すずらんより

すずらんより⑯

★伝えたい★

玄関の中で待っていると、すずらんに来たお友だちから、
「ねぇ、ねぇ。来て、来て。」と呼ばれました。
「なぁに?」と靴に履きかえて出てみると……
校舎(山)の向こう側に大きな虹が出ていました!

「きれいだね。」「大きいね。」「赤でしょ、青でしょ……。」
物知りのお友だちは「雨が降っていないのになんで虹が出たのかな?」と。
「なんでだろうね。」「山の方は雨が降ったのかな……。」
お母さんと3人でいろいろ考えましたが「あとで調べよう!」となりました。

「虹が出ていることを他の人にも教えてあげたい」だったのですが、
なかなか通りかかる人がいなくて……一人にだけ教えました。

『伝えたい』は、コミュニケーションの原点です。
そして、「きれい」「すごい」と気持ちの共有もして……
気持ちが動いたとき、そのときが確実なことばにつながるときです。
慌ただしい毎日ですが、時間があるときには、
子どもからの「ねぇ、ねえ。」に付き合って、一緒にいろいろ楽しんでみましょう。

*そのときの虹です
            


すずらんより⑮

★手や指の働き★

人のからだの働きには、『出力系』と『入力系』があるそうです。
『出力系』は、歩く・しゃべるなど動きの行為、手で言うと物をつかむ・持つなど、
そして、『入力系』は、環境から必要な情報を取り込んでいくことだそうです。
手、特に指先は敏感で、触ることによって、固さ、温度、手触りなどの様子を瞬時に感じ取ることができます。
手や指から正しい情報が入力されて、正しく使うことができる、そして、さまざまな経験を経て調節ができるようになるそうです。

というわけで、手や指で触れることは、『正しく使う』ために、とても大切です。
手づかみで食べること、興味のあるものに手を伸ばし触ることは、他の情報と手や指からの情報を結びつける大切な機会です。

小さいうちは汚れることを気にせずに、素手でさまざまなことを経験していきましょう!

すずらんより⑭

★『すずらん』再開です★

コロナウィルスの件では、ご迷惑をおかけいたしました。
9月より、『すずらん』も再開しました。

*来たときに、玄関で、検温、手の消毒をお願いいたします。
*部屋や使った物の消毒なども行います。

年長さんは、小学生に向けてのさまざまなことがあり、
少しあわただしい日々になっていることと思います。
何かありましたら、遠慮なく、お電話等ご連絡をください。

【お願い】
17:20以降は、学校の電話が留守番電話に切り替わります。
お問い合わせ等ございましたら、17:20までにご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

すずらんより⑬

★季節のことー夏ー★

暑い日々が続いています。
『暑い!』というだけで、イライラが増えてしまうかもしれません。
なかなか行動できない……なんてこともあると思います。
(大人も子どもも……)

今年の夏は、楽しみにしていたことができなかった……こともあったと思います。
各地の花火大会もなくなってしまいました。
その代わりに、突然の花火!ということがありました。
突然の音に「なんだ?」と思っても、「わぁ、きれい」。

多くの人が、好きな花火も……苦手な子もいます。
どうしてイヤなのか、うまく説明できないけど、「イヤ」。
小さいうちは、「泣く」という表現しかできない子もいると思います。

「かわいい」着ぐるみが苦手な子もいます。
「おいしい」カレーが苦手な子もいます。
なんとなく、みんなが「好き」なものが苦手という子もいます。

中には、克服してもらいたいと思うものもあるかもしれませんが、
「苦手」なものは「苦手」なので、
「そうか、イヤなのね」、あとは、ちょっとずつ……
大きくなったら、どうしてイヤだったのか教えてもらいましょう。

すずらんより⑫

★絵本の読みきかせ★

新聞に、『読みきかせ』についてのことが載っていました。
お話の内容がわからなくても、
一緒に見る、同じものにまなざしを向けることで、
一体感が生まれ、絆を深めるのに役立つそうです。

読みきかせのポイント
 ●少しの時間でも生活のスケジュールに組みこむ
 ●おもちゃなどが近くにない状態の方がよい
 ●すき間時間などの活用
 ●手触りやにおいなどもよい刺激になるので、紙の絵本を   だそうです。

そして、読む方も義務感ではなく、スキンシップの時間!
楽しい時間!として楽しむこと だそうです。

さらに、読みきかせは、読み手の『お母さん』『お父さん』の
ストレスを下げるという研究もあるそうです。

寝る前のちょっとの時間、すき間時間などなど
絵本と触れあう、お子さんと触れあう楽しい時間を見つけてくださいね。