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2021年10月の記事一覧

炙ってうまし!!馬頭高校水産科の一夜干し

 開きにした鮎を(馬頭高校水産科で製造した)鮎魚醤ベースの調味液にて味付けを干したものになります。魚醤の風味と香ばしさがあり、とてもおいしく出来上がっています。
 まだ販売については決まっていませんが気になった方は、お目にかかった際には是非お買い求めください。

校内課題研究発表会が行われました

 1015日に校内課題研究発表会を行いました。課題研究発表会では、23年生が課題研究の授業時間や放課後の時間を活用し研究した内容について発表します。

 ウナギ養殖や魚の「味変」などの飼育研究、河川の調査、PR動画撮影などのフィールドワーク、しもつかれ缶詰やピラルクーバーガーなどの食品開発等、様々な班がありました。

 各班ともに工夫されたスライドを用意しており、「どうすれば伝わるのか?」と考え抜いた結果であると感じました。質疑応答も盛んに行われ意見交換の機会にもなりました。

 1,2年生は来年以降にも課題研究の授業や発表会がありますので、今年の研究を参考にしてよりよい発表にして欲しいと考えています。

                       3年 水産クラブ一同

 

〈結果〉

1位 しもつかれの研究
 『栃木県の郷土料理であるしもつかれを全国区へ!』という目標を掲げ、地元のしもつかれブランド会議と連携しながら、しもつかれ缶詰やしもつかれアレンジ料理に挑戦した内容でした。


2位 ミヤコタナゴの保全活動
 先輩から引き継いでいるこの保全活動も今年で4年目となりました。ついに羽田ミヤコタナゴ生息地内にビオトープを設計し、3年後のミヤコタナゴ放流に向けて動き出しました。


3位 武茂川の漁場改善プロジェクト~僕たちの悲しき奮闘記~
 実習場横を流れる武茂川で石を積み、竹束を沈めアユや多くの魚類たちのために漁場改善に取り組んだ内容でした。今年度は河川工事の影響を大きく受けながらも、奮闘を重ねた取り組みでした。


 第1位になりました水産科3年小林くんは関東・東海地区課題研究発表会へ出場します。今年度も新型コロナウイルスの影響でDVD審査となります。昨年に引き続き全国大会へ出場できるよう、健闘を祈ります。

 この写真は、開会式で水産クラブ長のかけ声で「気合い」を入れているところです。小林くん、Fight!!

チョウザメの雌雄判別 実習


 馬頭高校で作っているキャビアは、実際に馬頭高校で飼育しているチョウザメから採卵しています。キャビアを作るためには、雌のチョウザメを確保する必要がありますが、チョウザメは外見で雌雄を判断する事が困難なため、腹部を切開する方法で確認します。

 今回は、比較的大きな個体を実習池から取り出しFA100を使用して麻酔をし、腹部を切開して生殖腺を直接観察する実習でした。チョウザメの皮膚はサメ肌のように硬く、皮下組織が肉厚なためうまく刃がとおらず、苦戦しました。そして、切開した部分は縫合しなければなりません。合計で5匹切開しましたが、それぞれの個々を違う生徒が担当したため、皆硬い皮膚、厚い皮下組織に苦戦していました。しかし、非常に有意義な経験ができたと思います。雌雄判別をした個体には、識別のためにマイクロチップを埋め込みました。

 今回雌雄を確認した個体は、34年後に抱卵し、キャビア用として加工されます。今年もキャビアの季節がやってきます。果たして今年の出来栄えはいかがなものでしょうか。



水産科3年生 水産クラブより

水産科2年生 アユの魚醤漬干し

 総合実習で、水産科2年生がアユの魚醤干しを作りました。今年度本校で育てたアユを背開きにし、鮎魚醤にさっと漬け込んで、軽く燻製にしたものです。
 久しぶりの食品実習でしたが、生徒達は楽しそうに、またしっかりと作業をしました。味はいかがだったでしょうか!?感想を聞かせて下さい!


↑背開きの方法を学習中

↑練習中

↑上手く背開きができました!

↑これから乾燥機にかけます