日誌

2020年5月の記事一覧

野球部 選手権大会中止


 

先週から、報道されていた甲子園中止が、520日(水)に正式決定しました。それにともない、各都道府県大会も中止となり、各高野連が独自の大会を実施するかどうかを検討しています。栃木県は、まだ実施の有無を決定していませんが、来週中には話し合いがもたれることと思います。

各校とも秋季大会の課題を克服するために、12月から3ヶ月の冬季練習に取り組んでいたことと思います。本校も2月中旬の学年末考査終了の218日(火)の午後から、春季大会に向けて練習に取り組んできました。

 

2月18日(火)~練習再開

2月27日(木)一斉休校要請

  28日(金)練習

  29日(土)関東審判講習会中止(29日・31日 清原球場)/練習

3月1日 (日)練習

  2日(月)生徒休校(24日間活動なし)

  7日(土)栃木県審判講習会中止(清原球場)

 11日 (水)選抜中止決定

  13日(金)南部地区抽選会

 26日 (木)練習再開 ※ただし、対外試合は禁止

4月7日 (火)入学式 練習なし

   8日 (水)始業式 練習なし

   9日 (木)2度目の一斉休校(22日まで)

  23日(木)一斉休校延長(56日まで)

5月7日 (木)一斉休校延長(31日まで 後に24日までに短縮)

  20日(水)選手権大会中止決定

 

冬季練習中には、OBの広澤克実さんにも打撃指導していただき、2月からは、暖冬でもあったので雪も降らず、実戦練習もかなりできていたなかで、218日からの12日間、326日からの12日間の合計24日しかグランドでの活動ができていません。もちろん対外試合は一度もできません。

新入生においても、3年生とそもそもが約3ヶ月程度しか関わらないなかで、まだ一度も一緒に活動してません。

このようなことは、誰もが想像していなかったことであります。

今後は、栃木県独自で、どのような取り組みをするかによって、活動を進めていく予定です。高校3年生にとっては、高校で野球に区切りを付ける生徒が大多数です。大会でも主力としてプレーする選手もいれば、控え選手として活動する部員もいます。部員数が多い学校では、ベンチに3年間入ることができなかった選手もいることでしょう。

ただ、どのような立場であろうと、全員が“甲子園”に憧れ、野球が好きで始めたことだと思います。選手一人ひとりの周りには、マネージャーや家族、小中学校時代の指導者、ともに白球を追い続けたたくさんの仲間がいたことと思います。もちろん、今でも、皆さんの周りで、現在の指導者やOBなど多くの人が、皆さんが野球を続けることに関わっています。そんな中、部員だけでなく、各校応援団、吹奏楽部、地域で応援してくれる方々、みんなの夏がなくなってしまいました。できるならば、無観客になってしまうかもしれませんが、何とか独自の大会を開催してほしいと思います。

 皆さんは、この先忘れられない世代の球児となるでしょう。選抜出場がなくなった32校、夏の大会がなくなってしまった多くの関係者。そして、仕方ないという言葉で、割り切れない思い。

 

今は、県高野連の決定が出るまで、待つしかありません。本当に、本校の3年生たちは、少しの可能性に希望を持って、頑張ってきました。その努力は今も続いています。

 もし、7月に何らかの大会が開かれるようであれば、温かい目で見守って欲しいと思います。