2015年10月の記事一覧

第55回栃高P連PTAスクール参加報告

10月22日~23日にかけて、本部役員6名・鈴木聖子先生と「第55回栃高P連PTAスクール」に参加しました。
初日開会行事の後、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事の成田真由美さん
講師にお迎えし、「自分の可能性を求めて」と題して講演が行われました。
成田さんは13歳で脊髄炎を発症、両下肢麻痺となりましたが、アトランタ・シドニー・
アテネ・北京の夏季パラリンピック4大会連続出場を果たし、金15、銀3、銅2と合計20個
メダルを獲得し日本が世界に誇るトップアスリートです。
ただ、輝かしい成績の陰には、車いす生活の困難さ、入退院や手術を繰り返すことの苦難、
普通の生活が出来る健常者との隔たりがあったことを話して下さいましたが、それらは私たちの想像を
はるかに超えるものでした。
元来明るく前向きな成田さんは、いくつもの山を乗り越え、
「スタートしなければ何も始まらない。自分の可能性もわからないまま終わるのはもったいない」として、
手術後も筋トレに励み、常に前を向いて歩いてきたそうです。
今後もアスリートとして、組織委員会理事として、日本が2020年東京オリンピック・パラリンピック開催時には、
全世界の人々をお迎えしても恥ずかしくない都市整備、意識改革に力を注がれることを熱く語って下さいました。
そして私たちもその力になれるよう、いや一人一人が相手の立場になって物事を考え、
「何かお手伝い出来る事はありますか?」と声をかけることから始めたいと思いました。
(いきなり手を出すのではなく、親切をする前には声をかける、成田さんからのお願いです。)

二日目は研究協議として、上三川高校PTAが「生活指導とPTA」について、
佐野松桜高校PTAが「家庭教育とPTA]について事例発表を行いました。
生徒とPTAが共有し成長すること、家庭で子どもと親がコミュニケーションを密にすることなど、
アンケート結果などを基に様々な視点からの素晴らしい発表でした。

例年この時期に開催されるPTAスクールには、県内各校から270名以上のPTA役員が集まります。
今年も子どもの進路問題、PTA組織の在り方など随所で意義深い話が出来ました。
私個人としては今回で5回目の参加となり、本校PTA活動の充実さ、会員の皆様の意識の高さなどを
改めて知る貴重な機会となりましたことを感謝いたします。

                        PTA会長 徐 東恵


  成田真由美氏の講演の様子(金メダルも拝見しました)
  
    上三川高校・佐野松桜高校PTAによる研究協議発表