野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

AUG 2023 Vol.89

 今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、好投手を擁する栃木商業との対戦となり0対2。粘り強い戦いで、最終回には一打同点のチャンスも作りましたが一歩及びませんでした。あまりに早い敗戦でだけに、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
 さて、その新チームですが、今年も約1ヶ月間で18試合を消化するハード・スケジュールとなりました。現時点で多くの課題を抱えているのは当然ですが、メンバーも入れ替わり、苦しい戦いが予想される中で9勝9敗という結果は、よく頑張りました。そして何より、新チームのスタート時から、2年生9名と1年生7名の16名全員で、特に暑かったこの夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
 そして、8月5日から1泊2日での土浦遠征も無事、実施することができました。保護者の皆様にはご理解、ご協力を頂いたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。今回の遠征も普段とは違う環境の中、県外の様々なタイプのチームを相手に、選手は貴重な経験を積めたはずです。
 さらに、20日に実施された交流戦では、ブロック準決勝で青藍泰斗と対戦。選手は、今夏の県大会ベスト4、昨夏の交流戦ブロック決勝でも顔を合わせ、0対7で敗れた相手に立ち向かいました。しかし、結果は、ここでも一歩及ばない7対8。目標は勝つことであり、そのためには投打に、まだ力が足りないことを実感しました。あと一歩の敗戦とはいえ、この一歩の壁が思っている以上に厚いことも過去の経験から感じています。ただ、今回の交流戦では、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えも掴めました。スイングの弱さといった課題が浮き彫りになったのも収穫です。課題と正面から向き合い、克服できれば、本校にもチャンスがあると思っています。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
 最後に、今後も新型コロナウイルスの感染拡大等の心配は変わらず、予断を許さない状況が続きます。しかし、その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

JUL 2023 Vol.88

 夏の大会では多くのご声援を頂き、ありがとうございました。熱い応援に後押しされ、スタンドと一体となって戦っていることが実感できました。選手は心強かったことと思います。
 しかし、結果は栃木商業との戦いとなり0対2の敗戦。“足工魂”を体現するような粘り強い守りを見せながら、好投手の前にあと1本が出ませんでした。この段階で終わってしまうチームではなかっただけに悔しく思います。ただ、最後の大会では思うような結果は残せませんでしたが、選手が頑張ってきたことに変わりありません。胸を張って欲しいと思います。
 また、集計してみると昨夏の新チーム結成から113試合を消化し、通算成績は59勝48敗5分け(雨天ノーゲーム1)という戦績でした。振り返れば、新型コロナウィルスの影響がまだ色濃く残り、様々な制限がある中で決して順風満帆な1年ではありませんでした。そんな中でも保護者の皆様のご理解をいただき、土浦遠征や関西遠征を実施できました。選手についても、1人1人が自分との戦いに挑んだ36㎞マラソン。特別強化練習では、60本ダッシュ等にも取り組みました。そして何より、学校生活との両立に苦労しながらも頑張り抜いた日々の練習と、本当に様々なことがありました。3年生の頑張りには、頭の下がる思いです。ご苦労様でした。
 3年生にはこれから、それぞれの希望する進路実現に向けて努力して欲しいと思います。グラウンドでの頑張りがあれば、何でもできるはずです。足工のユニフォームを着て3年間野球をやり遂げたことに誇りを持って下さい。そして、3年生の保護者の皆様、今までありがとうございました。おかげさまで良い環境の中、思い切り野球をすることができました。これからも足工野球部は良き伝統を引き継ぎ、努力し続けます。今後も変わらぬご支援をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

JUN 2023 Vol.87

 日頃から足利工業野球部の活動に、ご理解、ご協力を頂き、ありがとうございます。
 今月も様々な取り組みを行い、特に5月31日からは特別強化練習を無事、実施することができました。保護者の皆様には、改めて感謝申し上げます。
 この強化練習に関しては、甲子園出場のためには県大会で6連勝する必要があることから、6という数字にこだわった走り込みのメニューが中心となりました。それにより“夏を戦い抜くための体力強化”。そして、苦しい練習を全員で乗り越えることで“チームの絆を深める”こと。さらに、練習試合に合わせた練習は敢えて行わず、体力的にも精神的にも“追い込まれた状況で、どれだけ我慢強く戦えるか”といった3つのテーマを設定しました。部員は厳しい状況の中でも、それを表に出さず、本当に頑張りました。足工野球部員の逞しさを感じた強化練習でした。夏の大会で選手が、この練習での成果を存分に発揮してくれることを願っています。
 目指すは足利工業野球部として7度目の甲子園出場。そのために日頃から、ベスト8以上の戦いで勝負できる力を意識してきましたが、まだ十分とは言えない状況です。ただ、優勝するチームは大会で“1試合1試合、勝ち上がるごとに強くなる”とも言われます。全国優勝した当時の作新学院は“決勝戦のシートノックまで上手くなれる”を合い言葉に練習、準備をしたとのことです。このことを肝に銘じ、最後の最後まで“悪あがき”をしながら大会に備えたいと思います。
 いよいよ3年生にとっては最後の大会が始まります。組合せ抽選の結果、初戦の相手は栃木商業に決まりました。選手の夏に懸ける意気込みも高まっています。選手には足工グラウンドで3年間練習してきたことを信じ、思い切りプレーして欲しいと思います。結果は自ずとついてくるはずです。選手の懸命なプレーに変わらぬご声援をお願いします。

“the worst condition is the best condition” 見せろ 足工魂!
全員で熱い夏にしよう!

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

MAY 2023 Vol.86

 春季市内大会では本当にたくさんのご声援を頂き、ありがとうございました。選手にとっては心強かったことと思います。
 初戦となった足利清風戦を19対0でものにすると、続く白鴎大足利との対戦は、タイブレークまで、もつれる熱戦の末、4対3。土壇場の9回裏に追いつき、1点を追う10回に2点を奪っての劇的なサヨナラ勝ちとなりました。白鴎大足利には、秋季市内大会の決勝に続き、春季県大会でも敗れていただけに、嬉しい勝利でした。苦しい中でも最後まで、勝つという目標に向かってチームが一丸となれば、どこが相手でも勝つチャンスがあることを証明した試合でもありました。しかし、迎えた決勝は、足利高校を相手に4対8の敗戦。令和元年・春以来の優勝はなりませんでした。内容面を振り返っても、満足感より、悔しさの方が強い準優勝となっています。ただ、本当の勝負は夏です。今大会は、白鴎大足利戦の勝利に価値があっただけに、決勝での敗戦が悔しく、その両方を経験できたのは大きな収穫でした。まだ足りない部分も多い現状ですが、1つ1つの課題と向き合い、克服できれば戦える手応えも感じています。今回の悔しさを夏の大会で晴らせるよう部員一同、日々の練習に取り組みたいと思います。
 6月は最後の追い込みの時期であり、3年生にとっては“最後の夏”まで1ヶ月になります。ケガにはくれぐれも気をつけ、あとで後悔しないだけの準備をして欲しいと思います。この夏の栃木大会も実力伯仲で、何が起きても不思議ではない状況にあります。もう一度基本に返り、1人1人が役割を果たすこと。そして勢いに乗れば、本校にもチャンスがあると考えています。引き続き、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

APR 2023 Vol.85

 春季県大会では、本当に多くのご声援を頂きありがとうございました。
 しかし、結果は白鴎大足利を相手に0対9の敗戦。この試合に勝つことを目標に、冬のトレーニングにも取り組んできただけに悔しく思っています。ただ、投打に渡って力負けであり、やるべきことの多さを感じているのも事実です。夏こそ、この悔しさを晴らすべく、グラウンドだけでなく学校生活から見つめ直し、頑張りたいと思います。多くの試合を経験して感じるのは、どのチームにも力の差はないということです。野球は難しく、本当に何が起きるか分かりません。選手にとっても、大会の中で持てる力を発揮し、結果を出すことの難しさなど、夏の大会を前に貴重な経験となったはずです。1つ1つやるべきことをやり、浮き彫りとなった課題を克服できれば、本校にも十分にチャンスはあると考えています。今回の敗戦を胸に刻み、部員一同、夏に向けての再スタートを切りたいと思います。
 また、コロナに関する扱いも変わり、徐々に通常の生活が戻りつつあることを嬉しく思います。この数年間で学んだのは、好きな野球ができることも決して当たり前でないということです。甲子園を懸けての戦いに挑むことすら叶わず、高校野球を終えた先輩もいます。部員には、感謝の気持ちを忘れずにプレーして欲しいと思っています。
 最後に、今年度についても部員不足に悩むチームが多い中、7名の新入部員を迎えることができました。高校野球の本来あるべき姿。そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に加え、“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和5年度も努力していく所存です。今後とも、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。