すずらんより

すずらんより⑥

★一緒に

お子さんと一緒にいる時間が、少し増えているかなという方が多いと思います。

年齢があがってくると、「一人でやる!」と言うことも、「一人でやって!」と思うことも増えてくると思います。
上手にできたり、頑張れたり……一方で、まだまだ難しかったり、頑張れなくなってしまったり……
一人でできる!も大切なことですが、一緒にやる!ことも大切です。
 〇はさみで切るときに持っていてもらう 
 〇ちょっと大きい物を一緒に持つ 
 〇着がえを手伝う

『一緒に』やるときには、相手がいます。一人で勝手にやってしまうとうまくいきません。
『一緒に』やることで、声をかけあったり、力の加減をしたり、呼吸を合わせたり、相手を気遣ったり……さまざまな、いいことがあります。
「一人でやりなさい」だけではなく、ちょっと甘えん坊のお子さんと一緒にやる時間、かかわり、一緒におふざけも楽しんでみてください。

すずらんより⑤

★怒っちゃうとき……Part2★

「これ、やって!」「片付けて!」「ダメ!」

日々の中でどうしても言ってしまうことがあります。

やって欲しいし、片付けて欲しいし、ダメなことだし……言っちゃうのは当然です。

厳しく言ってもやらなかったり、きついことばで言ってしまったことを後悔したり……

語尾、話すときの最後に『ね』や『よ』をつける。
 「これ、やって!」「これ、やろうね!」「これ、やろうよ!」

 「片付けて!」→「片付けてね」「片付けようね」「片付けようよ」
 「ダメ!」→「ダメだよ」
怒っているときは、どうしても、早口になってしまいます。

ちょっと意識するとゆっくりになる、ことばがやわらかくなる、伝わりやすくなります。

ちょっと頭の片隅においてみてください。

すずらんより④

★起きる時間★

5月に入り……バタバタもありつつ、起きる時間、寝る時間などが崩れちゃったというお子さんもいらっしゃるかと思います。

年長さんになったら……少しずつ、学校に合わせて、起きる時間を決めていければと思います。
まだ、時計がきちんとわからなくても大丈夫です。
(時計の学習は、小学生でやります)
言っている時間と実際が結びついていなくても、「長い針がこの時間に起きる」「〇時に起きる」など、なんとなくで大丈夫です。

小学生になると、遅くても7:30前後には家を出るのがほとんどかと思います。となると……早起き!
朝は、着替え、朝ご飯、歯磨き……などなど、やることがたくさんです。あっという間に家を出る時間になってしまいます。
小学校の給食の時間は、12:30近くのこともあります。朝ご飯をしっかり食べていかないと、勉強中にエネルギー切れ……になってしまいます。

早寝、早起き、朝ご飯! 元気に「おはよう!」 がんばっていきましょう!

すずらんより③

怒っちゃう……とき★

ついつい怒ってしまう、怒っても子どもは言うことを聞いてくれない、さらにイライラ……

怒りたいときに、今、どのくらいの『怒りのレベル』か伝える

 たとえば ・オニのツノで今、どのくらい出ているか
       (ツノがちょっと出ているよ。 ツノ、半分だよ。)
      ・怒りメーターが、今、どのくらいか   

       (怒りメーター10が最大だとして、今6だよ。
        怒りメーター10になったら、怒るよ!)      などなど

いつも大きな声で怒っていると、それが日常になってしまい、怒っても「いつものこと」になってしまい、効き目はうすいかもしれません。


また、たくさん、勢いよく怒っても、子どもの耳には、内容はほとんど伝わっていないことが多いです。

怒っている人が空回りになってしまいます。

怒るときは、短いことばで……あとは態度で!

怒りMAXで怒るのは、本当に危険なとき、絶対にダメなときに取っておいてくださいね。

すずらんより ②

★おやつの時間★
毎日ではなくても、今日はちょっと時間にゆとりがある!というときに……
おやつの時間に、少しゆっくり子どもとかかわってみるのもよいと思います。
○飲み物をコップに注ぐ
 「どのくらい?」「半分くらい」「もっと」「自分でやる!」……
○数のわかりやすいお菓子(クッキーやおせんべいなど)
 「いくつ食べる?」「2コずつね」「1つどうぞ」「1つちょうだい」
 「6コあるけど、2人で分けるのに、どうしようか~」……
○切って食べられそうなお菓子(どら焼きやマドレーヌなど)
 「はんぶんこ、しよう」「このへんで、切っていいかな」
 切ったあと「どっちがいい?」「こっちの方が大きいかな」……

いろいろなやりとりをしながら、おやつの時間を楽しんでみてください。
数や量の勉強にもなりますが、やりとりを通して、我慢をしてみたり、相手にゆずってみたり、自分の意見を通すためにかけひきをしてみたりもできます。

もう少し余裕があれば、お菓子や飲み物を運ぶお手伝いもよいと思います。
お盆を使ってみることも、給食の準備につながります。
(そのときは、落としても怒らないですむ物からにしましょう)
もちろん、お片付け、ゴミ捨ても。そして、やってくれたら、ちょっとのことでも「ありがとう」をお願いします。

すでに、日々、何気なくやっていることもたくさんあると思います。
たまに、ちょっと意識してみると、「こんなこともできるんだ」と再発見の機会にもなると思います。
手洗い、「いただきます」「ごちそうさま」も忘れずに~