卒業生からの報告

OB・OGから

卒業生に聞きました

きついけど楽しい
矢東生は2学期が始まりました。
一方、多くの大学生は
夏休みの最中かと思います。

先日、前期の講義を終えて
こちらに帰省した卒業生が
進路室を訪ねてきたので、
大学での講義の様子を教えてもらいました。
ほとんどの講義が対話形式(学生同士、学生と教員)とのことです。
その中から英語(ReadingとSpeaking&Listening)の講義を紹介します。

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まず学生は、
予習をしてくることが前提。
予習をしてこないと1コマが無駄になるし、
友達に対する責任を果たさないことにもなる。
予習内容は
Readingであればテキストを読んで内容を理解してくること、
Speaking&Listeningであれば
Ted Talk(コンテンツは事前指示)を視聴してくること。

講義中、学生は4人1組のグループをつくる。
受講する学生は15、6人(4グループ)で
4グループのうち、事前に指示のあった組が
内容構成を考えてきてレクチャーする。
教員はそのようすを監察している。
 
レクチャーの内容は
単語小テストや文章読解等、
毎回学生が工夫を凝らしている。
(だから質問を考えたり、スライドの準備が大変)。
最も時間を割くのが「Critical Thinking Question」
批判的思考力を身に付けるために
テキストの内容を発展させた質問をする。
その質問をきっかけに学生たちの議論が展開される。
最後に
聴講している学生と教員から
フィードバックを与えられ、
自分たちのレクチャーを振り返る。
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話を聴きながら、
「今の学生はたいへんだな。
でも鍛えられて、良い学びができているな。」
と思いました。
矢東生諸君、
本校にいる間に
自らすすんで学習する態度を身につけ、
思考力と表現力を磨いておいたほうがいいですよ。

「課題を出さないと怒られるからやらなきゃ。」
と考えている矢東生には
次の言葉を贈ります。
「恐怖から学ぶのではなく、希望を持って学ぶ(佐藤学:学習院大学)」

「学ぶ」を「学ばせる」に変えると、
教員にあてはまるような気が・・・
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ニーハオ

北京から帰国しました
矢東生が夏休みに入りました。
大学生もまもなく夏休みになるでしょう。
今春、北京の大学へ進学した卒業生が
夏休みになったということで、
帰国して進路室を訪ねてくれました。

「授業は全て中国語です。ついていくのが
大変ですが、大学生活はとても楽しいです。
日本語と中国語ができる友達がいて、その子に
和訳してもらいながら勉強しています。後期
からは英語の講義も始まります。

向こうでは寮に住んでいています。
様々な国の人と交流ができ、異文化を感じています。
廊下ですれちがうときにお互いの母語で挨拶したり、
キッチンから香る料理のにおいがスパイシーだったり、
毎日が充実しております。

日本ではスマホを使った支払いが始まったばかりですが、
北京ではもう当たり前です。
外出のときに財布は持ち歩きません。
友達とご飯を食べに行って割り勘するときも
お互いのスマホをかざしあってバーコードを読んで、
ピッで終わりです。」

高校時代にはあまり見なかった笑顔の様子から、
現地では「水を得た魚」なんだろうな、
と想像しました。
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後輩たちの勉強の動機づけに

またしても数学
先日、経済学部在籍の卒業生から
こんなメッセージをもらいました。

(以下本文)
突然すみません。
公認会計士の資格試験の勉強をしているときに
線形計画法が出てきました。
久々だったので楽しかったです。

他にも企業法という科目で
法律も勉強しているんですが、
先生がおっしゃっていた
「法律は数学を使う」
という意味がわかりました(笑)
(本文以上)

本文の前半に補足すると、
著作権の関係で載せてはおりませんが、
テキストの写真も添付されていて、
セクションタイトルが
「最適セールス・ミックスの意思決定」
となっておりました。

線形計画法は
数学Ⅱの教科書で扱われています。
教科書の例題は
正直あまり味気なく、
初めて勉強するときは
「なんだこれ」と感じるかもしれません。

しかしその分、
いろいろな味付けが可能です。
大学入試では
最大利益や栄養摂取の問題と関連づけて
出題されています。

高校時代にきちんと勉強しておけば、
時が経ってその内容が出てきたとしても、
すぐに理解できると思います。
今、「大人の学び直し」が叫ばれています。
若い時に力を注いで身に付けたこと
(知識、スキル、経験 etc. )は
その人の財産であり、
後の世に up-date するときの
基礎になるものと考えます。


いつまでも out-of-date じゃいられない。
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医師を目指す矢東生へ

医学概論
前期に始まった専門科目の1つを紹介します。

(以下本文)
この講義は医学科に入学した早期の段階で、
医学・医療の様々な分野の話題に接することで、
医学への関心を高め、
医療人としての自覚を持つとともに、
医学的な考え方を学ぶことを目的としています。
実際に臨床・研究を行っている先生方から
リアルなお話をいただけるため、
医学に対するモチベーションを高めることができます。
(本文以上)

後輩のみなさん、
あなたが最近関心を持っている医療問題は何ですか。
また、
なぜその問題に関心があるのでしょうか。
教えて下さい。
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卒業生から

背筋が伸びます
先日卒業生とやりとりしていたら、
このようなことを言われました。

(以下発言)
大学には、私たち学生の90分の講義のために
180分かけて資料を作ってくれる先生方がいます。
その度に必ず学ぶことがあるとおっしゃっています。
その先生方の講義は面白いし、
私にとって沢山の学びがあります。

高校の先生方が
自分自身大学受験に向けて努力した
過去の話を聞くより、
大学の先生方の姿を見ている方が
俄然やる気になります。
(以上)

我々、勉強が足りませんね。
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