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栃高博物館
歴史ある栃木高校に眠るお宝の標本たちを紹介します
栃高博物館 96 ヒザラガイ
栃高博物館 96 ヒザラガイ
分類 軟体動物門 多板綱
学名 Polyplacophora
大きさ オオバンヒザラガイは最大で40cm。通常は4~5cmくらい
分布 すべて海産。潮間帯の岩場に普通。深海にもいる。
軟体動物は、巻貝(腹足綱)、二枚貝(斧足類)、タコ、イカ(頭足類)がよく知られたグループですが
ヒザラガイは全く別のグループで、多板綱といいます。筋肉質の足で岩場にへばりついている姿から
一見アワビの仲間に見えますが、全く違います。 正中線上には、前後に並んだ8枚の殻板があり
密接しているものが多いのですが、この標本のように殻板が小さく離れているものもあります。
分類 軟体動物門 多板綱
学名 Polyplacophora
大きさ オオバンヒザラガイは最大で40cm。通常は4~5cmくらい
分布 すべて海産。潮間帯の岩場に普通。深海にもいる。
軟体動物は、巻貝(腹足綱)、二枚貝(斧足類)、タコ、イカ(頭足類)がよく知られたグループですが
ヒザラガイは全く別のグループで、多板綱といいます。筋肉質の足で岩場にへばりついている姿から
一見アワビの仲間に見えますが、全く違います。 正中線上には、前後に並んだ8枚の殻板があり
密接しているものが多いのですが、この標本のように殻板が小さく離れているものもあります。
栃高博物館 95 ゴカイ
栃高博物館 95 ゴカイ
分類 環形動物門 多毛綱 ゴカイ科
学名 Polychaeta
英名 Ragworm
大きさ ジャムシ(蛇虫)というゴカイは40cmになる。
分布 世界中の海。潮間帯から深海まで
釣りの餌としてよく知られていますが、魚類、甲殻類、鳥類などの重要な餌です。この
標本は10cmぐらいの個体が数匹入っています。種の数が非常に多く、わかっているだ
けで約8000種、このほかにも、未記載種が相当数あるだろうといわれています。生息
分布も大変広く、熱帯から寒帯、浅海から深海の砂地、岩、海中浮遊、他の生物の体表
および内部など驚くべき適応能力です。ちょっと気持ち悪いですが興味深い生物です。
約5億年前のバージェス頁岩に化石としてたくさん発見されています。進化の歴史も長い
ですね。
分類 環形動物門 多毛綱 ゴカイ科
学名 Polychaeta
英名 Ragworm
大きさ ジャムシ(蛇虫)というゴカイは40cmになる。
分布 世界中の海。潮間帯から深海まで
釣りの餌としてよく知られていますが、魚類、甲殻類、鳥類などの重要な餌です。この
標本は10cmぐらいの個体が数匹入っています。種の数が非常に多く、わかっているだ
けで約8000種、このほかにも、未記載種が相当数あるだろうといわれています。生息
分布も大変広く、熱帯から寒帯、浅海から深海の砂地、岩、海中浮遊、他の生物の体表
および内部など驚くべき適応能力です。ちょっと気持ち悪いですが興味深い生物です。
約5億年前のバージェス頁岩に化石としてたくさん発見されています。進化の歴史も長い
ですね。
栃高博物館 94 エボシガイ
栃高博物館 94 エボシガイ
分類 節足動物門 甲殻亜門 蔓脚下綱(フジツボ亜綱) エボシガイ科
学名 Lepas anatifera
英名 Pelagic Goosneck Barnacle
大きさ 頭上部の白いところが2~5cm
柄部は伸縮自在で10cmを超えることもある
分布 全世界の海洋の岩場、流木や漂流物、船底に多数付着
ラベルには「つめがい 大正5年8月 三崎」と書いてあります。この生物の正式名称は
「エボシガイ」です。でも貝ではありません。上記のとおりフジツボと同じ仲間です。白い
部分は殻板という構造で、固く、5枚あります。おそらく、これが二枚貝の貝殻に見えたの
でしょう。英名についてはPelagic(外洋に住む)、Goosneck(ガチョウの首)、Barnacle
(フジツボ)です。英語圏のほうが、きちんとフジツボと認識していたのですね。
分類 節足動物門 甲殻亜門 蔓脚下綱(フジツボ亜綱) エボシガイ科
学名 Lepas anatifera
英名 Pelagic Goosneck Barnacle
大きさ 頭上部の白いところが2~5cm
柄部は伸縮自在で10cmを超えることもある
分布 全世界の海洋の岩場、流木や漂流物、船底に多数付着
ラベルには「つめがい 大正5年8月 三崎」と書いてあります。この生物の正式名称は
「エボシガイ」です。でも貝ではありません。上記のとおりフジツボと同じ仲間です。白い
部分は殻板という構造で、固く、5枚あります。おそらく、これが二枚貝の貝殻に見えたの
でしょう。英名についてはPelagic(外洋に住む)、Goosneck(ガチョウの首)、Barnacle
(フジツボ)です。英語圏のほうが、きちんとフジツボと認識していたのですね。
栃高博物館 93 イシコ
栃高博物館 93 イシコ
分類 棘皮動物門 ナマコ綱 キンコ科
学名 Cucumaria chromhjelmi
英名 sea cucumber
以前も紹介しましたが、「コ」はナマコのことです。これは潮間帯の岩の隙間に普通にいます。5cm位の小さなナマコで食用にはなりません。標本は4~5cmの個体がたくさん入っています。
体は五角柱状で、棘皮動物の特徴である「五放射相称」をもっています。
分類 棘皮動物門 ナマコ綱 キンコ科
学名 Cucumaria chromhjelmi
英名 sea cucumber
以前も紹介しましたが、「コ」はナマコのことです。これは潮間帯の岩の隙間に普通にいます。5cm位の小さなナマコで食用にはなりません。標本は4~5cmの個体がたくさん入っています。
体は五角柱状で、棘皮動物の特徴である「五放射相称」をもっています。
栃高博物館 92 サゴヤシの実
栃高博物館 92 サゴヤシの実
分類 被子植物門 単子葉植物綱 ヤシ目 ヤシ科 サゴヤシ属
学名 Metroxylon
英名 sago palm
分布 東南アジアからオセアニアの低湿地
「サゴ」が採れる椰子という意味です。サゴとはデンプンのことでサゴヤシ1本切り倒すと100kgのデンプンがとれるそうです。デンプンはサゴヤシの樹幹の大きな芯に含まれています。食料として重要な植物です。欠点としてはデンプン質のみなので、タンパク質やビタミン、ミネラルは他の食品から取らなければいけません。実は苗を得るために重要です。松ぼっくりのように見えますが、まわりの鱗片はしっかりくっついていて取れません。中は空洞で、そこに種があります。残念ながら、この標本には、種はありませんでした。空洞のみです。
分類 被子植物門 単子葉植物綱 ヤシ目 ヤシ科 サゴヤシ属
学名 Metroxylon
英名 sago palm
分布 東南アジアからオセアニアの低湿地
「サゴ」が採れる椰子という意味です。サゴとはデンプンのことでサゴヤシ1本切り倒すと100kgのデンプンがとれるそうです。デンプンはサゴヤシの樹幹の大きな芯に含まれています。食料として重要な植物です。欠点としてはデンプン質のみなので、タンパク質やビタミン、ミネラルは他の食品から取らなければいけません。実は苗を得るために重要です。松ぼっくりのように見えますが、まわりの鱗片はしっかりくっついていて取れません。中は空洞で、そこに種があります。残念ながら、この標本には、種はありませんでした。空洞のみです。
1999年11月26日開設
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栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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