~2019“夏の足工”伝統校のプライドを胸に」とDVD「2018~2019 足利工業野球部の軌跡」を完成させることができました。この場を借りて、お礼申し上げます。
  最後に、南部地区予選の相手が、小山西高校に決まりました。現時点では4月18日(土)9:00プレイボール。栃木市営球場を会場にしての一戦となる予定です。選手も目標が明確になり、モチベーションも高まっているはずです。今後も懸命にプレーする選手に温かいご声援をお願いします。