日誌

定時制日誌

【定時制】人権教育

10月3日(金)に、人権教育を行いました。今回は、特別なイベントではなく、正担任、副担任による授業を依頼し、それぞれの教科で工夫を凝らした授業を実施しました。今回の狙いは、授業を通して、どんな教科にも人権の学びがあること、いろいろな知識を増やすことで差別や偏見を無くすということ、他者の意見を尊重し自由な意見を言い合えることが人権意識を高めること、などを学んでもらうことです。今日の体験で終わらず、これからの学校生活の中で人権意識の学びを深めていきたいです。

進路キャリア教育

9月26日(金)に、卒業生10名と複数の後援会・事業所の方々をお招きし、保護者等の皆様も加え、卒業生と在校生との座談会が盛大に執り行われました。 【 次の文章は画像左下の「続きを読む」をクリック 】

 

以下に感想を列挙します。

 

後援会・事業所の方々の感想
 ・卒業生が社会に出て、しっかり活躍している様子が見られ、「同窓生」として嬉しく思いました。
 ・母語が日本語の人ですら解けない問題が散りばめられた日本語能力検定試験の一級を見事に合格し、世界をまたにかける企業で活躍している卒業生の姿を拝見して、貴校の教育力の高さに驚愕しました。
 ・在校生の聞く態度が立派で学校全体とても落ち着いていると思いました。

卒業生の方々の感想
 ・後輩のために、社会人2年目の先輩として、思いの丈を述べることができてとても光栄でした。
 ・職場体験は絶対に行ってください。私はそこでお客様を第一に考える大型電気店への就職を決めるきっかけとなりました。
 ・同じことで上司から繰り返し注意されないように、高校生のうちからメモを取ることを習慣化させた方が良いです。
 ・進学や就職先を変えるということはとても大変ですので、進路先を十分に考えておきましょう。

在校生たちの感想
 ・KT先輩が学費をすべてアルバイトで稼ぎ、支払った事に対して、こんなに目的意識を高くもって頑張ってきた先輩がいるのだと感銘を受けました。
 ・入社試験に備え、SPI対策を今から始めようと思った。
 ・SPIや一般教養の勉強を早いうちから始めようと思った。
 ・先輩たちの話を聞き、卒業後は就職しようと決めました。
 ・面接がとても大切であると感じた。
 ・コミュニケ-ション能力を高めるために、言葉遣いに気を付け、語彙を増やそうとも思った。
 ・会社選びには福利厚生も大切であることを知った。

始業式

9月1日(月)記念館講堂で、第2学期始業式が挙行されました。 【 次の文章は画像左下の「続きを読む」をクリック 】

  

 

加藤達也校長は講話で次のとおり、期待を込めたメッセージを送られました。

今から45年前に遡るが、自分が小学生の頃、学校では多様性が認められず、画一的な指導がなされていた。教師は児童・生徒の欠点をあげつらうのが常で、自己肯定感を持てない者が少なくなく、自身もコンプレックスの塊だった。

夏休みに市内の小学生のキャンプに参加し、夕べの集いで生活指導担当の先生から、非常時の対応についての説明の後、『悪天候になることを願う』と予想もしない一言に衝撃を受けた。テントに入ってからも、初対面同士で会話も弾まず居心地が悪かった。

『山の天気は変わりやすい』の諺通り、深夜、突然の雷雨にテント内が浸水し、全員パニック状態に陥った。ふと先程の『緊急時には本部脇の倉庫に代替物を取りに来ること』を思い出した。猛烈な雷雨の中、倉庫にたどり着くと、あの先生が待っていてくれた。生徒を試したのだとわかった。

自分たちの班はその時のチームワークを契機に、充実の3泊4日になったが、倉庫に取りにいかず、ずぶ濡れの一夜を過ごした班は、最後まで人間関係が深まることはなかったようだ。

自ら踏み出してよかったと思えるひと夏の思い出だ。トラブルや困難を乗り越える勇気を持ち、そこから逃げずに解決してみよう。自ら一歩踏み出さないと誰も助けてくれない。1学期よりも更に充実した2学期にしてほしい。

本校生徒および保護者等のみなさまへ;悩みや不安をかかえていませんか?

本校生徒および保護者等のみなさまへ


生徒のみなさん、間もなく新学期を迎えます。
悩みや不安をかかえてはいませんか。
悩みや不安がある際には、まずは担任の先生にできるだけ早く相談をしてください。

 

文部科学大臣からも同様のメッセージが届いております。
以下に掲載しますので、相談窓口などについても参考にしてください。

 高校生のみなさんへ.pdf

保護者等の皆様向けのメッセージも届いております。お読みいただいて、
何か気になることがありましたら、学校まで早めにご相談ください。

 保護者や学校関係者等のみなさまへ.pdf 

第56回全国定時制・通信制柔道大会出場結果

 4回目の全国大会でした。1回戦を東京都代表の選手に開始わずか数秒で背負い投げに持ち込み、一本勝ちました。2回戦は、新潟県代表の選手で、今回の大会で優勝した相手と早くも対戦しました。しかしほぼ互角の戦いを演じていましたが、最終的に、背負い投げで一本負けしました。今回も昨年同様、BEST16に入り健闘しました。今回が最後の大会になりましたが、4回連続で出場し、4回中3回、BEST16以上に進出できました。結果的に、全国大会でも平均以上の実力を持っていることを証明しました。また4年間、数多くの練習会に参加し、努力し続けてきたことに敬意を表します。

 

 

校内生活体験発表会・第3回保護者給食試食会 【定時制】

令和7年7月16日(水)、校内生活体験発表会・第3回保護者給食試食会を開催しました。(本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)

 

行事に先立ち保護者等の給食試食会が行われ、10名の方が夏越の祓(なごしのはらえ)メニュー「夏野菜のキーマカレー・五目厚焼き玉子・野菜の中華サラダ・ヨーグルト・牛乳」に舌鼓を打っていらっしゃいました。「スパイシーで絶品、家庭でも参考にしたい。」との感想をいただき大好評でした。

続いて記念館講堂において「生活体験作文発表会」が開催され、1年次3名、2年次4名、3年次2名、4年次1名がクラス代表として堂々たる発表を行いました。多くの生徒が発表に感動している様子が見て取れました。

最優秀賞に輝いた檜山幸希さん(2年次)は、10月19日(土)に県教育会館で行われる県高等学校定時制通信制文化発表会の本校代表になります。

加藤校長は講評で、「みなさんは本校に入学し、他者とのかかわりの中で、これまでの生活や自分自身を見つめ直し、これだけの素晴らしい作文を完成させてくれた。いい発表をしてくれありがとう。」と最高の賛辞を贈られました。

 

定時制後援会理事会・総会 【定時制】

令和7年7月8日(火)、定時制後援会の理事会・総会を開催しました。(本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)

 

理事会・総会の開催に先立ち、応接室にて監事の齊藤敏彦様(㈱ホンデン製作所)と望月雅人様(富士ファイバー㈱)が監査をしてくださいました。

その後、同室において理事会、続いて記念館2F講堂にて関係役員13名ご参加のもと総会が開催されました。小堀恵美副会長(代理)様の開会の言葉に続いて、鈴木定男会長様の司会進行によりスムーズに会が進行しました。

議事の最後に、会員の方から「全校ボランティアは報道機関に連絡して記事として取り上げてもらえば、本校定時制の地道な取り組みが公になり、その結果生徒の励みにつながっていく」「自転車による登下校時のヘルメット着用が浸透していない。また猛スピードでの自転車走行は危険極まる。警察・学校・社会の三位一体で指導していきたい」との貴重なお言葉をちょうだいしました。今年度も貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。

会員の皆さまには本校の卒業生も多く、多くの思い出話や裏話までも披露され、終始和やかな雰囲気の下、閉会となりました。齊藤敏彦様は長きに渡り、監事として後援会運営にご尽力くださいましたが、本日をもって後進に道を譲られました。この場をお借りして感謝申し上げます。

令和7年度の新役員は次の通りです。皆さま、1年間よろしくお願いします。

会長 鈴木 定男 様(㈱ 山都)
副会長 二ッ森 康明 様(宝栄工業㈱)、菊地髙樹様(真岡工業団地総合管理協会)
監事 望月 雅人 様(富士ファイバー㈱)、山口 久史朗 様(㈱真岡建材店)

第64回栃木県高等学校定時制通信制総合体育大会の結果について【定時制】

令和7年度第64回栃木県高等学校定時制通信制総合体育大会が6月7日(土)に行われました。本校からは、陸上競技・バドミントン・柔道にそれぞれ1名ずつが出場しました。 (本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)

  

 

陸上競技では、男子200mに出場した1年次生が2位入賞を果たし、全国大会出場を決めました。本人としては初の全国出場になりますので、気後れすることが無いよう努力を重ね、好成績を目指してまいります。

バドミントンでは、男子シングルスに出場した3年次生が1回戦を勝ち抜き、2回戦に進出しましたが惜しくも敗退し、入賞には及びませんでした。

柔道では、男子65㎏以下級に4年次生がエントリーし、他校対戦相手がおらず試合をしておりませんが、3年連続で全国大会出場を決めました。練習を重ね、前回よりも良い成績を残せるよう頑張ってまいります。

進路ガイダンス【定時制】

6月6日(金)、宇都宮短期大学・音楽科、TBC学院の各分野の講師陣20名をお招きして、全校生対象の「進路ガイダンス」を開催しました。多目的室で全体説明を受けた後、各教室に分かれて、2の分野の職業別体験型ガイダンスを受講しました。 (本文は画像の下にあるリンク「続きを読む」に続きます)

   

 

内容は、短大の音楽科の説明、その卒業生の就職状況、TBCでは、コンピュータAI、CG・ゲ-ム・アニメ、eスポーツ・ビジネス(IT・経理・販売)・語学、ホテル・医療事務・保育・幼児教育、イラスト・デザイン・エンタ-タインメント・自動車・二輪車・メタバース・調理・製菓、メイク・ネイル、ファッション・理容・美容、動物(トリマ-)、(動物看護士)・栄養・就職対策等の多岐に亘る分野で、前半と後半に分かれて、それぞれの生徒が2コマずつ受講しました。就職は2コマを通しで行いました。

生徒は真剣に話に聞き入り、体験に目を輝かせていました。特に調理・製菓に参加した生徒はシュ-クリ-ム作りと箱詰めを体験し、おみやげにそれぞれ3個ずつ家庭に持ち帰ることができて大喜びでした。それぞれの分野で、「先生の説明がわかりやすくて楽しかった。」 、「将来の進路決定に向けて有意義な時間を過ごすことができました。」等の感想が大多数でした。

 

 

 

 

また、保護者対象に見学会と併せて、給食試食会が行われました。当日の献立は三色丼、イカメンチカツ、野菜のゆかりあえ、味噌けんちん汁、青りんごぜり-でした。生徒の活動を間近に見るとともに、生徒が日ごろ食べている給食を喫食することにより、本校への理解を深めることができたと思われます。次回は7月16日(水)の生活体験作文校内発表会に予定されていますので、ぜひお越しください。また、毎日の給食は、写真付きでHPに載せていますので、そちらもご覧ください。

PTA総会・第1回保護者給食試食会・授業参観【定時制】

5月9日(金)にPTA総会を開催しました。また総会に先立ち、第1回保護者給食試食会と授業参観を併せて実施しました。

 授業参観 PTA総会

年4回開催の保護者給食試食会については、370円で生徒と同じ給食を食べられるとあって毎回好評を得ています。13名の保護者の方が参加され、メニューは山菜おこわ・鶏肉のみそ焼き・えびしゅうまい・芋の子汁・春キャベツの塩昆布あえ・とちおとめ羊羹・牛乳で、「こんなに盛り沢山で、とてもおいしい!」と驚いていらっしゃいました。

PTA総会の前には、千葉里花様(卒業生保護者)により、応接室で会計監査が行われました。

その後の担任による授業参観では、生徒の多くが緊張の中にも、積極的に発言して活躍しようとする意気込みが随所に見られるなど、安心して授業に取り組む姿が見られました。

総会は3F定時制自習室で行われ、日下田すみれPTA会長様の議事進行により滞りなく進行しました。日下田会長は挨拶で、「卒業式に来賓として参列した。定時制は大勢の全日制に交じって少数にもかかわらず、入学時からすると自信に満ち溢れ、頼もしかった。」とお言葉をいただきました。また加藤達也校長は「PTA一丸となって、生徒が『自分を変えていく力』と『問題解決能力』を身に着けられるよう、ご支援いただきたい。」と話されました。続いて本校定時制の現状説明と職員紹介の後、クラス懇談が行われ、「中学時代より進んで登校し、学校が楽しいと言っている。本校に入学して本当によかった。」との声が多数聞かれました。授業参観には23名、総会には17名の出席があり、ここ数年で一番の盛況ぶりであったこと、厚く御礼申し上げます。

令和7年度 情報モラル教育 【定時制】

 4月25日(金)に情報モラル教育を記念館講堂で行いました。今年度は『こんなつもりじゃなかったのに』,『SNSによる情報発信のリスク』という2つのテーマで、本校職員が栃木県総合教育センターから出ているGIGAワークブックとちぎを活用して実施しました。

 SNSで意思疎通するときは『こんなつもりじゃなかったのに』とならないように、3つの視点(自分の視点,相手からの視点,俯瞰して全体を見る視点)を意識しましょう!

 まずは『SNSによる情報発信のリスク』を理解し、少しでも不安が生じたら、近くの頼れる人に相談しましょう!

 

 

 

【定時制】本校創立記念日

4月18日(金)講堂に、佐藤務同窓会長様、千葉県美術会理事長で陶芸家の神谷紀雄様をお迎えし、創立記念式及び記念講演会が挙行されました。

加藤校長は挨拶の中で、「今日は本校の伝統を再確認し、これまでの歩みを振り返る日だ。当時の芳賀地区には尋常小学校卒業後の進学先がなく、地域の熱意ある嘆願に栃木県が動かされた。周辺地主22名が敷地を寄進、資金の半分を町民の私財寄付により、明治33年(1900年)に本県3番目の旧制中学校が開校し、今年で126周年を迎える。創立3年目には台風によって本館が半壊したが、学びを求める熱い意志をもった若者の熱意に答えて、明治37年に再建された。昭和44年に現校舎が完成して今日に至る。数多の著名な卒業生の中でも、野澤一郎氏(明治39年卒)は大正7年巴組(現・株式会社巴コーポレーション)を設立、考案したダイヤモンドトラス構造はディーゼル機関に匹敵する発明とされる。昭和32年には私財から野澤一郎育英会を創設した。氏の胸像は本人の遺志により上半身裸で校庭の南面に建つ。氏は『裸の私は真実の姿、人としての本質はその地位ではなく、生き方にある。志をもつことにより、いかなる困難にも立ち向かう気概をもって、みなさんが新しい光を添えてくれることを祈念する。』この言葉には、ここで学んだ『至誠』の精神が根底にある。君たちも校訓の具現化に努めてほしい。」と言葉を掛けられました。『至誠』とは「人を欺かず、己を欺かず、自己の良心を尊び、善と信ずることは必ず実行する。」ことであり、5つの時代に渡って脈々と受け継がれてきました。職員生徒一同、今後も実践していきたいものです。

佐藤同窓会長様(昭和37年度卒)は、「今年は創立126周年、温故知新(故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る)、本校の歴史の光と影を紹介する。昭和8年は日本が国連を脱退し、戦時ムードにシフトした頃、旧制5年生数名が鉄拳制裁の上、操行(生徒の品性や行動、道徳的な行いの総称とされ、日々の言動にも優劣がつけられた)丙と査定され、中退を余儀なくされた。生徒の学校に対する不信感は極まり、学校側と対立した(同盟休校事件) 。昭和10年には卒業生が当時の大金108円を集めて2名の権威に依頼して完成した校歌は、戦前戦後と歌い継がれている県内唯一無二である。このように紆余曲折を経て今日に至る。みなさんは今日の記念の日に、先人たちの歴史を知り、自己確立を目指して勉学に励んでいってほしい。」と述べられ祝辞とされました。

記念講演会は、神谷紀雄様(昭和34年度卒)により、『出会い…その先に』と題してご講演をいただきました。自己紹介で「講演会に呼ばれるのは超一流大学卒の優秀な人だけだと思っていた。」と切り出され、会場は和やかな雰囲気に包まれました。「美術の世界は、いいものを数多く見て、感性を磨くことが肝心である。良い作品は表面的な美しさだけではなく、奥に何かを感じさせるものである。多くの出会いによって、優れた師匠から多くを吸収できた。真面目に一つの道を歩んできたから、この機会を得た。出会いを大切にしていってほしい。」と結ばれました。先生の作品制作のプロモーションフィルムは映像美の極致で、多くの職員生徒が感銘を受けていました。先生の陶芸作品「鉄絵銅彩梅文大鉢」をご寄贈いただきました。

【定時制】避難訓練

4月11日(金)の4限目に、避難訓練を行いました。3限目の全校集会と専門委員会が長引いたため、少し遅れての実施となりました。地震による火災の発生という想定で避難を行いましたが、あいにくの雨のため屋外には避難せず、体育館への避難となりました。1年生は不慣れな上に人数も多いため、点呼に少し手間取りましたが、皆落ち着いて避難することが出来ました。教頭の講評の後、教室へ戻って各担任による事後指導を行って避難訓練を終了しました。

 

【定時制】第1学期始業式・新任式・離任式・生徒対面式

4月8日(月)記念館講堂で、新任式・第1学期始業式・生徒対面式・離任式が行われました。この日は例年、慣れ親しんだ人との別れ、新しい人との出会いが交錯する日です。

 

新任式では、栃木翔南高校から加藤達也校長先生、県スポーツ振興課から渡邉伸夫教頭先生、小山高校から藤井淳先生(国語科)新たに濱野裕太先生(数学科)をお迎えしました。新任者を代表して加藤校長が、「真岡高校で教師生活をスタートし、7年間お世話になった思い出の場所に戻って来ることができ、この上なく幸せだ。皆さんの希望の実現に誠心誠意尽力していきたい。」と感慨深く語られました。

始業式で加藤校長は、「様々な立場の人が在籍している。昼間働いていたり、悩みを抱えていたり、各々にそれぞれのペースがある。無理に周りに合わせて悩むことなく、自分のペースを守ってへこたれず、友人を作り、先生方との関わりをもつ中で、一歩ずつ成長し、卒業後の進路を考えていってほしい。先生方も応援している。」とやさしく語り掛けられました。

生徒対面式では定時制課程60名が一堂に会する中、山口翔生徒会長(3年次)が歓迎の言葉で新入生を迎え、滝口華さんが新入生代表挨拶を述べて、記念館内に一体感が生まれたように感じられました。

離任式には3人の先生が来校されました。荒井博文校長先生は宇都宮大学アドミッションセンターに赴任されました。先生は別れの挨拶で、「みなさんの普段の挨拶はうれしかったし、仕事のやりがいにつながった。私自身が人生の節目に当たり、君たちの進学・就職で新天地に乗り出す気持ちに思いを巡らせることができた。これまでの頑張りを讃えたい。」

須藤優教頭先生は栃木高校に教頭として赴任されました。先生は「自分が勝手に考えていた約束を果たせなくなってしまったのが心残りだ。みなさんと話しているだけで、救われた気持ちになったり、助けられたりした。色々支援したいなと思っていたが、支援してもらったのは自分の方だった。1年生に話しておきたいのは、この学校は家族みたいな所だ。モヤモヤしていることがあったら、自分をさらけ出して他人に助けを求めてもいい。先輩方もそうしてきた。また会える日を楽しみにしている。」と目頭を押さえながら、熱く語りかけました。

足利高校に赴任された岡野晃先生は、「みなさん全員と話をしたことがあり、会話の内容も思い出せるのは私の誇りだ。この学校には、学校に行けてなかった人も来られるようになる環境がある。周りの生徒も先生も、学校の雰囲気も良い。自分を信じ日々努力を続けて、夢を実現してほしい。」とあふれる思いを吐露しました。新天地でのますますのご活躍を祈念しております。

【定時制】入学式

 4月7日(月)に、佐藤務 同窓会長様、鈴木定男 定時制後援会長様、全・定PTA会長様のご臨席を賜り、全定合同の入学式が挙行されました。真岡高等学校の歴史ある伝統を受け継いだ厳かな式となりました。

 

加藤達也 校長は入学許可に際し、定時制新入生28名を含む228名の呼名に対する力強い返事に、一人ずつ暖かなまなざしを向けられました。校長式辞で「みなさんは本校への入学を自らの意志で選択し、入試を突破して今日の佳き日に臨んでいる。学校生活の様々な場面を通じ一丸となって、本校の校訓『至誠』を柱とした『真高8つの力』の育成を目指す。在学中に成人年齢を迎えるが、一夜にして身に着くものではない。江戸時代の僧侶 鉄眼(てつげん)は、仏教聖典出版のために全国行脚して集めた資金を、二度に渡って洪水や飢饉に苦しむ人々の救済に投げ出し、計画を断念せざるを得なかった。しかし17年後、3度目にして集めた資金で出版を成就することができた。この鉄眼版一切経6,956巻は仏教の最良の入門書となり、現在の書体『明朝体』の元となっている。このように不撓不屈の精神、大人としての責任や主体性を身に着けるとともに、自らの夢を見つけてほしい。そしてその志をエネルギーに換え、目標達成に向かって邁進してほしい。」と夢と希望に満ちた高校生活への期待を話されました。

 佐藤同窓会長は、「明治33年(1900年)、地元の有志22名がお金を出し合い土地を提供して、この白布ケ丘の地に栃木懸第三中學校が創立された。以来、27,000余名の卒業生が、本校で学んだことを社会で結実させ、多くの分野で優れた功績を残してきた。数多の中で、野澤一郎 先輩(株式会社 巴コーポレーション 創設者)は、多額の私費を投じて校庭拡張工事に伴う大ケヤキ移設の難工事を成功させ、かつ野澤一郎育英会を創設された。また大塚実 先輩(株式会社 大塚商会 創業者)は震災で半壊した記念館の再建や校庭の人工芝化に私財を投じられた。2人の銅像は校庭の南北でみなさんの活躍をやさしく見守っている。これらの良き先輩の後塵を拝することを祈念している。」と話され、次いで朱熹の漢詩「少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず 未だ覚めず池塘春草の夢 階前の梧葉已に秋声(若いうちはまだ先があると思って勉強に必死になれないが、すぐに年月が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから若いうちから勉学に励まなければならない)」の一節を引用され、学業の大切さを説かれました。

 その後、定時制課程の保護者と生徒は記念館講堂に移動し、オリエンテーションに臨みました。期待と不安が入り混じった入学式での表情から一転、「仲間と共に歩んでいくんだ。」という安堵と希望に満ちた表情が見て取れました。

進路講演会を開催しました

2025年3月14日、進路講演会を開催いたしました。高校生を対象とした今回の講演会では、企業の方々をお招きし、将来の就職についての具体的な情報と対策を提供していただきました。

講演会の中では、企業の担当者様による講演や、当校教員と企業の担当者様によるパネルディスカッションが行われ、生徒たちは社会人としての姿勢や職業選択の重要性についての洞察を深めたと思います。

参加した生徒たちは、学業の大切さや、言葉遣いを含め、コミュニケ-ション力等、具体的なイメージを持つことができ、大変有意義な時間を過ごしました。講演会にご協力いただいた企業の皆様に心より感謝申し上げます。

今後もこのような行事を通じて、生徒たちの進路選択を支援してまいります。

 

進路講話

 2月21日に、ビジネス電子専門学校の顧問の羽石 良久先生を講師としてお招きし、進路講演会を実施いたしました。

 進路講演会では挨拶の重要性や、正社員とアルバイトの生涯賃金の差、面接の作法等を話していただきました。

 挨拶の重要性については、「挨拶」という漢字の説明(相手に心を開き、近づくという意味)もされ、挨拶の重要性について生徒たちはそれぞれ真剣に受け止めていました。

アルバイトと正社員の違いについては、正社員として働くことのメリットや、収入の安定性について強調しました。2億円以上の差が出てしまうという具体的な数字が示されたとき、生徒たちはかなり驚いていました。

 面接指導では、教師が面接官役を務め、講師が生徒役を演じる形で模擬面接が行われました。入室の方法を含め、実際の面接の流れも実演していただきました。

 生徒たちは今回の講演会に大変刺激を受けたようでした。講演会後も生徒たちは、講師から学んだ内容を教室などで談笑している様子も見られました。今回のイベントは生徒の将来の進路決定において大いに役立つことを確信しております。

【定時制】予餞会

 2月3日(月)、予餞会が行われました。豪華な食事会に始まり、卒業生のこれまでを振り返るスライドショーや卒業生からのメッセージ、最後は皆で楽しくレクリエーションを行いました。

 食事会では卒業生を温かい拍手で迎え入れ、皆で紙コップを片手に乾杯をするなど、いつもの給食以上に明るい雰囲気で食事をしていました。

 スライドショーは生徒会役員たちの力作で、編集の力で皆を笑顔にさせるものでした。卒業生たちは、懐かしい写真を見て、本校を去ることに名残惜しさを感じているようでした。卒業生から在校生や先生方に向けてメッセージが送られ、どの生徒も学校やクラスメイトへの感謝を口にし、立派に成長した姿を見せてくれました。

 レクリエーションは体育館で行われ、しっぽ取り、長縄跳び、ドッヂボールが行われました。どの種目も盛り上がり、生徒たちは楽しく参加していました。総合優勝は卒業生チームで、上級生らしい素晴らしい活躍を見せ、声を掛け合うなどチームワークを発揮していました。

 

進路説明会

  12月9日16時から、フォーシーズン静風でライセンスアカデミー様が主催する進路説明会に参加しました。生徒たちは専門学校や大学、企業の方々の話を熱心に聞き、卒業後の進路決定に対する意識を高揚させていました。

就職希望者は企業でどのような人が働いているのかということや、どんな仕事をしているのかということを直接聞くことによって、入社後に対する不安感を軽減することができました。

進学希望者は、進学するために高校在学中やるべきことや、専門学校や大学卒業後の進路についての知識が身につきました。

また、進路内定者は社会人としての心構え等の講話を聞き、挨拶の方法や名刺の渡し方など、今後生きていくうえで必要になることを学ぶことができました。

生徒にとって全体的に得るものが多い機会だったように感じます。

R3年度~R6年度の進路状況

大学・短大

国際医療福祉大学・玉川大学・清泉女学院大学・鎌倉女子大学・城西大学・拓殖大学・佐野日本短期大学

 

専門学校・大学校

栃木県衛生福祉大学校・晃陽看護栄養専門学校・県央産業技術専門校(2名)・TBC学院(9名)

 

就職

神戸製鋼所株式会社(4名)・矢崎部品株式会社ホンダビジネスユニット(4名)・JAはが野・

ホンダモビリティ茂木株式会社・YAMADA電機株式会社・ケ-ズデンキ株式会社・

Genki Global Dining Concepts 株式会社・ダイニック株式会社・アムテック株式会社(3名)・

中山産業株式会社(7名)・第一貨物株式会社・茨城食品ガ-リック工業株式会社(3名)・

ふるさとホ-ム真岡社会福祉法人特別養護老人ホ-ムやまさわの里・東洋ビューティー株式会社・

株式会社協和製作所