校長室から

校長室から

「令和4年度 学校経営計画」

R4 学校経営計画(宇都宮青葉高等学園).pdf

 令和
4年度の学校経営計画をUPいたしました。

全体的には、昨年度から継続して取り組んでいきたいと考え、大きな変更はありません。

個々の項目についてですが、「教育目標」は継続です。今年度は併せて「校訓」を表記いたしました。「目指す学校像(学校経営方針)」及び「目指す生徒像」「目指す教職員像」は、昨年度と変更ありません。「令和4年度の重点目標」については、基本的な観点や取り組みたい内容は変わりませんが、昨年度の取組結果(学校評価)を踏まえて内容の更なる充実と定着を図ることとし、部分的に修正をして提示いたしました。

令和4年度を迎えて

本校は平成28年4月に開校した、知的に障害のある高等部生徒に対して、職業的な自立を目指した教育を行う高等特別支援学校(職業科)です。所在地は栃木県のほぼ中央に位置する宇都宮市にあり、その通学圏は栃木県全域となっています。今年度は開校7年目で、令和4年3月4日には第4期生76名を卒業生として送り出しました。

本校では、「職業的な自立を目指した教育により、働き続けるために必要な力を培うとともに豊かな人間性を育み、社会に貢献できる人材を育成する」という教育目標の下、障害のある生徒たちの自立に必要な力を確実に高めていくことと、生徒たちが住む地域の皆様とともに豊かに暮らしていける「共生社会」の実現に少しでも近付けるように取り組んでいきたいと考えています。

本日47日に入学式を実施し、第7期生78名の新入生を迎えました。令和4年度は、全生徒数220名でスタートいたします。どうぞよろしくお願いいたします。

校長  粂川 剛士

令和3年度の終わりに

 3月24日(木)に修業式が無事終了し、令和3年度の授業日が全て終了しました。さかのぼって3月4日(金)には卒業式を挙行し、本校の第4期生76名を送り出すことができました。本年度一年間、本校生徒並びに本校運営に対しまして、深いご理解と多大なるご協力をいただきました関係各位に心より感謝申し上げます。

 本校は知的障害のある生徒の職業的自立を目指し、職業科の学習を通して、卒業時点での就職を目指しています。今年度も卒業生の9割以上が企業・事業所等からの内定をいただき、4月から職業人として新たなスタートを切ることになっています。そんな卒業生に対して、本校の生徒として最後の日となる卒業式に、「社会人として、信頼される人になってほしい。そのために自分の人柄・人間性を磨いてほしい」と話しました。「信頼感」とは、その人のもつ知識や技能といった「能力」よりも、「人」としての「人柄・人間性」に対する共感から生まれてくることの方が圧倒的に多いと思うからです。全ての人が共に生きる「共生社会」の実現のためになくてはならないもの・・・お互いに「信頼感」をもてる関わりを大切にして、これからの人生を歩んでほしいと思います。

 また、そうした先輩達を見習って自分自身の卒業後の自立を目指す1・2年生の修業式では、「お世話になります。」「おかげさまで・・・」と「お互い様」というキーワードを示して、周囲の人々への「感謝」と「思いやり」の気持ちの大切さについて話しました。「『おかげさまで・・・ありがとうございます』『お互い様』という言葉が自然に言える人になってほしい」と・・・。

 前述のように、本校は「職業科」の学校です。働くために必要な「知識」「技能・技術」そして「態度」を身に付けることは必要不可欠です。ですがそれを支える土台とも言える、周囲の人から信頼されるような「人柄・人間性」の育成こそが、「知識」「技能・技術」「態度」を本当の意味で活かすためになくてはならないもの、本校の教育において最も重視すべきものだと考えています。周囲の人と共に生き、働ける「人」の育成を目指して、次年度も取り組んでいきたいと思いますので、保護者をはじめ関係の皆様のご理解とご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
校長  粂川 剛士

できることをできる限りに頑張る

1月以降、第6波の可能性」という専門家の予想のみならず、医療等の専門外である私たちでも心配をしていた感染拡大の波がきてしまいました。本県でも感染者数の過去最高を更新してしまうなど、緊迫した状況になってきています。昨年末までの「一日の感染者数0人」という落ち着いた日々があったことがイメージできないくらい、感染拡大の速さの驚異を感じてしまいます。

 こうした状況に伴う本県の対策方針を受けて、本校においても校外での活動や外部の方の入校制限などの厳戒態勢をとることとなりました。2月から3月上旬にかけてのこの時期は、県立学校における入学者選抜があり、進学を目指す中学3年生を中心とする皆さんにとって、かけがえのない大切な時期です。受検者の皆さんが安心して受検でき、持てる力を発揮できるように、入学者選抜を実施する側の私たちが万全の準備を整えていかなければなりません。そのためにも、学校の機能停止を招くような感染拡大の状況を避けるために、最大限の取組を継続していきたいと思います。生徒・職員はもちろんですが、保護者の皆様をはじめとする関係の皆様にも、ご理解とご協力をお願いいたします。

 穏やかな新年を迎え、通常に近い形での3学期をスタートしましたが、オミクロン株を中心とする感染拡大に対する「まん延防止等重点措置」適用による本県の対策方針を受けて、本校においても、実施期間中であった産業現場等における実習を、一部を除き中止としました。校外での活動だけでなく、校内活動でも、主にマスクを外して実施しなければならないような感染の危険度の高い活動は実施しないこととします。生徒の皆さんにとって大切な学校生活の様々な経験の一部が制限されてしまうことになるのは、私たち職員にとっても本当に辛いところです。ですが、周囲に目を向けると、本県が開催県である冬季国体が今まさに開催中であり、選手の皆さん、特に本県代表選手の皆さんの活躍が伝わってきています。こうした県としての明るい話題を励みとして、私たちも、限られた状況の中で最大限の効果を目指して、引き続き学校生活の充実に取り組んでいきたいと思います。

                                                                                             校長  粂川剛士

2学期のスタート

9月1日(水)校内放送で始業式を行い第2学期がスタートしました。

夏休み中、本県のコロナ対策において、7月30日から県版ステージ3に。そして、8月8日からは県版ステージ4に引き上げられ、さらに、8月20日からは緊急事態宣言措置区域となり現在に至っています。その影響もあり、休み中も遠出の外出などは自粛したご家庭も多く今年も家庭等で過ごす時間の長い夏休みとなったかもしれません。そんな中でも、生徒自身及び各家庭のご協力により、夏休み期間中の部活動は実施することができ、制限の多い中での貴重な活動の機会が確保できたことは良かったと思います。コロナの感染拡大や事故等もなく、無事に2学期をスタートできたことを本当にうれしく思います。

しかし、現在も緊急事態宣言下にあり、感染症拡大予防の対策は2学期も継続していかなければなりません。校外での活動ができないため、1・2年生が週に2回、事業所等のご協力で学習の場を提供していただいている就業体験学習も校内の学習に切り替えています。また、本校のショップ「きょうの森」も、緊急事態宣言期間中は地域の皆様への販売は見合わせ、校内のみの販売で接客サービスの学習を進めることにしています。毎日楽しみにしていただいている地域の皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一日も早く販売が再開できることを願い、日々の学習はしっかりと積み重ねていきたいと考えています。また2学期に計画しているすべての学習活動につきましても、現在の状況の中で、最大限の予防対策に努め、できる限り本来の計画の趣旨に沿った教育活動を実践していける可能性を探りながら進めていきたいと考えています。

保護者並びに地域の皆様のご理解をいただきながら、何よりもまずは子どもたちの健康の保持と、加えて貴重な学ぶ機会の確保のご協力いただきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

校長  粂川 剛士

令和3年度のスタート

本校は平成28年4月に開校した、知的に障害のある高等部生徒に対して、職業的な自立を目指した教育を行う高等特別支援学校です。開校6年目で、令和3年3月には第3期生を卒業生として送り出しました。

本校は栃木県のほぼ中央に位置する宇都宮市にあり、その通学圏は栃木県全域となっています。本校においては、「職業的な自立を目指した教育により、働き続けるために必要な力を培うとともに豊かな人間性を育み、社会に貢献できる人材を育成する」という教育目標の下、障害のある生徒たちの自立に必要な力を確実に高めていくことと、生徒たちが住む地域の皆様とともに豊かに暮らしていける「共生社会」の実現に少しでも近付けるように取り組んでいきたいと考えています。

私は、この4月から校長として着任いたしました。

令和3年度は、第6期生72名の新入生を迎えて、2年生76名、3年生77名、合計225名でスタートしました。本校において、この225名の生徒たちが、様々な活動に取り組みながら、将来の自己実現に向けて頑張る姿を、このホームページを通して皆様にお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

校長  粂川 剛士

緊急事態宣言下

 新年早々、緊急事態宣言が発令され、学校でも、安全確保のために、校外や感染リスクの高い教育活動については、これまで以上に慎重に対応せざるを得なくなりました。この時期に実施したい教育活動が、中止や延期、又は縮小となることは本当に残念なことです。

 しかし、青葉の教育活動は止まっていません。生徒たちは感染防止対策をしっかりと行いながら、エネルギッシュに学んでいます。
 就業体験活動が実施できなくても、例えば2年生の環境分野では校内で清掃作業実習を行い、その技術を確かなものにしようとしています。おかげさまで、校内は窓も廊下もたいへんきれいな状態が続いています。コミュニティショップ「きょうの森」では、地域の人々への屋外でのパン販売ができなくなってしまいましたが、生徒たちは教職員を相手に接客・販売の腕を磨いています。接客・販売については、特に1年生の成長にはめざましいものがあります。

 コロナ禍の中でも、様々な工夫をしながら学び続け成長できた経験は、将来、思い通りにならない状況にぶつかったときに一歩踏み出す工夫と勇気を生み出すエネルギーとなってくれるのではないかと考えています。

変化に対応する力

 2学期も残すところ2週間を切りました。
 3年生は、二度の産業現場等における実習と仙台への校外学習など、いつもより少し忙しい2学期だったかも知れません。2年生は初めての産業現場等における実習と修学旅行、1年生は1学期は臨時休業中だったため十分取り組めなかった4つの専門分野の授業と就業体験活動に毎日毎日熱心に取り組みました。学校全体としては、青葉祭、校内スポーツ大会の開催などがありました。
 どれ一つとっても、新型コロナウイルス感染症対策により今までとは違った形での計画となりましたが、無事実施することができました。
 これも保護者の皆様のバックアップ、企業や関係機関の皆様のご協力があってのことです。
 そしてなにより、変化する状況の中で果敢に力を発揮する生徒たちの底力と柔軟性はすばらしいと思いました。

本校を希望する皆さんへ

 昨日から、受検希望者への体験学習が始まりました。
 たくさんの参加希望をいただいたので、密にならないことを考慮し、昨年度よりも日数を増やしての開催となりました。ぜひ、本校をじっくりと体験していただき、進路選択の材料としていただければと思います。


 さて、「青葉はどんな学校か」と聞かれて、一言で言うとすれば「療育手帳を持っている生徒が就職を目指す学校」ということになります。ですから、本校を希望する受検生には「学校を卒業したら就職をする」という夢を持ってほしいと思います。


 そして、障害の有無にかかわらず、どんな時代も、夢は易々と実現できるものではありません。「がんばる気持ち」「あきらめない気持ち」が必要です。


 本校の教職員は、夢の実現を目指す生徒をしっかりとサポートします。


 本校に興味のある受検生、又は中学生1・2年生は、ぜひ、このホームページの「本校受検を希望する皆さんへ」も見てください。