SSH日誌

2014年9月の記事一覧

夏季宿泊研修(物理)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(物理)

 2.実施日時 


  平成26年7月29日(火)、30日(水)

 3.実施場所 


  日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所
  高エネルギー加速器研究機構
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 物理選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 日程・実施内容
  7月29日(火)   【那珂核融合研究所】
    ・磁場閉じ込め式核融合についての講話
    ・JT-60制御室見学
    ・機器収納棟見学
    ・中性粒子入社装置についての説明、見学
    ・高周波加熱装置についての説明、見学
    ・液体窒素を用いた実験

  7月30日(水)   【高エネルギー加速器機構】
    ・電子・陽電子衝突型加速器と素粒子物理についての講話
    ・放射光施設の説明、見学
    ・Bell測定器の説明、見学
    ・富士KEKBトンネル見学
    ・霧箱の製作及び放射線観察、結果発表
    ・講義「研究者への道」

夏季宿泊研修(物理)1



夏季宿泊研修(物理)2
 



夏季宿泊研修(物理)4



夏季宿泊研修(物理)3

夏季宿泊研修(生物)

1.行事名 


  夏季宿泊研修(生物)

 2.実施日時 


  平成26年7月29日(火)、30日(水)、31日(木)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター  館山臨海実験所(千葉県館山市)
 

 4.参加者 


  2年生SSクラス 生物選択者
  

 5.実施概要 


 (1) 指導者

  
    お茶の水女子大学大学院 人間科学研究科
      準教授    清本正人 氏
      準教授    嶌田  智 氏

    お茶の水女子大学湾岸生物教育研究センター
      講師     濱中  玄 氏
      特任講師  広瀬慎美子 氏    

 (2) 日程・実施内容
  7月29日(火)
    ・ウニの受精と発生の講義と実験
    ・海の動物の講義
    ・ウミホタル採集、観察

  7月30日(水)
    ・ウニの発生観察、ウミホタル観察
    ・乗船してプランクトン、ドレッジ採集
    ・磯の動物採集、観察、同定
    ・海藻の分類、薄層クロマト
    ・海藻の標本作製

  7月31日(木)
    ・ウニの発生観察
    ・海藻標本のパウチ

夏季宿泊研修(生物)1




夏季宿泊研修(生物)2




夏季宿泊研修(生物)3
 

卒業生との座談会

   

1.行事名 


  卒業生との座談会 

 2.実施日時 


  平成26年9月10日(水) 

 3.実施場所 


  本校 教室
 

 4.参加者 


  1・2年生希望者

 5.実施概要 


 (1) 日程 
  第1部 講師からのプレゼンテーション
       ・大学の紹介、大学生活の紹介
       ・大学で研究していること、学んでいること
       ・高校時代の経験が生きている点

  第2部 質疑応答・ディスカッション

 
(2) 講師(SSクラス第1期生)
   ・北海道大学 4年
   ・北海道大学
 2年
   ・東北大学 4年
   ・宇都宮大学 4年
   ・千葉大学 3年
   ・東北医科歯科大学 4年
   ・九州大学 4年








卒業生との座談会2


卒業生との座談会3


卒業生との座談会4

今回の事業は、「SSクラスに入るかどうか、検討している1年生」と「SSクラスに所属していて、研究等に行き詰っている2年生」にとって、参考になることを期待して実施した。
アンケート結果からは、その目的はおおいに達成されたと考えられる。

大学実験講座

   

1.行事名 


大学実験講座 
   

2.実施日時 


 平成26年8月22日(金) 

3.実施場所 


 宇都宮大学教育学部

4.参加者 


 1・2年生希望者

5.実施概要 


【物理学】 「光とその性質」
  宇都宮大学教育学部
   教授 堀田直巳 氏

 ・ワックス液の水溶液によるレイリー散乱の観察
 ・プリズムによる光の分散の観察
 ・ガラスビーズを用いた虹シートの製作と観察 
 ・CDを用いた簡易分光器の製作と観察
 ・回折シートを用いた光の波長測定



大学実験講座1


【化学】 液体の金属、水銀の科学」
  宇都宮大学教育学部

   教授 山田洋一 氏 

 ・水銀の密度を体感
 ・水銀の密度の測定
 ・水銀の融点の測定
 ・水銀の導電性の確認
 ・トリチェリの実験の再現



大学実験講座2


【生物学】 「ゲルの電気泳動」
  宇都宮大学教育学部
   教授 井口智文 氏

 

 変態生物である両生類のイモリは、幼生時の胃と成体時の胃では構造だけでなく働く酵素の種類も違ってくる。イモリを解剖し、内臓を観察、消化器を取り出して試料を得る。この試料も含め、他の両生類の幼生時消化器と成体時消化器から得た試料をゲル電気泳動させ、さらに活性染色させ、消化酵素の種類を同定する。 



大学実験講座3


【地学】 「絶滅した生物の復元」
  宇都宮大学教育学部
   教授 松居誠一郎 氏
 

 アンモナイトの化石を耐水研磨紙で研磨して内部を露出させて、隔壁や居室を観察。次にダイヤモンドカッターで切断して切断面を観察。オウムガイの構造と比較した。螺旋の間隔を顕微鏡モニターで計測しグラフを書くことで、形が対数螺旋になっていることを確認。これは、付加成長することが理由。最後に、アンモナイトの化石でストラップを作成。



大学実験講座4

  昨年までの参加者は、指定生徒と希望生徒の混合であったが、今年度は全員希望者とした。
非常にきめ細かな指導を受けることができ、事後アンケートでは、参加者全員が「内容を理解し興味が向上した」と答えている。

SSH指定女子高校研究交流会

1.行事名 


  SSH指定女子校研究交流会

 2.実施日時 


  平成26年8月12日(火)

 3.実施場所 


  お茶の水女子大学
 

 4.参加校


  群馬県立前橋女子高等学校
  
  茨城県立水戸第二高等学校
  埼玉県立浦和第一女子高等学校
  埼玉県立川越女子高等学校
  埼玉県立熊谷女子高等学校

  本校 2年SSクラス
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  ・開会行事 
  ・基調講演「問題意識を持つことについて」
     お茶の水女子大学大学院 人間文化創成科学研究科長 最上義広 氏  
  ・分野別協議  (学科ごとに分大工院生の研究紹介)
  ・懇談会 (課題研究の紹介、生徒からの質問)
 
  ・課題研究実技指導 研究室見学
  ・閉会行事
  ・講評
     お茶の水女子大学 理学部長 菅本晶夫 氏
 

SSH指定女子校研究交流会1





SSH指定女子校研究交流会2





SSH指定女子校研究交流会3
 



生徒各自の課題研究について大学院生、大学の先生方からアドバイスを頂き、有意義な会であった。
普段行うことのできない大学ならではの実験も体験できた。

ウィルス学体験講座

1.行事名 


  ウィルス学体験講座

 2.実施日時 


  平成26年8月8日(金) 13:00~17:00
  平成26年8月9日(土) 10:00~12:00

 3.実施場所 


  獨協医科大学病院
 

 4.参加者 


  1・2年生希望者
  

 5.実施概要 


   ・
インフルエンザの迅速診断体験
   ・ウィルスが感染した細胞の観察
   ・ウィルスの電子顕微鏡観察 等

  

ウィルス学体験講座1


ウィルス学体験講座2


ウィルス学体験講座3 

生徒研究発表会(横浜)

1.行事名 


  平成26年度 SSH生徒研究発表会 (横浜)

 2.実施日時 


  平成26年8月6日(水)、7日(木)

 3.実施場所 


  パシフィコ横浜
 

 4.参加者 


  3年生  4名(ポスター発表)
  2年生     (一般参加)
  

 5.実施概要 


 (1) 日程 

  8月7日(水)
    ・全体会(開会・講演) 
    ・ポスター発表 全体会( 代表発表校選出,講評)

  8月8日(木)
    ・全体会( 代表発表校による口頭発表) ポスター発表
    ・全体会( 表彰,全体講評,閉会)


 (2) ポスターセッションの概要
  「ブランコの物理」


生徒研究発表会(横浜)1

生徒研究発表会(横浜)2

生徒研究発表会(横浜)3

生徒研究発表会(横浜)4
 


見学に参加したのは、2年SSクラスの生徒である。この生徒たちは、科学研究Ⅰの授業において、それぞれのテーマで課題研究に取り組んでいる。今回のステージ発表やポスター発表に参加して、レベルの高さを感じると同時に、自分たちが発表する際の大きな参考になったようである。
今回参加出来なかった他の生徒たちにも伝達させることで、本校の研究発表会を充実させたものにしていきたい。

<生徒感想>
・ポスターセッションで他の学校の発表を聞いて、新しく発見することがたくさんあった。自分が行っている研究と同じようなことを行っている学校の発表があった。
・全国のSSHの学校が集まって交流することで、自分の知識はまだまだだと思い知らされた。そして研究もまだまだだと思った。研究に関しては搬送実験は大事だと思った。とても刺激を受け、よい経験が出来た。
・発表の仕方、研究に対する意識の高さに、自分たちも負けてられないと思いました。人に興味を持たせる発表はどのようなものか、分かったような気がする。
・SSHの目的や、求められていることなどについて、深く知ることが出来た。

初めての即興ディベート講座

   

1.行事名 


  初めての即興ディベート講座


 2.実施日時 


  平成26年7月12日(土)
 

 3.実施場所 


  本校 食堂
 

 4.参加校


  栃木県立宇都宮高等学校
  栃木県立宇都宮東高等学校
  文星芸術大学附属高等学校
  佐野日本大学高等学校
  栃木県立宇都宮東附属中学校
  本校1年生希望者
 

 5.実施概要 


 (1) 日程 

   ・開会・講師紹介
     大阪府立大学大学院 工学研究科 助教 中川千皓(ちひろ) 氏
   ・
即興型ディベートについての説明
   ・ウォーミングアップのペアアクティビティ
   ・チーム分け
   ・「第1ラウンド」の論題発表・準備
      試合開始
      ジャッジにあったグループによる判定と説明
      意見交換
 
   ・「第2ラウンド」の論題発表・準備
       試合開始
       ジャッジにあったグループによる判定と説明
       意見交換
   ・まとめとアンケート記入


初めての即興ディベート講座1


初めての即興ディベート講座2





初めての即興ディベート講座4
 (2) 詳細

 大阪府立大学大学院工学研究科助教にして大学生ディベート世界大会3位の実績を持ち、ディベートに関する本も執筆している中川智皓(ちひろ)氏をお迎えして、上記セミナーをを開催した。
 英語ディベートは、英語運用力の増強は無論、論理力や緻密な思考力の育成、幅広い知識の獲得等に極めて有効であり、これまでも準備型ディベートに関しては多くの学校が取り組んできた。今回は、更に難易度は高いものの、本校を含め県内でもすでに何校かの高校が取り組む即興型英語ディベートの入門講座を開催した。
 即興型は、文字通り準備する時間がかからず、英語運用力増強にも更に有効である。また、表現力にもフォーカスするため、研究内容のプレゼンテーションを英語で効果的に行う上でも大いに役立つ。実際に科学分野の国際会議の場で、英語プレゼンテーションを行っている氏から様々なことを学ぶ機会を得ることができた。