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生物生産科より
生物生産科の実習報告
2年生の総合実習の授業で、トウモロコシの間引きと、マリーゴールドの追肥(ついひ)の実習をしました。
「間引き」とは苗の密植状態から、少数に減らしてより良い苗にする作業です。農業にとっては、とても大切な行程です。
「追肥」は、種を播いたあとに肥料を足してあげる作業です。
ぽかぽかしていい天気の中、みんなで分担して作業することができました。
元気に育ってくれることを願います。
トウモロコシの間引き マリーゴールドの追肥
花ごよみ
ベゴニアの鉢上げ・ニチニチソウの置き肥、薬播きをおこないました‼
他学科の選択草花の実習にてベゴニアの鉢上げと、ニチニチソウの置き肥・薬播きをおこないました。
ベゴニアは、他の苗よりも葉っぱが大きく鉢上げする際、ピンセットでは難しいため、割りばしを使用して下から押し出して、苗を取って鉢上げしています。ピンセットよりも時間はかかりますが、傷付けることなく鉢上げすることが出来ます。
鉢上げしている様子 鉢上げしたベゴニア 鉢上げ後はしっかり潅水!
そのほかに、ニチニチソウの置き肥と薬播きをしました。
この作業は、他の草花の苗や野菜の苗でも使う作業になります。肥料・薬の置く場所も決まっているので、丁寧な作業が求められます。
置き肥は、固形の肥料を置くことでゆっくりと肥料が溶け出し長い期間をかけて栄養を送ることが出来ます。
薬播きは、スプーンを使い一定の量を置きます。そうすることで、育苗期に虫などから守ることが出来ます。
注意点は、どちらも非常に成分が強いものなので苗のすぐそばに与えると、苗が成分に負けてしまい枯れてしまうので、必ずポットの端に置きます。
生徒達も慎重に作業してます! 置き肥(肥料)約2粒置きます。 薬播き スプーン約半分を入れます。
肥料も薬もポットの端におきます! 完成! この作業をすべての苗におこないます。
花ごよみ
春苗の播種(種まき)をおこないました!
3月21日に、春苗の播種をおこないました。品種は、サルビア、ペチュニア、アゲラタムの3品種です。
花の種は非常に小さく、種を蒔く量も1品種1000粒など非常に多いため、播種機という種まき専用の機械を使用して蒔きます。
上の写真の銀のトレー(赤枠)のところに種を乗せて使用します。この機械を使用すれば、約1000粒ある種まきも10分掛からないで済んでしまいます。生徒達もこの機械を使用して、播種をおこなっています。
生徒が実習している様子です。見づらいですが、トレーの上には種が乗っています。
これほど小さい種を手で蒔くのは非常に大変です…
黄色い粒が種です。 種を蒔いた後のトレーです。
ここから約1週間程で発芽してきます。そこから大きくなるまでこのトレーで育てポットに鉢上げしていきます。
この小さな種から芽が出て成長し花が咲くのがとても楽しみです!
花ごよみ
生徒向けにラックスの販売をおこないました!
2年生総合実習の草花専攻生で、花束を作り本校の生徒向けに、草花部、草花専攻のラックス班で販売をおこないました。
用意した花束は、放課する生徒たちによって購入していただき無事に完売することができました。
生徒の中には「家族にプレゼントする!」といった生徒もおり販売を実施した生徒たちも、とてもうれしそうでした!
今回収穫し販売した 「ラナンキュラス ラックス ティーバ」
ティーバのほかに栽培している 「ラナンキュラス ラックス ニノス」
販売会の様子
花ごよみ
今回は、前回出てきた “鉢上げ(はちあげ)” についてやり方を説明していきたいと思います。
まず鉢上げをするのに、ポットの土に穴をあけます。基本的には、人差し指の第一関節の深さの穴をあけます。
本校では、左の写真の型を使用して穴をあけています。右の写真が穴をあけたポットになります。
次に種をまいたトレー(セルトレー)を用意し大きく成長した苗を選びます。今回は、左写真の赤でかこった苗を使用します。選んだ苗をピンセットでトレーから抜き取ります。この時注意するのは、苗の根っこを傷付けないことです。 抜き取った苗は、先ほどの穴をあけたポットに植え替えをします。
植え終わったら、指で植えたところを軽く固めてあげます。そうすることで、根っこの成長が良くなります。
逆に根の周りに隙間があると、根が乾燥して生育不良になったり病気の原因などにつながってしまいます。
ここまでが、鉢上げ(はちあげ)作業になります。
鉢上げが終了したら、十分に水をあげます。その後、苗が大きくなってきたら肥料などを与えていきます。
今回は鉢上げについて説明しました。
これから、様々な作業の仕方等をあげていけたらと思います。