SSH日誌

2017年6月の記事一覧

【SSH】出前講座Ⅰ

1.行事名 


出前授業Ⅰ

2.実施場所 


本校(物理講義室・化学講義室)

4.参加者 


 1年生・2年生希望者

5.実施概要


【化学】「有機化学で働く分子を作る」 

  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系

    准教授 矢島 知子 氏

有機化合物とは炭素と水素を含む化合物で、生体反応はすべて有機化学反応である。
矢島先生の研究室ではフッ素を含んだ有機化合物を扱っている。
フッ素は炭素との結合が強かったり、水素と大きさがほとんど変わらないことなど様々な特徴を持つ。
その特徴を活かし、様々なフッ素化合物が生み出されている。
フッ素の良点と欠点を見極め、含フッ素化合物を利用していくことが大切さについてお話いただいた。



出前授業Ⅰ 化学



【生物学】  「味と香りの話」
  お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系

    准教授 近藤 るみ 氏
 
まず、味覚と嗅覚について簡単な実験を2つ紹介していただいた。
 実験(1)ある種の苦みを感じる人と感じない人がいる。
 実験(2)鼻をつまむと何の果物の種類の飴か分からない。
それをもとに、生物が生きていくために味覚と嗅覚をどのように使っているか。
生き残るためにどのように味覚と嗅覚を利用して進化して来たかについてお話いただいた。



出前授業Ⅰ 生物



アンケートの応答状況はどの項目とも良好であった。
講師の先生方が1年生の学習状況に合わせて講話の内容をわかりやすくお話しいただいたためと思われる。
ご自分のキャリヤについてもお話いただき、生徒が進路についても考えるきっかけを与えていただいた。

【生徒の感想】
・味覚の実験で苦みについて個人でこんなに差が出るものなのかと驚きました。。
・理系にはもともと興味がありましたが、理系の中でも生物の勉強が楽しそうだなと思いました。
・香りがないと味がよくわからなくなるというのが面白かったです。
・自分はとても保守的で自分のそういう部分が嫌いですが、今回の講演を聴いて失敗を恐れずに革新的に生きていきたいと感じました。
・習ったことがない化学は難しかったですが、面白かったです。フッ素が私たちの生活において極めて重要だということがわかった。
・最初にフッ素と言われてもピンとこなかったのですが、実は身の回りのものに沢山使われていて、使い方によって一長一短な部分があり、化学の勉強をすることの大切さを改めて感じた。