日誌

定時制日誌

始業式

9月1日(月)記念館講堂で、第2学期始業式が挙行されました。 【 次の文章は画像左下の「続きを読む」をクリック 】

  

 

加藤達也校長は講話で次のとおり、期待を込めたメッセージを送られました。

今から45年前に遡るが、自分が小学生の頃、学校では多様性が認められず、画一的な指導がなされていた。教師は児童・生徒の欠点をあげつらうのが常で、自己肯定感を持てない者が少なくなく、自身もコンプレックスの塊だった。

夏休みに市内の小学生のキャンプに参加し、夕べの集いで生活指導担当の先生から、非常時の対応についての説明の後、『悪天候になることを願う』と予想もしない一言に衝撃を受けた。テントに入ってからも、初対面同士で会話も弾まず居心地が悪かった。

『山の天気は変わりやすい』の諺通り、深夜、突然の雷雨にテント内が浸水し、全員パニック状態に陥った。ふと先程の『緊急時には本部脇の倉庫に代替物を取りに来ること』を思い出した。猛烈な雷雨の中、倉庫にたどり着くと、あの先生が待っていてくれた。生徒を試したのだとわかった。

自分たちの班はその時のチームワークを契機に、充実の3泊4日になったが、倉庫に取りにいかず、ずぶ濡れの一夜を過ごした班は、最後まで人間関係が深まることはなかったようだ。

自ら踏み出してよかったと思えるひと夏の思い出だ。トラブルや困難を乗り越える勇気を持ち、そこから逃げずに解決してみよう。自ら一歩踏み出さないと誰も助けてくれない。1学期よりも更に充実した2学期にしてほしい。