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サイエンス特別講座『宇都宮大学 iP-U移動講座』 今年も開催

今年度も本校と宇都宮大学との共同企画「iP-U移動講座」を開催いたしました。

宇都宮大学の先生方による物理・生物・化学の実験講習会。各講座には、本校生だけでなく、県北地区の他校生も多数参加しました。

表 各講座一覧


【7月23日(火) 化学(工学系)】
・参加生徒
 大田原高校22名、大田原女子高校3名、矢板東高校2名、さくら清修高校5名 計32名
・内容
 カーボンナノドットという新・炭素材料をクエン酸と重曹などを用いて合成する実験を行いました。家庭でもできる実験ということでホットプレートや竹串など身近なものを用いました。指導後は自分たちで選んだ材料、考えた加熱時間で自由に作成し、新しい素材に出会い、世の中は化学で、物質でできているということを実感した生徒が多かったようです。

  

 

~生徒感想~

・失敗してしまった実験の原因を探ってみるのは面白いと思った。カーボンナノドットや蛍光色素についてもっと学びたいと思いました。

・私たちが食べている物質などでも、紫外線を当てれば光ったのでとてもビックリしました。

・一見光りそうにない物質も紫外線に当てたら光ったり、蛍光ペンが上に動いたりし、身近なものでこんな発見ができるのかととてもびっくりした。講座を受けてよかったと思った。

 

【7月24日(水) 物理】
・参加生徒
 大田原高校 27名、大田原女子高校3名、那須拓陽高校6名、黒磯高校1名、矢板東高校2名

計37名
・内容
 陶山史朗先生(宇都宮大学特任教授)による3Dに関する講義とアーク3D工作、山本裕紹先生による空中ディスプレイの講義とb-AIRR工作を実施しました。大学の先生方や大学院生のご指導をいただきながら自分自身で作製したアーク3Dや空中ディスプレイ装置を使って実際に映像を見た生徒からは感動の声が上がりました。

 

 

~生徒感想~

・光工学について理解を深め、今後の進路選択の鍵になった。

・講義の内容、とても楽しかったです。それから、先生方がとても優しく話しかけてくださったので楽しく活動出来ました。

・浮かび上がるディスプレイにとても感動した。(複数)

【7月24日(水) 生物】
・参加生徒
 大田原高校11名、大田原女子高校6名、那須拓陽高校2名、矢板東高校1名、さくら清修高校2名

 計22名
・内容
 大腸菌のプラスミド(環状のDNA)を電気泳動により観察しました。その際、2種類の制限酵素で切断したプラスミドなども電気泳動し、泳動のしくみの他、制限酵素によって切断された部位を考察するなど、教科書よりも一歩進んだ実験考察を行いました。高校では普段扱わない実験であり、参加した生徒にとっては大変貴重な実験講座になりました。

 

 
~生徒感想~

・実際に結果が目で見て分かったのでとても面白く、仕組みについての説明も分かりやすかったです。

・DNAについて詳しく知る事が出来た。 ありがとうございました。

・実際に実験をすることで疑問が生まれ、理解出来ることが分かりました。貴重な体験ができてすごく楽しかったです。もっと生物がすきになりました。

 

【7月25日(木) 化学(農学系)】
・参加生徒
 大田原高校19名、大田原女子高校5名、黒磯高校3名、矢板東高校2名 計29名
・内容
 二瓶賢一 氏(宇都宮大学農学部応用生命化学科教授)による薬品を用いて果物などの「におい」を合成する化学実験講習でした。参加した生徒は、果物のにおいなどを合成できて面白かった、においも薬になるなどとても興味深かったと感想を話してくれました。

 

 

~生徒感想~

・想像以上に香りの魅力が大いに感じられた。非常に興味が引き立てられた。

・香りについて今まで興味がなかったが、この講座を通して香りについて興味を持った。

・構造が少し変わっただけで、香りが変わるのがおもしろいと思いました。

サイエンス特別講座『物理のつどい~超伝導~』 開催

本校では、各分野の専門家による講義や実験を通して、高校の学習では決して学ぶことができない科学に関する専門的内容を学ぶ「サイエンス特別講座」を開催しています。

 

今回、東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員 前田京剛 氏を講師として招聘し、超伝導に関する講義の第1回目を開催いたしました。

テーマ:超伝導とその周辺 第1回目 意外と身近な物性物理の世界 ―半導体から超伝導へ―

日 時:令和6年7月19日(金)14:00~16:00

講 師:前田京剛 氏(東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員)

会 場:本校会議室

参加者:高校生47名(大田原高校35名、大田原女子高校4名、那須拓陽高校6名、黒磯高校2名)、教員6名

    計53名

 

物性物理についての説明の後、半導体の基礎知識、バイポーラー・トランジスタや集積回路などの説明、そして超伝導現象の説明とデモ実験。大いに興味を喚起させる2時間となりました。

 

本講座の第2回は、10月4日(金)に予定しています。

  

 

SSH 英語活用発表会(後半)(3年)

日時:令和6年7月11日(木)

場所:各教室

 

7月10日(水)に実施した英語活用発表会の続きを行いました。

 

  

 

発表の雰囲気に慣れたためか、笑顔でユーモアを交えて発表する生徒がいたり、質疑応答が生徒から活発に行われたりしていました。

発表者の皆さん、お疲れさまでした。

 

3年生のSSH課題研究は、今後3年間のまとめに移ります。

受験勉強と並行しながら、最後まで納得のいく形で終えられるように頑張りましょう。

 

SSH 英語活用発表会(前半)(3年) 班別研究(2年) 那須野ヶ原深訪会事前説明会・AiGROW(1年)

日時:令和6年7月10日(水)

場所:本校各教室(全学年)

 

3年生は、英語活用発表会を行いました。

これまでの研究内容を英語でポスターにまとめ、英語で発表・質疑応答を行いました。

3年間の集大成となるイベントです。

 

 

   

  

どの班も、練習の成果を発揮して、順調に発表ができていました。

英語科の先生方からの質疑に苦戦する姿も見られましたが、知識を駆使し、臨機応変に対応していました。

とても貴重な経験となったと思います。本日の発表班の皆さん、お疲れ様でした。

残りの班は、明日木曜日に発表です。

 

 

2年生は前回に引き続き、班別研究を行いました。

アンケートの作成、実験器具の準備、模型の作成等各班多様な活動を行っていました。

 

  

 

 

 

 

1年生は那須野ヶ原深訪会の事前説明、およびAIGROWを実施しました。

 

 


那須野ヶ原深訪会は今年度より始まる取り組みで、8月下旬に行われる予定です。
那須野ヶ原は酪農や農業が盛んであると共に、明治以降の開拓の歴史を残す地域です。
今後の課題研究におけるテーマ選択に向けた知見が得られるよう頑張って取り組みましょう。

SSH 課題研究グループ編制(1年)班別研究(2・3年)

日時:令和6年7月3日(水)

場所:本校第一体育館(1年)本校各教室(2・3年)

 

1年生は課題研究を行う研究グループ編成をしました。

「大テーマ」×「研究分野」別の大グループに分かれ、自己紹介を行いました。

自己紹介の中では、研究を希望する「SDGs」を述べ、同じ希望の者同士でグループを組みました。

 

 

 

 今後の課題研究では、今回編成したグループで共に研究を続けていくこととなります。班員全員で協同して取り組んでいきましょう。

 

2年生は班別研究を行いました。

購入を希望した物品が届き、その物品を使って実験に勤しむ班。アンケ―ト作成に勤しむ班など、多様な活動が見られました。

 

 

 

 

3年生も班別研究を引き続き行いました。

来週に迫った英語活用発表会に向け、発表練習に熱が入っていました。

 

 

「英語活用発表会」7月10日(水)、11日(木)に行われます。研究の集大成として、より良い発表となるよう頑張ってください。