野球部

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

MAY 2024 Vol.98

 春季市内大会では本当にたくさんのご声援を頂き、ありがとうございました。選手にとっては心強かったことと思います。
 初戦となった足利清風戦を15対0でものにしたものの、続く白鴎大足利との対戦は、4対5での敗戦。9回表の絶体絶命のピンチを切り抜ける粘りは見せましたが、白鴎大足利とは3大会連続となるタイブレークの末、1点に泣きました。ただ、本当の勝負は夏です。今大会では改めて1点、1球の重みを感じました。さらに、今大会は足利南高校との連合チームとして、1・2年生も貴重な大会経験を積むこともできました。まだ足りない部分も多い現状ですが、1つ1つの課題と向き合い、克服できれば戦える手応えも感じています。今回の悔しさを夏の大会で晴らせるよう部員一同、日々の練習に取り組みたいと思います。
 また、5月30日からは特別強化練習を無事、実施することができました。保護者の皆様には、改めて感謝申し上げます。この強化練習に関しては、甲子園出場のためには県大会で6連勝する必要があることから、6という数字にこだわった走り込みのメニューが中心となりました。それにより“夏を戦い抜くための体力強化”。そして、苦しい練習を全員で乗り越えることで“チームの絆を深める”こと。さらに、練習試合に合わせた練習は敢えて行わず、体力的にも精神的にも“追い込まれた状況で、どれだけ我慢強く戦えるか”といった3つのテーマを設定しました。部員は厳しい状況の中でも、それを表に出さず、本当に頑張りました。足工野球部員の逞しさを感じた強化練習でした。夏の大会で選手が、この練習での成果を存分に発揮してくれることを願っています。
 6月は最後の追い込みの時期であり、3年生にとっては“最後の夏”まで1ヶ月になります。ケガにはくれぐれも気をつけ、あとで後悔しないだけの準備をして欲しいと思います。この夏の栃木大会も実力伯仲で、何が起きても不思議ではない状況にあります。もう一度基本に返り、1人1人が役割を果たすこと。そして勢いに乗れば、本校にもチャンスがあると考えています。引き続き、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News            

APR 2024 Vol.97

 春季県大会では、本当に多くのご声援を頂きありがとうございました。
 しかし、結果は栃木高校を相手に5対6でのサヨナラ負け。この試合に勝つことを目標に、冬のトレーニングにも取り組んできただけに悔しく思っています。ただ、投打に渡っての徹底力の弱さや自分から状況を苦しくしているような部分もあり、やるべきことの多さを感じているのも事実です。夏こそ、この悔しさを晴らすべく、学校生活から見つめ直して頑張りたいと思います。多くの試合を経験して感じるのは、どのチームにも力の差はないということです。野球は難しく、本当に何が起きるか分かりません。選手にとっても大会の中で持てる力を発揮し、結果を出すことの難しさを実感するなど、夏の大会を前に貴重な経験となったはずです。1つ1つやるべきことをやり、浮き彫りとなった課題を克服できれば、本校にも十分にチャンスはあると考えています。今回の敗戦を胸に刻み、部員一同、夏に向けての再スタートを切りたいと思います。
 また、コロナウィルスに翻弄された、この数年間で学んだのは、好きな野球ができることは決して当たり前でないということです。甲子園を懸けての戦いに挑むことすら叶わず、高校野球を終えた先輩もいました。部員には、感謝の気持ちを忘れずにプレーして欲しいと思っています。
 最後に、今年度についても部員不足に悩むチームが多い中、本校として初となるマネージャーも含む10名の新入部員を迎えることができました。スタッフとしても、新たに鈴木章吉先生と山﨑さくら先生が加わりました。鈴木章吉先生は長年、機械科長を務めるなど経験豊富でスポーツ全般への造詣も深く、山﨑さくら先生については部員との年齢が近く、部員にとっては親近感の持てる良き相談役という役割も果たしてくれるはずです。高校野球の本来あるべき姿、そして“人間性豊かな工業人の育成”という本校の教育目標に加え、“向学”“愛隣”“剛健”“創造”という校訓を忘れず、令和6年度も努力していく所存です。5月には次なる目標となる市内大会も控えています。中間テスト直後という難しい日程ではありますが、春季県大会の悔しさを晴らせるよう頑張ります。今後とも、選手の懸命なプレーに温かいご声援、ご協力をお願いします。

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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MAR 2024 Vol.96

 “春は選抜から”とはよく言われますが、待ちに待った球春を迎えることとなりました。本校も宇都宮商業戦を皮切りに、3月だけでも14試合を消化することができました。
 余計な失点の多さに加え、今年はバットの基準が変わったことで得点力も低下するなど課題が山積する状況ですが、やはり試合は楽しく、好きな野球ができる喜びを感じています。部員には浮き彫りとなった1つ1つの課題に対して、正面から向かい合う姿勢を持ち続けて欲しいと思っています。
 そして、今年も3月23日から26日の日程で関西遠征を実施することができました。アルバイトをして自分の遠征費を準備した経験にも、大きな意味があったはずです。実施にあたってのご理解、ご支援を頂いた保護者の皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。部員には感謝の気持ちを行動で示して欲しいと願っています。
 今回の遠征については、天候に恵まれない部分が多かったものの、貴重な経験ができたことに変わりありません。甲子園球場を目の当たりにして、選手はこの場所でプレーしたいという気持ちが、改めて強まったはずです。夏には、実際に甲子園の土を踏めるよう頑張りたいと思います。
 最後に、春季大会初戦の相手が栃木高校に決まりました。4月13日(土)11:30プレイボール。清原球場を会場にしての一戦となります。選手も目標が明確になり、モチベーションも高まっています。今後も懸命にプレーする選手に温かいご声援をお願いします。

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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FEB 2024 Vol.95

 つらく厳しかった冬も終わりを告げ、いよいよ新しいシーズンが開幕します。苦しいトレーニングに明け暮れた選手には、待ち遠しかったことと思います。もう一段階上のレベルにステップアップするための総合的な身体能力の底上げ。ケガをしない体作り。さらに、課題となっているバットを振る力のアップや取れるアウトを取る力に加えて、日常生活からもう一度、見直すことを意識して練習に取り組んできました。一冬を越え、選手には逞しく成長した姿を見せてくれることを期待しています。
 そして今シーズンも例年同様、多くの試合を計画しました。春先からゲームを入れたのは、早い段階で多くの実戦経験を積み、厳しい戦いが強いられる春季大会に自信を持った形で臨みたいということ。さらに、この冬の努力で成長した選手に多くのチャンスを与え、新たなレギュラー争いを行うために必要と考えるからです。切磋琢磨して、チーム全体のレベルアップを図るためということをご理解下さい。
 また、今年も3月23日(土)から26日(火)の車中泊を含む3泊4日で関西遠征を予定しています。近畿地区のチームとの練習試合。さらに甲子園球場での選抜大会観戦と、またとない機会となるはずです。多くの収穫を得て、夏に繋げたいと考えておりますので併せてご理解、ご協力をお願いします。
 最後に、部員1人1人が「今シーズンに向けての抱負・意気込み」を書きました。ご覧頂き、足工グラウンドで懸命にプレーする選手を温かく見守り下さい。そして、今年度も記録集 第8号 「2022~2023夏の足工”伝統校のプライドを胸に」とDVD「2022~2023 足利工業野球部の軌跡」を完成させることができました。この場を借りて、お礼申し上げます。今シーズンも変わらぬ支援をお願いします。

 

 

 

 

 

 

“夏の足工”伝統校のプライドを胸に

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ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News

JAN 2024 Vol.94

 令和6年も幕を開け、2年生にとってはいよいよ最後、勝負の年となりました。
 新チームのスタートからここまで本当に早かった気がします。そんな中、保護者会の協力を頂き、1月3日(水)に必勝祈願を実施することができました。この場を借りてお礼申し上げます。必勝祈願は最勝寺にて護摩を焚いて頂き、厳かな雰囲気の中、今年1年をケガなくプレーでき、悔いの残らないシーズンを過ごせるよう祈願しました。部員一同、気持ちを新たに精進していきたいと思います。改めて、気持ちの引き締まる思いがありました。
そして、36㎞マラソンについては、今回も本当に過酷なものとなりました。36㎞という距離に加え、アップダウンの激しい、厳しいコースにまずは“完走する”ことを目標に掲げ、選手1人1人が自分との戦いに挑みました。各自が限界に挑戦する姿を目の当たりにして、足工野球部員が頼もしく見えた1日でもありました。個人的には、一度決めたことは最後までやり切ることの大切さを感じています。部員は苦しみながらも完走したことにより、大きな達成感を実感したことでしょう。一見、不可能に思えるようなことでも、全員が本気になって取り組めば、大抵のことは成し遂げられるということです。今後、壁に突き当たることがあっても、この経験を自信として乗り越えて欲しいと思います。ただ残念ながら、このマラソンを走っただけでは、野球が上手くなるわけでも、打てるようになるわけでもありません。肝心なのは、この経験をもとに何を考え、どう行動するかです。
 選抜出場校も決まり、春もそこまで来ています。栃木県からは作新学院の出場が決まりました。本県代表として活躍を願うと同時に、甲子園の土を踏むという何事にも代え難い経験を積むことで、ますます強力な相手となることも意味しています。足工野球部として、昨秋は悔しい大会結果となりました。現状では、課題としているベスト8以上で勝負する実力には至らないのも事実です。本気で“甲子園”を狙えるレベルに到達できるよう、選手にはなお一層、日々の練習を大切にして来るべき春に備えて欲しいと思います。最後に、部員1人1人が「新春の抱負」を色紙に書きました。今年の目標、決意表明となっています。ご覧頂き、選手を温かく見守り下さい。本年も変わらぬ、ご支援をお願いします。