生物生産科より

生物生産科より

さくもつのしらせ&果樹便り増刊号(GLOBAL G.A.P.内部審査)

GLOBAL G.A.P.内部審査を実施して頂きました。

生物生産科 作物・果樹の2部門でGLOBAL G.A.P.認証がされています。
作物ではコメを平成30年度~、果樹ではナシを令和元年度~認証され、安心安全な農作物を生産しています。

G.A.P.とは…
日本語名:農業生産工程管理。 農業において、食品安全、環境保全、労働安全等の持続可能性を確保するための生産工程管理の取組のこと。
国際的な基準に基づいたGLOBAL(G)、アジア諸国の基準に基づたAsia(A)、日本の基準に基づいたJapan(J)、地方の基準に基づいたTochigi(T)等の種類がある。


GLOBAL G.A.P.の内部審査を9月18日(金)に行いました。

栃木県農政部の森様に来校して頂き、本審査を想定し内部審査を実施しました。
農薬を減らすためにどんな工夫をしているのか?普段どのように作業をしているのか?生徒達は1つ1つの質問に対し、一生懸命答えることができました。

本審査は10月1日(木)~2日(金)です。
当日までしっかりと準備を行い、今年度もGLOBAL G.A.P.の認証を頂けるよう、努力したいと思います。


            [内部審査で説明しているようす]

さくもつのしらせ(稲刈り)

9/9から稲刈りが始まりました。
生徒の休校中に5月に田植えを行い、6月からは生徒が日々の管理を行ってきました。
今年は6月7月の長雨、8月の酷暑と日々の管理が大変でしたが生徒たちが丹精込めてつくったコメです。

     

                           

vegetable times(冬トマト始まりました)

冬トマトの定植
 夏休みも終わり、冬トマトの定植を行いました。
品種は、夏トマトと同様  ‘‘フルティカ‘‘  を定植しました。
2年生の総合実習、3年生の課題研究の時間で行いました。
これから本格的に冬トマトの栽培管理が始まります。

 2年生の総合実習での定植の様子



            3年生の課題研究での定植の様子

果樹便り(ブドウとナシのようす)


生徒達も夏休みに入り、ブドウとナシもまもなく収穫を迎えます。

ブドウは袋掛け後、グングンと成長し、しっかりと着色をしてきました。例年、本校では着色があまり良くない傾向があったため、今年度は房数を減らし、また、[環状剥皮]を行うことで品質を上げられるよう、専攻生と共に管理してきました。

[環状剥皮]とは…
 花芽誘導や果実品質向上などを目的に枝や主幹の樹皮部分を、幅数mm~1cm程度環状に剥ぎ取る栽培技術をいう。環状剥皮によって師管がなくなり、導管が残るため、根からの水分と窒素の移行に支障ないが、葉で作られる同化産物が枝葉にとどまる。

   [環状剥皮をしているようす]            [環状剥皮をした後]


[環状剥皮後は病害虫が侵入しないよう、テープで傷口を塞ぎます]


          [現在のブドウのようす]

ナシも幸水を始め、豊水、にっこりと順調に成長しています。
昨年度、果樹部では初めてGLOBAL G.A.P.を認証し、GAP認証ナシとしては初めての収穫を迎えます。
4月~6月の休校期間の影響は少なからずありますが、それでも専攻生と共に管理を一生懸命取り組んできました。


      [梨園のようす]                 [幸水のようす]

北陵高果樹園はまもなく実りの時期を迎えます。

さくもつのしらせ(ドローン農薬散布)


8月5日水田にてドローンで農薬散布を行いました。真岡北陵高校卒業生の藤平さんにドローンでの農薬散布を行っていただきました。
この時期の水田に対する農薬散布は収穫前の病気や害虫予防を目的としています。
これまでは農薬を背負い水田の中に入り、散布する方法とヘリコプターによる農薬散布が行われていましたが、近年ではドローンによる農薬散布が行われており、作物専攻生たちも最先端の技術を見学することが出来ました。
また、水田の四隅を地点登録することにより、ドローンが一定の高さ、幅での自動走行の農薬散布が出来、これも見学することが出来ました。


      <農薬散布するドローン>             <農薬散布中高さは自動調整>


       <農薬散布中②>            <ドローンが走行したところが画面に映ります>

 <自動走行①矢印が走行中のドローン>           <自動走行②>