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栃高博物館
歴史ある栃木高校に眠るお宝の標本たちを紹介します
栃高博物館 91 大きなマツカサ
栃高博物館 91 大きなマツカサ
(大王松について)
分類 球果植物門 マツ綱 マツ科 マツ属
学名 Pinus palustris
英名 longleaf pine
大きさ 高さ20~40m
分布 北アメリカ東南部、園芸種なので日本にもあります
大王松という松の木の大きなマツカサです。正式には「球果」といいます。高さは22cm。
りっぱですね 通常15~25cmということなので、この標本は大きい方です。松の仲間
では、最も長い針状葉で英名はここからきています。
(大王松について)
分類 球果植物門 マツ綱 マツ科 マツ属
学名 Pinus palustris
英名 longleaf pine
大きさ 高さ20~40m
分布 北アメリカ東南部、園芸種なので日本にもあります
大王松という松の木の大きなマツカサです。正式には「球果」といいます。高さは22cm。
りっぱですね 通常15~25cmということなので、この標本は大きい方です。松の仲間
では、最も長い針状葉で英名はここからきています。
栃高博物館 90 トコブシ
栃高博物館 90 トコブシ
分類 軟体動物門 腹足綱 ミミガイ科
学名 Suluculus diversicolor
英名 small abalone
大きさ 大きくても殻長7cm
分布 潮間帯の岩場
海底の岩の「床に伏して」いるのでトコブシといいます。アワビとよく似ています。アワビの子供と区別できません。でも違いは穴の数で、アワビの穴は4~5個、トコブシは6から8個あります。
肉は美味で、アワビ同様に食されています。標本では、貝の表面に和紙を貼り、墨で「とこぶし」と書いてありました。英名も「小さいアワビ」です。
分類 軟体動物門 腹足綱 ミミガイ科
学名 Suluculus diversicolor
英名 small abalone
大きさ 大きくても殻長7cm
分布 潮間帯の岩場
海底の岩の「床に伏して」いるのでトコブシといいます。アワビとよく似ています。アワビの子供と区別できません。でも違いは穴の数で、アワビの穴は4~5個、トコブシは6から8個あります。
肉は美味で、アワビ同様に食されています。標本では、貝の表面に和紙を貼り、墨で「とこぶし」と書いてありました。英名も「小さいアワビ」です。
栃高博物館 89 アカガイ
栃高博物館 89 アカガイ(赤貝)
分類 軟体動物門 二枚貝綱 フネガイ目 アカガイ属
学名 Anadara broughtonii
英名 Bloody clam
大きさ この標本は10cm
分布 浅海の砂泥底
私たちの赤血球にはヘモグロビンが含まれています。このヘモグロビンと同じように鉄を含む「エリトロクルオリン」という物質を持つため、赤貝は血液が赤いのです。そのため肉も赤く、和名や英名の名前はここからきています。アカガイは寿司ネタや刺身にしたりする高級食材ですが、
赤貝の缶詰は、たくさん獲れるサルボウガイという赤貝に似た貝を使用しています。缶詰に書いてあるので確認してみましょう。
分類 軟体動物門 二枚貝綱 フネガイ目 アカガイ属
学名 Anadara broughtonii
英名 Bloody clam
大きさ この標本は10cm
分布 浅海の砂泥底
私たちの赤血球にはヘモグロビンが含まれています。このヘモグロビンと同じように鉄を含む「エリトロクルオリン」という物質を持つため、赤貝は血液が赤いのです。そのため肉も赤く、和名や英名の名前はここからきています。アカガイは寿司ネタや刺身にしたりする高級食材ですが、
赤貝の缶詰は、たくさん獲れるサルボウガイという赤貝に似た貝を使用しています。缶詰に書いてあるので確認してみましょう。
栃高博物館 88 オオヘビガイ
栃高博物館 88 オオヘビガイ(大蛇貝)
分類 軟体動物門 腹足綱 ニナ目 ムカデガイ科
学名 Serpulorbis imbricatus
英名 Imbricated worm shell(重なったイモムシ状の貝)
大きさ 4~5cm
分布 潮間帯の岩場
磯の岩の表面に普通にいます。口から粘液を出し蜘蛛の巣のように張って、海中の細かい有機物をくっつけて、たぐり寄せて食べます。最初は巻き貝のように殻は巻いていますが、まもなく、不規則になって写真のような殻になってしまいます。遺伝子のバラエティは不思議ですね。
規則正しいと不規則があるのですね。規則正しいと「美」を感じますが、この貝殻は‥‥
分類 軟体動物門 腹足綱 ニナ目 ムカデガイ科
学名 Serpulorbis imbricatus
英名 Imbricated worm shell(重なったイモムシ状の貝)
大きさ 4~5cm
分布 潮間帯の岩場
磯の岩の表面に普通にいます。口から粘液を出し蜘蛛の巣のように張って、海中の細かい有機物をくっつけて、たぐり寄せて食べます。最初は巻き貝のように殻は巻いていますが、まもなく、不規則になって写真のような殻になってしまいます。遺伝子のバラエティは不思議ですね。
規則正しいと不規則があるのですね。規則正しいと「美」を感じますが、この貝殻は‥‥
栃高博物館 87 テヅルモヅル
栃高博物館 87 テヅルモヅル(手蔓藻蔓)
分類 棘皮動物門 クモヒトデ綱 テヅルモヅル亜目 テヅルモヅル科
学名 Gorgonocephalidae(ギリシャ神話のゴルゴンが由来です)
英名 Basket star
大きさ この標本では中心部の本体の直径が約8cm
分布 1000mくらいまでの海底
茨城県の阿字ヶ浦海岸の砂浜にたくさん打ち上げられていました。底引き網によく入るらしく、近くの船のそばに、売り物にならないエイやカニなどの入ったバケツがあり、その中に新鮮なテヅルモヅルも入っていました。網で引き上げるときに、腕がちぎれてしまったようです。クモヒトデと同じ仲間ですが5本ある腕が数十回も枝分かれして、触手となり、海中ではこれを広々と広げて、海中に浮かぶ有機物(デトリタス)を集めて食べています。その姿が容器のかごに見えるのでBasket star と英語では呼ばれています。
分類 棘皮動物門 クモヒトデ綱 テヅルモヅル亜目 テヅルモヅル科
学名 Gorgonocephalidae(ギリシャ神話のゴルゴンが由来です)
英名 Basket star
大きさ この標本では中心部の本体の直径が約8cm
分布 1000mくらいまでの海底
茨城県の阿字ヶ浦海岸の砂浜にたくさん打ち上げられていました。底引き網によく入るらしく、近くの船のそばに、売り物にならないエイやカニなどの入ったバケツがあり、その中に新鮮なテヅルモヅルも入っていました。網で引き上げるときに、腕がちぎれてしまったようです。クモヒトデと同じ仲間ですが5本ある腕が数十回も枝分かれして、触手となり、海中ではこれを広々と広げて、海中に浮かぶ有機物(デトリタス)を集めて食べています。その姿が容器のかごに見えるのでBasket star と英語では呼ばれています。
1999年11月26日開設
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栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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