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サイエンス特別講座『物理のつどい~超伝導~ Part2』開催

本校では、各分野の専門家による講義や実験を通して、高校の学習では決して学ぶことができない科学に関する専門的内容を学ぶ「サイエンス特別講座」を開催しています。

 

東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員 前田京剛 氏を講師として招聘し、7月19日の続きとなる超伝導に関する講義の第2回目を開催いたしました。

テーマ:超伝導とその周辺 第2回目 超伝導現象の理解 ―量子凝縮の世界―

日 時:令和6年10月4日(金)14:00~16:00

講 師:前田京剛 氏(東京大学大学院総合文化研究科 特任研究員)

会 場:本校会議室

参加者:高校生41名(大田原高校31名、大田原女子高校4名、那須拓陽高校5名、黒磯高校1名)、教員6名

    計47名

 

超伝導の歴史からスタートして、「ゼロ抵抗」、「マイスナー・オクセンフェルト効果」、「磁束の量子化」や「ジョセフソン効果」などの超伝導を特徴づける現象、そして超伝導の応用と充実した内容の講義でした。前回の実験を理論的に説明いただき、超伝導に関する理解を大いに深める2時間となりました。

  

SSH ポスター作成情報交換会(職員)

日時:令和6年9月26日(木)

場所:本校普通教室

 

2年生SSH課題研究のポスター提出第1回目を受け、

職員によるポスター作成情報交換会を実施しました。

提出されたポスターを並べ、それに対してのコメントや、

作成に関する助言をお互いに行いました。

 

 

 

飯舘村実地研修2024 ~自分たちの未来を創造し発信することができる次世代の復興を担う人材育成プログラム~

認定NPO法人ふくしま再生の会の皆様及び東京大学大学院教授の溝口勝氏(本校OB)にご協力をいただき、今年度も飯舘村実地研修を開催しました。

今年は、本校生39名(過去最多)のSSC部員・有志生徒だけでなく、福島県立安積高等学校の生徒7名、福島県立白河高等学校の生徒4名、計50名が参加しました。放射能濃度測定や埋設土壌の放射線量実習、動物モニタリングカメラの設定や堆肥作り体験、ドロえもんクイズ大会や復興ディスカッション、飯舘村長泥地区環境再生事業(環境省)など各種施設の見学など充実した1泊2日の研修となりました。

 

【会 場】 福島県相馬郡飯舘村他

【期 日】 令和6年9月21日(土)~22日(日)

【講 師】 認定NPO法人ふくしま再生の会、東京大学大学院農学生命科学研究科 溝口 教授

      環境省福島地方環境事務所、東京大学学生2名(TA、本校OB)

【目 的】 

⑴ 東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所事故について理解を深めると共に防災や減災、復興の歩みについて学ぶ。

⑵ 農地再生の取組の見学や現地での実習・体験活動を通して、放射線及び土壌除染に関する知識・技術を学ぶ。また、福島県飯舘村の現状を知ると共に、農業IoTの科学技術に関する理解を深める。        

⑶ 他校との交流事業を通して、自分たちの未来を創造し発信することができる次世代の復興を担うための素地を築く。

【参加者】

⑴ 栃木県立大田原高等学校 生徒39名、教員4名

⑵ 福島県立安積高等学校  生徒7名、 教員1名

⑶ 福島県立白河高等学校  生徒4名、 教員1名

⑷ 和歌山県立向陽高等学校教員1名、三重大学大学院生1名

【内 容】

9月21日(土) 研修1日目

〇飯舘村長泥地区 環境再生事業施設(環境省)見学

 

 

〇図図倉庫見学

 

 

〇体験活動

 

・放射能濃度測定           ・埋設土壌の放射線量測定

  

・堆肥作り体験       ・動物モニタリングカメラの設定体験

 

・課題研究

 

〇夜間研修

・ドロえもんクイズ大会       ・天文講座

 

 

9月22日(日) 研修2日目

〇復興ディスカッション  テーマ「復興に向けて自分たちができること」

  

 

 

 

〇東日本大震災・原子力災害伝承館見学

 

那須野ヶ原探訪会を実施しました

今年度からSSH事業2期目が新たにスタートし、新規の行事となる那須野ヶ原探訪会が実施されました。

1学年の全生徒が夏休みや休日を利用し、地元である「那須野ヶ原」にある様々な研究施設・自治体に訪問しました。生徒たちは2学期から始まる課題研究のテーマ設定のヒントを探ることを目的に、希望した活動に積極的に取り組んでいました。日々生活している地域であっても、見逃していることや新たな発見が数多くあったようです。この経験を活かし、2学期からの課題研究活動がより充実することを願っています。

 

<今年度の活動場所・内容>

①那須野ヶ原土地改良区連合・那須野ヶ原発電所・新青木発電所

 再生可能エネルギーを利用した発電所について講義・見学を行う。

②那須野ヶ原土地改良区連合・西岩崎頭首工・水管理センター

 那須疏水に代表される農業用水に関する講義・見学を行う。

③栃木県畜産酪農研究センター

 併設されているバイオマス発電所を見学し、研究員の方から畜産酪農に関する最新の研究に関する講義を受ける。

④大田原市役所

 大田原市副市長 斎藤 達朗氏より大田原市の抱える課題について講義を受ける。

⑤那須野が原博物館

 那須塩原市生涯学習課の方から那須野ヶ原に存在する日本遺産に関する講義を受け、博物館内にある備品を見学する。

⑥大田原高校周辺探索

 自分でテーマを決めて大田原高校周辺を散策し、自分なりの地図を作成する。

⑦知事と語ろう!とちぎ元気フォーラム

 栃木県主催の行事に参加し、栃木県が抱える課題などに関して意見交換を行う。

 

 

SSH 班別研究(1・2年)

日時:令和6年9月18日(水)

場所:本校各教室

 

1・2年生による異学年合同ゼミにて班別研究を行いました。

 

2年生は一回目のポスター提出日であるため、ポスター作成に励む様子が多々見られました。

 

自分たちの研究を、的確に伝えられるように頑張りましょう。

 

 

 

1年生は研究テーマに関して指導教官と面談を行ったり、継続研究の引継ぎや先輩方の手伝いを行ったりしました。

 

先輩方から研究手法をしっかり学んで、研究を深めていきましょう。

 

 

飯舘村実地研修事前研修 〜東日本大震災・原子力災害ふくしま語り部事業 震災講話〜

 令和6年9月21日(土)〜22日(日)実施の「飯舘村実地研修」の事前研修として、「東日本大震災・原子力災害ふくしま語り部事業 震災講話」を開催しました。

 講師として岩本美智子 氏(双葉町)を招聘し、震災当時の状況やどのような避難行動をとったか、避難所で困ったこと・学んだとこなどをお話しいただきました。メディアでは知ることができない、リアルな情報を学ぶことができ、有意義な事前研修となりました。

 飯舘村実地研修では、今回学んだことを自分自身の目で見て、肌で感じることで、震災や復興に関する理解を深めていきます。

 

SSH プレゼンスキル向上支援事業(2年)アジア学院講演会(1年)

日時:令和6年9月11日(水)

場所:本校第一体育館(2年)・第二体育館(1年)

 

2学年は、プレゼンスキル向上支援事業を実施しました。
株式会社エージェントの山縣 尚史先生にご指導いただきました。
11月6日(水)に迫ったSSH中間発表会に向け、ポスター制作やプレゼンについて、
専門家の先生にご指導いただきました。

  

  

 

ポスター制作に関する基礎知識について学習し、
課題研究の班に分かれて、個人ワーク・グループワーク、発表を行いました。

 

  

 

第1回ポスター提出〆切が迫っているので、完成できるように頑張りましょう!

 

1学年は、アジア学院講演会を実施しました。
課題研究プログラムの一環で、アジア・アフリカ地域で起きている問題に対する理解を深める時間となりました。

講演Ⅰ 旧宗主国と内戦
 講 師  クリスティーナ・アジョン・アパウ氏 / カメルーン出身
講演Ⅱ 食と命の大切さ・地域の人々との関わり
 講 師  ティモティ・B・アパウ氏 / ガーナ出身
講演Ⅲ 地域に根差した国際協力
 講 師  佐藤 裕美氏 / アジア学院職員

 


 

これから課題研究テーマ設定に向けた、貴重な機会になりました。

キックオフミーティング(1・2年)

日時:令和6年9月4日(水)

場所:本校各教室

今年度より1年生、2年生による異学年合同ゼミがスタートします。

初日である今日はキックオフミーティングとして、

①顔合わせ

②1年生の研究テーマの相談

③2年生の進捗状況の確認

が行われました。

 

 

 

 

 

2年生が1年生に課題研究の概要を丁寧に伝えていました。

1年生は3月まで「研究の手法を学ぶ」ことをテーマに活動していきます。

2年生は第一回目のポスター提出〆切が9月18日(水)となっています。

ポスター完成を目指して頑張ってください。

日本原子力文化財団主催 課題研究支援事業 見学会・交流会に参加しました

2024年8月7日~8日に実施された日本原子力文化財団主催課題研究支援事業見学会・交流会に2年生3名が参加しました。

本事業は北海道から福岡までの全国各地の高校生が参加をしています。1日目は中部電力浜岡原子力発電所を訪問し、原子力発電の仕組みやその安全を確保するための取り組みを見学しました。初めての原子力発電所の見学ということもあり、生徒たちは緊張した面持ちで説明に耳を傾けていました。写真は浜岡原子力館にある原子炉の模型を見学している様子です。

2日目は静岡市内に会場を移し、現在取り組んでいる研究に関する発表やグループに分かれてのディスカッションを行いました。原子力やエネルギーという共通の研究に取り組む者同士、積極的に意見交換を交わす姿が見られました。

2日間の活動を通じて、生徒たちは多くの刺激を受けたようです。11月には校内でのポスター発表会、12月には東京大学で行われる成果発表会が控えています。今回の経験が今後の研究に活きてくることを願うばかりです。

サイエンス特別講座『宇都宮大学 iP-U移動講座』 今年も開催

今年度も本校と宇都宮大学との共同企画「iP-U移動講座」を開催いたしました。

宇都宮大学の先生方による物理・生物・化学の実験講習会。各講座には、本校生だけでなく、県北地区の他校生も多数参加しました。

表 各講座一覧


【7月23日(火) 化学(工学系)】
・参加生徒
 大田原高校22名、大田原女子高校3名、矢板東高校2名、さくら清修高校5名 計32名
・内容
 カーボンナノドットという新・炭素材料をクエン酸と重曹などを用いて合成する実験を行いました。家庭でもできる実験ということでホットプレートや竹串など身近なものを用いました。指導後は自分たちで選んだ材料、考えた加熱時間で自由に作成し、新しい素材に出会い、世の中は化学で、物質でできているということを実感した生徒が多かったようです。

  

 

~生徒感想~

・失敗してしまった実験の原因を探ってみるのは面白いと思った。カーボンナノドットや蛍光色素についてもっと学びたいと思いました。

・私たちが食べている物質などでも、紫外線を当てれば光ったのでとてもビックリしました。

・一見光りそうにない物質も紫外線に当てたら光ったり、蛍光ペンが上に動いたりし、身近なものでこんな発見ができるのかととてもびっくりした。講座を受けてよかったと思った。

 

【7月24日(水) 物理】
・参加生徒
 大田原高校 27名、大田原女子高校3名、那須拓陽高校6名、黒磯高校1名、矢板東高校2名

計37名
・内容
 陶山史朗先生(宇都宮大学特任教授)による3Dに関する講義とアーク3D工作、山本裕紹先生による空中ディスプレイの講義とb-AIRR工作を実施しました。大学の先生方や大学院生のご指導をいただきながら自分自身で作製したアーク3Dや空中ディスプレイ装置を使って実際に映像を見た生徒からは感動の声が上がりました。

 

 

~生徒感想~

・光工学について理解を深め、今後の進路選択の鍵になった。

・講義の内容、とても楽しかったです。それから、先生方がとても優しく話しかけてくださったので楽しく活動出来ました。

・浮かび上がるディスプレイにとても感動した。(複数)

【7月24日(水) 生物】
・参加生徒
 大田原高校11名、大田原女子高校6名、那須拓陽高校2名、矢板東高校1名、さくら清修高校2名

 計22名
・内容
 大腸菌のプラスミド(環状のDNA)を電気泳動により観察しました。その際、2種類の制限酵素で切断したプラスミドなども電気泳動し、泳動のしくみの他、制限酵素によって切断された部位を考察するなど、教科書よりも一歩進んだ実験考察を行いました。高校では普段扱わない実験であり、参加した生徒にとっては大変貴重な実験講座になりました。

 

 
~生徒感想~

・実際に結果が目で見て分かったのでとても面白く、仕組みについての説明も分かりやすかったです。

・DNAについて詳しく知る事が出来た。 ありがとうございました。

・実際に実験をすることで疑問が生まれ、理解出来ることが分かりました。貴重な体験ができてすごく楽しかったです。もっと生物がすきになりました。

 

【7月25日(木) 化学(農学系)】
・参加生徒
 大田原高校19名、大田原女子高校5名、黒磯高校3名、矢板東高校2名 計29名
・内容
 二瓶賢一 氏(宇都宮大学農学部応用生命化学科教授)による薬品を用いて果物などの「におい」を合成する化学実験講習でした。参加した生徒は、果物のにおいなどを合成できて面白かった、においも薬になるなどとても興味深かったと感想を話してくれました。

 

 

~生徒感想~

・想像以上に香りの魅力が大いに感じられた。非常に興味が引き立てられた。

・香りについて今まで興味がなかったが、この講座を通して香りについて興味を持った。

・構造が少し変わっただけで、香りが変わるのがおもしろいと思いました。