2018年3月の記事一覧

海短研7日目

海外短期研修7日目の様子です。

7日目報告書                                                                            

 

 

英語クラス4日目となり、今週の授業は本日で終わりです。生徒さんはクラスのインター生とも話しをするようになり、家庭でも日本料理を作ったり一緒にテレビを見たりと、アメリカでの生活リズムが掴めてきたようです。

 

生徒が日々提出しているジャーナル(日記)には「明日からは間違いを恐れることなく、自信をもって答えたい」「何事にもポジティブに考えて、限られた時間を大切にしたい」「学校がとても楽しい♪新たな発見も多く興味も尽きることがない。できる事が増えるとうれしい」「ずっとここにいたいな」という言葉が並び、学校でも家庭でも充実した日々を送れている様子が浮かびます。中にはホストファミリーと深い話をしている生徒もおり「自分の内気な性格を直したい」と打ち明けたら「全然そんな事ないよ~」と慰められ、返って性格を褒めてくれてとても感激したという感想が書かれておりました。ホストファミリーも生徒達と一緒にいられる時間が少しでも多くなるよう工夫をしてくれており、暖かく迎え入れられております。

 

FLSでは現在大女生は4つのクラスに分かれて勉強をしています。殆どのクラスに共通するのは、とにかく「自分で考えて意見を発言する」という事に重きを置いている事です。このスタイルだと授業に参加している実感も湧きますし、何より口に出す事で記憶にも繋がります。黒板を写すだけではない授業スタイルは、生徒達には新鮮に映り、かつ勉強する楽しさも倍増させています。下記がクラス分け概要と学習スタイルです。

 

レベル5 

大田原女子高生5名とインター生3名の混合クラス、担当する先生はMsレイチェルです。テキストに沿いながら質問の答えを書き、終わったら近くの人と答え合わせをするという、共通理解を目標にしたクラスの印象です。「Will」と「Be going to」の使い分けについて学んだり、テクノロジーについての良い点/悪い点について書き出したりしていました。

 

レベル8

大田原女子高生6名とインター生6名の混合クラス、担当する先生はMr タラルです。生徒達の興味を引くような宿題が出されており(自分でお札のデザインを考えてくる、チャーリーとチョコレート工場の小説を読んで感想を書く etc)宿題に対しての気持ちの負荷が少なくなるよう工夫されている印象です。わからない単語が出てきた際には先生がすぐにインターネットで調べて、前のプロジェクターに映してくれますので生徒達の理解度も速いです。教室内の雰囲気もとても良く、非常に和気あいあいとしていて教室にいる事自体が楽しいと思わせてくれるクラスです。

 

レベル9

 大田原女子高生5名とインター生2名の混合クラス、担当する先生はMsシャルークです。テキストに沿いながらまず一人で考え、その後ペアで考え、そしてクラス全体で共有するという理解パターンです。わからない単語が出た際には極力辞書やスマホを使わず、先生が英語を使って意味を丁寧に教えてくれています。数えられる名詞/数えられない名詞についてや、名詞や形容詞の意味を英語の説明文とマッチさせて覚えたりしています。少人数なので先生との距離が近く、また台湾からのインター生がとても優しくかつ積極的に発言するので、大女生にも良い意味で影響を与えてくれています。

 

レベル11

 大田原女子高生3名とインター生10名の混合クラス、担当する先生はMsアリアナです。今回大女生がクラス分けされた中では一番高いレベルのクラスです(FLS自体にはこの上にレベル13が設けられていますが)。テキストの項目(例:「Dreams and Goals」)を参照し、項目毎に文法、新しい単語、フレーズを学習していきます。ペアワークはもちろん、クラス全体で意見交換をし、誰もが積極的に発言をするため、非常に学習難易度の高いクラスです。インター生の語学力も高い生徒が多く、大女生にもとても良い刺激となっているようです。

 

午後はSaddleback College内でのCampus Activityです。最初の2時間はFLSの教室内でリーダーシップに関するディスカッションをしました。また、アメリカの大学生活の仕組み等を説明され、今後留学をするにあたっての参考になる情報を教えていただきました。

少しブレイクを挟み、その後の2時間はFLSの卒業生で現在はSaddlebackCollege生のMimiさん(日本人)によるActivityです。言葉を当てるゲームでは、まず一つの単語を選びその単語が何かを説明やジェスチャーを交えて当てていきました。皆さん意外にも興奮し、盛り上がっていました。Mimiさんはお化粧や服装から鑑みるとすっかりアメリカ人で、彼女の前向きな心掛け(折角なので日本人とはなるべく一緒にいないようにする、アメリカにいて息をしているだけでもお金がかかっていると意識している。etc)や、こちらでの体験を聞いた生徒さんの中には「彼女の話は今後の自分の人生に大きく関わるだろう」と、影響を受けた人もおりました。

 

       ↓午後のディスカッション/ゲームの様子↓

     

     

     

海短研6日目

海外短期研修6日目の様子です。

6日目報告書                                                                            

 

 

英語クラス3日目です。朝の通学スタイルにも慣れてきて、大女生の中では始業時間に遅れて来る生徒さんはいなくなりました。FLSでは遅刻を3回すると欠席扱いとなるのですが、他外国の生徒さん達は時間に対しての感覚がとてものんびりとしており、授業が始まっているのに急ぐ様子も無くゆったりと教室に入っていきます。

教室内での授業スタイルも、途中でトイレに行ったり、スマホをいじったりと自由です。日本以外の国ではこうして個性を尊重?する学校生活を送っているので、大人になってからも自分のやりたい事をやりたいような形で自由に実現していきます。海外では自己主張がとても大切で「発言しない=何も思っていない」となってしまいます。生徒さんの中には「思った事を恥ずかしがらず、間違えを恐れずに発言したい」と日記の中で意識を新たにした方もおり、今後の行動が楽しみです。

 

     

              休み時間に他国の生徒と                 

  

午後からはUCIUniversity of California, Irvine カリフォルニア大学アーバイン校)に行きました。FLSからは国道5号線⇒国道405号線を経て約40分の所です。まずは敷地内にあるUniversity Centerで各自ランチを取りました。ここでは大人気のピザのファストフード店Blaze Pizzaに入った人が多かったです。好みの具を選んで焼いてもらうというシンプルスタイルですが、生地が薄くてカリっとしていてとっても美味でした。

 

                      Blaze Pizzaをパクり

 

 

その後はUCICampus Tourに行きました。学部生に案内されながら、広大な敷地を歩いて回りました。あちこちに学部毎のビルがあり、ビルを移動するのも一苦労。それでも自然溢れるCampusに、皆さんアメリカでの大学生活にイメージを膨らませていました。説明してくれた方の英語は三分の一位しかわからなかったという事でしたが、それでも英語脳をフル回転させて一生懸命聞いていました。ツアーはStudent Shopにて解散となったため、店内で貴重なUCIグッズを購入したりと短いながらもUCIの雰囲気を楽しみました。

 

     

   UCI FLAG POLEの前で      UCI Campus tour

 

        UCICampus tour

           UCICampus tour

 

Campustourが終わった後、FLS迄の帰路にあるIrvine Spectrum Center(アーバインスペクトラム)に立ち寄りました。このエリアでは一番大きいショッピングセンターで、アメリカではとても有名な大型格安スーパーのTargetを始め3つのデパートや専門店、IMAXシアターや観覧車等もある複合施設です。実は日本からの到着日翌日に既にここに連れてきてもらっていた・・・という生徒も数名いましたが、敷地内がとても広いので何度来ても楽しめます。自分のお土産を買うにもお友達に購入するにももってこいの場所で、大好きなショッピングを楽しみました。

今はお友達へのお土産も全部スマホで画像が送られてきて商品を指定されるので、ある意味簡単に購入できます。とはいえ、広い店内を該当商品を探して歩くだけでも大変な作業ですので、やはりお土産探しには労力が必要です。

 

海短研5日目

海外短期研修5日目の様子です。

 
5日目報告書
                                                                            

 

 

英語クラス2日目です。FLS(語学学校)では、大田原女子高校の生徒の他に中国、韓国、スイス、ブラジル、コロンビアの学生達が英語の学習に励んでいます。こうしたインターナショナル生は長い期間留学をしている生徒が多く、FLS英語力を身に付けて大学の学部へ進学する生徒が殆どです。日本では先生の話を聞いて書き取るという受け身の授業が多いですが、海外での授業スタイルは発言をする機会が多いのが特徴です。先生に質問をされてわかった誰かが答える・・というのではなく、全員が順番に自分の意見を答えていくという形が多いため、否が応でも発言しなければなりません。もちろん、すぐには質問の内容が理解できないという事もありますが、「わからない」と回答してもそれに対してまた英語で説明されますので、脳が英語一色となります。でもこれが、英語力が身に付く大切なポイントです。

 

本日の休み時間には外にFood Bankの団体が来ていました。Food Bankとは、包装の傷みなどで品質に問題がないにもかかわらず流通出来なくなった食品を、企業から寄附を受け生活困窮者などに配給する活動の事です。日本ではまだ馴染みの薄い活動ですが、アメリカでは歴史のある活動です。本日はパン、カップケーキ、野菜、果物etcがテントの中に並べられ、生徒さんの中には事情がわからず、Staffと何気ない会話をしながらカップケーキや果物をもらっていた人もおりましたが後で事情を説明したら納得の様子。「これからはもらうのを止めておきますね・・・」と謙虚な感想。また一つ新しい事を学びました。

 

午後からはFoutain ValleyにあるYakult USA Incの工場見学に行きました。FLSからは国道5号を北上し約40分の場所です。建物に入るとまず、大きなヤクルトに出迎えられ集合写真を撮りました。工場内では英語の勉強の為あえて英語メインのツアーをお願いしました。皆さん慣れない単語もある中、説明を一生懸命聞きYakultの歴史やその効能について学びました。とはいえ、全部が英語ですと専門用語が多すぎるのでその都度日本人Staffが通訳をしてくださり、そこで初めて納得の様子。スクリーンでヤクルトの効用や歴史を見た後は工場内へ進み生産過程の見学です。1つの大きなタンクで作られるヤクルトは75万本分との事で「今回見学に来ている大女生が毎日1本飲んでも、飲み切るのに100年以上かかる」との説明をされ、一同驚愕。「100年も生きられない~」という生徒さんの一言に笑いが漏れました。あの小さい容器が自動的に作られ、Yakultで満たされた後、パッケージされて配送過程へ進むオートメーションにも感動。案内してくださったガイドさん、日本人Staffも丁寧にご説明してくださり、今まで以上にYakultが身近に感じられるようになりました。工場見学を終えて出発した後、Staffの方々が私達のバンが見えなくなる迄手を振って見送ってくださり、久しぶりに感じる日本のおもてなしに感激した一日となりました。


  

       ヤクルトの効用や歴史のスライドを見ました 英語のガイドさんの話を一生懸命聞きます     

 

        各国のヤクルトが展示されていました    

  
  入口のヤクルト前で集合写真                

 

その後は道路の渋滞が無かった為、FLSに戻る途中にあるTrader Joe'sに立ち寄りました。ここはロサンゼルスを拠点とするOrganic食品スーパーです。日本ではオリジナルエコバッグが有名で、西海岸のお土産といえば必ず上位にランクインする人気のある商品です。お店の在庫が無くなる程エコバッグを買占め、これで友達へのお土産が少し片付いたと、皆さん安堵の表情でした。

    

      

   ついついCakeを食べてしまいました   Trader Joe’s隣のCaféにて

海短研4日目

海外短期研修4日目の様子です。

4日目報告書                                                                            

 

 

 本日から、プレイスメントテストによって分けられたレベル別の授業が始まりました。本人にも個別にクラスが伝えられましたが、掲示板にも全員のクラス分けが貼られ、やはり皆さん周りの友達がどのレベルになったのか・・・という事がとても気になるようです。それが良い意味で刺激となり、更に学習意欲を高めていって欲しいです。

 

 ここFLS(語学学校)では生徒のレベルに合った学習ができるように、全部で18段階(初級、中級、上級各6クラス)にクラス分けされていますが、今月は生徒数の関係もあり全部で5クラスが開設されています。大田原女子高校の生徒達も昨日のテストスコアを踏まえて、それぞれのクラス(初級クラス5名・中級クラス14名)に振り分けられました。初めての英語レッスンは新しいクラスメイト、日本とは違う授業スタイル等最初は戸惑いが多い様子ですたが、皆さん緊張しながらも少しずつ雰囲気に慣れてきています。

 

 午後はFLSより南下してSANCLEMENTEエリアに向かいます。まずは全員でランチを取る事にし、近くの

IN-N-OUT BURGERに行きました。ここはカリフォルニア生まれのハンバーガー屋で、地元の人のみならず海外にも多くのファンを持つ有名店です。アメリカに来て初めて自分で注文をするという生徒さんもいましたが、皆さん

意外にも堂々と物おじせずに注文が出来ていて、感心しました。中にはスムーズに小銭も使って払えたという生徒さんもおり、順応性の高さには目を見張るものがあります。

       
  IN-N-OUT BURGER
の店内      外のテラスで

 

 ランチの後はSAN CLEMENTE PIERに行きました。ここは滞在型のビーチリゾートエリアで、サーファー達には、天国と呼ばれている場所です。長さ約400mの木造桟橋を渡りきり、先端から見渡せる一面の太平洋に歓声があがりました。桟橋の手前には列車の線路もあり、タイミング良く列車が走ってくるところも見る事が出来ました。

 

      
 SAN CLEMENTE PIER
にて      先端での一コマ  後ろは太平洋です

 

 思い思いポーズで写真を撮りました

 

 その後はSAN CLEMENTE OUTLETMALLに行きました。高台にあり、太平洋を見下ろせる場所にあるこじんまりとしたショッピングモールです。ここでは約2時間半程フリータイムが取れましたので、それぞれ仲良し同士好きなペースでお買い物を楽しみました。再集合した際に戦利品について尋ねると、意外にも自分の物よりも家族へのお土産を購入していた生徒さんが多かったのが印象的でした。まず最初に家族へ思いを馳せるという事はいかに日本で家族を大切にし、仲良くしているかという事を物語っていて嬉しくなりました。

 

       

   SAN CLEMENTE OUTLET MALL  ショッピングを終えて        

 

 

 

 生徒さんの日記からは、「ホストファミリーにENGLISH NAMEを付けてもらった(日本人の名前は発音が難しい為)凄く嬉しかった!」「一緒に音楽番組を観て、本当の家族みたいに楽しんだ。アメリカ最高!」と書いてあったり、着々と打ち解けている様子が伝わってきます。ヒアリングにも慣れてきているようですので、これからも前向きにこの環境を楽しんで欲しいです。

海短研3日目

 海外短期研修2日目は、各自ホストファミリーと過ごしました。今回は、3日目の様子です。

3日目報告書                                                                            

 

 

 いよいよ本日よりFLSでの学校生活がスタートです。思い起こせば先週末、生徒さん達はアメリカ到着後いきなりホストファミリーと長い時間を過ごす事になり不安そうでしたが、本日話を聞いてみると皆さん「ショッピングセンターに連れて行ってもらった」「一緒に映画を見た」「ハンバーガーを食べに行った」「家族でゲームをして盛り上がった」など、ファミリーとの距離が縮まっていたようで一安心です。それと同時に「わかっていないのについYesと言ってしまう」等の言葉に関するコミュニケーションの問題も出ていました。それでも自分で振り返り「間違いを恐れずどんどん話していきたい」と気持ちを新たにしている生徒さんもいますので、これからの成長が楽しみです。

 

 本日から毎日8:25に学校に送り届けてもらう約束ですが、初日という事もあってか時間迄に来られなかった生徒さんも複数見受けられました。ファミリーの都合での遅刻ですので仕方がないのですが、これからは双方協力し合って時間通りに到着できるようになって欲しいものです。

 

  

      

Campustour  Cinemaprogramの撮影スタジオ  Libraryの前のWonderの文字

 

全員揃ったところでまずはCampus tourに出かけました。私達はSaddleback College敷地内のクラスルームを使用していますが、学部生が使用する共用エリアはとても広くこれぞアメリカの大学生活!という感じです。Cinema programのスタジオやLibraryCafeteriaなど、歩くとかなり距離のある広い敷地にびっくりしながら見学した後は、プレイスメントテストを受けました。この結果により明日からのクラスが決まる大切なテストです。リスニング、文法、リーディングと構成されてましたが、感想を聞くと皆さん「難しかった」「時間が足りなかった・・」と苦戦した模様。

果たしてどのようなクラス分けになったのでしょうか。

 

その後はFLSよりWelcome lunchとして大きなPizzaが振舞われました。Pizza、チョコチップクッキー、形容しがたい不思議な味のジュースという、アメリカならではの組み合わせのランチを楽しみました。

 

  

     

教室となるVIL3の建物(右)        Welcome lunchPizzaを皆で

 

 午後は近郊エリアツアーという事で、まずはLaguna Beachへ向かいました。FLSからは西へ約40分程の太平洋に面した上品なビーチです。大田原女子高校の生徒さんは海が身近に無い生活をしているためか、目の前に海が見えた時の皆さんの喜びようはとても可愛らしかったです。1時間半強ほどゆっくりビーチ界隈で楽しんだ後は、更に南下してDana pointという静かなヨットハーバーに行きました。ここはアメリカというよりはヨーロッパの趣があるこじんまりとした居心地の良い場所です。本日はお天気にも恵まれ、平日という事で人影も少なく、生徒さん達は砂浜でバレーボールをしたり、思い思いの写真を撮ったりとのんびりと過ごしました。明日からはレベル別英語レッスンです。色々な国の生徒と一緒に楽しんで授業を受けて欲しいものです。

   

  

LagunaBeachにて          Laguna Beachでアイスクリームを片手に

 

   

  

Danapointの遠景        Dana pointの浜辺でFLSamanda