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野球部
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
“夏の足工”伝統校のプライドを胸に
ASHIKAGA TECHNICAL High School Baseball Club News
AUG 2024 Vol.101
今年も熱い夏が終わりました。夏の大会は、大田原高校との伝統校同士の一戦を5対1。続く宇都宮北高校戦も粘り強い戦いで、延長10回タイブレークの末、2対1のサヨナラ勝ちを収めました。しかし、ベスト8を懸けた佐野日大戦は1対12での敗戦。違った展開に持ち込むチャンスもあっただけに、なかなか切り替えもできないままでしたが、多くの方のご尽力により新チームをスタートさせることができました。この場を借りてお礼申し上げます。
そして、その新チームについては、少人数ながら、今年も1ヶ月間で12試合を消化するハード・スケジュールとなりました。現時点で多くの課題を抱えているのは当然ですが、メンバーも入れ替わり、苦しい戦いが予想される中で8勝4敗という結果は、本当に頑張りました。そして何より、新チームの結成から、2年生6名と1年生8名(女子マネージャー1名を含む)の14名全員で、特に暑かったこの夏を乗り切れたことを嬉しく思います。部員1人1人が身体面だけでなく、精神的にも逞しく成長してくれたことを実感した夏でした。
さらに、24日から実施された交流戦では、鹿沼東・今市・今市工の連合チームに8対1。続くブロック準決勝は、交流戦で2年連続の苦杯を嘗めている青藍泰斗との対戦になりました。選手は、今夏の県大会ベスト4に進出した相手に立ち向かいましたが、結果は0対10での敗戦。目標とするベスト8以上で戦う力をつけるには、まだまだやるべきことの多さを感じました。ただ、今回の交流戦では、やるべきことができれば、ある程度は戦える手応えも掴めました。大会の緊張感ある中でプレーする難しさや、スイングの弱さといった課題が浮き彫りになったのも収穫です。課題と正面から向き合い、克服できれば、本校にもチャンスがあると思っています。本番は次です。この経験を生かしながら秋季県大会では持てる力を発揮し、旋風を巻き起こせるよう一戦一戦、全力で立ち向かいたいと思います。
最後に、野球部員が減少し、連合チームでの参加が増えるなど、高校野球は深刻な問題に直面しています。その中でも足利工業野球部としては、高校生らしい好チームとなるため日々の練習から真剣な取り組みを続け、努力していく所存です。選手の懸命なプレーに変わらぬご支援をお願いします。