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2016年12月の記事一覧

最新の電子平板実習を実施

最新の測量を体験


 建設工学科3年生が、最新の「電子平板」を使った実習を実施しました。
 電子平板とは、トータルステーション(角度と距離が測れる測量器械)とタブレットを連動させ、リアルタイムに建物の位置を測定した結果が、タブレットの画面上に座標として反映されるものです。この座標を結ぶと建物の形になり、地図が出来上がっていきます。今回は、校内の駐輪場や校舎などの測量を行い、校内の地図を作りました。
 この実習を行うため、先週は宇都宮工業高校からGPS測量器を借りて、地理上の座標を測定する測量も行いました。

屋外での測量(外業)

 屋外で測量を行った後、室内でデータの整理を行いました。この整理もタブレット上で座標を線で結び建物の形を明らかにしていきます。そして、パソコンの測量用CADを使い2つのグループのデータを合体させ一つの地図にしました。また、今回、測量した結果と"Google Earth"のデータを重ね合わせ、座標等が間違っていないか確認しました。一部、ずれている個所もありましたが、おおむね学校の現況と一致しました。
 今後は、校内のデータを測量し一つの地図を製作していきます。


屋内でのデータ整理(内業)

身近な研究・実践活動報告会に参加しました

 

建設工学科の活動を報告会で発表


 12月13日(火)、宇都宮工業高校大講義室を会場に『身近な研究・実践活動報告会-多様な視点から地域のエネルギー・環境を考える-』に参加し、建設工学科の取り組みについて発表しました。この報告会では、企業1件、小学校1件、高校は本校をはじめ宇都宮工業高校、今市工業高校、馬頭高校の4件、合計6件の取り組みが発表されました。
 本校は2年生4名が、建設工学科で取り組んでいる小学校との連携事業などについて発表しました。発表テーマと発表者は下記の通りです。

「地域に期待される学校を目指して」

 建設工学科2年土木コース
  高久 圭太郎(箒根中出身)  渡邉 伸明(片岡中出身)
  渡邉 琉希 (黒磯中出身)  髙橋 徹 (厚崎中出身)

 また、1月31日(火)には土木学会関東支部栃木会主催の「第34回建設技術研究発表会」においても建設工学科2年の代表者が発表します。

発表の様子

建設工学科2年建築コース キャリア形成支援事業

専門性を高めるキャリア形成支援事業
 平成28年12月8日(木)に共和圧接工業株式会社より2名の講師をお迎えし、キャリア形成支援事業として「ガス圧接」のご指導を頂きました。
 ガス圧接とは、鉄筋の接合方法のひとつです。ガス溶接と同様に「酸素ガス」と「アセチレンガス」を使用しますが、圧接では”溶かさない”ことが重要だそうです。
全体の様子圧接の指導を受けている生徒

圧接後の鉄筋圧接後の鉄筋(冷却後)
 圧接し終わった鉄筋は「外観検査」と「引張試験」を行い、しっかりと圧接されているかの確認検査を行いました。
 生徒たちはアーク溶接を実習では経験していましたが、初めてのガス圧接作業に興味津々でした。専門性を高める上で、大変参考になりました。
外観検査(圧接部長さノギス測定)外観検査2

万能試験機で引張試験を行っている様子引張試験後の鉄筋の様子ー圧接部からは破壊していないので検査合格

物流出前授業

県内初! 物流出前授業を開催
 12月6日(火)に建設工学科1年生を対象に、(一社)栃木県トラック協会主催の「物流出前授業」を開催しました。内容は、第1部では物流の役割について、第2部では実際のトラックを使って機能などを説明して頂きました。
 第1部では、物流の役割の説明や物流等に関するDVD観賞をしました。普段の生活においては食品が店頭にあることが当たり前になっていますが、東日本大震災の時は商品が少なくなったこともありました。今回の話を聞き、改めて物流が私たちの生活を支えているということを強く感じました。
 第2部では、持ってきて頂いた3台のトラックについての全体説明のあと、グループごとに分かれ詳しくトラックの特徴について説明して頂き、また運転席に乗せてもらう体験もしました。
 今回の出前授業により、トラックには目的に合った機能が付いており、様々な用途に使われていることを体験的に学ぶことができました。今回の授業を通し、生徒は「トラックに詳しくなった」、「私たちの生活を陰で支えていることがわかった」、「とても興味を持った」といった感想をあげており、生徒にとって良い体験ができたと思います。

職場見学(建設工学科)

建設工学科1年生 職場見学

 12月2日(金)、職場見学として五洋建設株式会社技術研究所および国道400号 下塩原バイパス工事現場に行きました。
 午前は、五洋建設株式会社技術研究所です。ここでは、最新のドローンなどを利用した測量技術や、津波や地震を起こして構造物などがどの程度耐えられるかを調べる試験など、たくさんの試験や施設設備を見学させていただきました。また、土木や建築の仕事の内容についてもお話をいただき、さまざまな業種との関わりを持ちつつ、「形」に残る仕事ができる喜びがあるという言葉に聴き入ってました。
 午後は、下塩原バイパスの橋桁工事と第2トンネル工事現場を見学させていただきました。トンネルはまだ舗装も照明灯の付帯工事も終わっておらず、完成前のトンネル内を直に歩くことができ貴重な体験でした。



       工事全体の説明

        橋桁の説明

        第2トンネル内の様子