校長室便り

2021年8月の記事一覧

【中3】シンカゼミ・フィールドワーク②

8月2日(月)10:00~、中学3年の細貝さん、田中さん、尾島さんのグループの研究テーマ「なぜ栃木県の男性育休取得率は低いのか」に関するフィールドワークとして、大芦守教諭(佐野北中学校勤務)にインタビューを行いました。

今日は、佐野高校まで足を運んでくださいました。

大芦先生は本校の卒業生ですので、皆さんの先輩にあたります。なお、大芦先生のお父さん、そして、お子さんも佐野高校を卒業されましたので、親子三代にわたって佐野高校を卒業されたことになります(令和元年度に「三代表彰」を受けました)。

大芦先生は、2番目のお子さんが誕生された際、佐野市の男性教員で初めて育児休暇を取得されたそうです。その体験を踏まえて、大芦先生が育児休暇を取得された時の状況、そして、育児休暇取得の現状などについて、教えてくださいました。


また、御家族の写真を見せてくださり、父親としての思いや、教職員としての思いなどについても話してくださいました。生徒達の想像以上に、育休を取得することは大変なことだった、ということが伝わってきました。本当に、貴重なお話をありがとうございました。


(注:インタビュー終了後に写真を撮らせてもらいましたので、ノートは閉じています。実際にはきちんとメモをとっていました。)

*今回のフィールドワーク(インタビュー)を参考に、さらに研究を進めてください。どんな研究になるか、楽しみにしています。頑張ってください。

大芦先生、今日はありがとうございました。

【高校】わかやま総文祭「自然科学部門」

7月31日(土)、和歌山県紀の川市の「近畿大学生物理工学部」を会場として、第45回全国高等学校総合文化祭「自然科学部門」の発表がありました。本校科学部を代表して、高校3年4組の戸室琴乃さんと3年3組の青木華瑚さんが、「トウキョウサンショウウオの保全活動」に関する発表を行いました。

発表は、7月31日の16:51~17:07までの16分間で、発表時間は12分以内、質疑応答は4分間以内、ということになっています。当日の行きの新幹線の中でも発表内容の最終チェックを行っていました。


研究発表は、物理部門、化学部門、生物部門、地学部門からなり、それぞれが2会場に分かれて行います。本校の発表は、生物部門の第1会場です。

審査委員の2人の先生(近畿大学教授等)と30名程度の観客を目の前に、発表が始まりました。まず、青木さんが前半を担当しました。正面に座っている方が審査委員の先生です。かなり緊張しますね。


後半の担当は戸室さんです。

2人の発表は、ほぼ完璧でした。プレゼンについては、もう佐高の「お家芸」という感じで、わかりやすく丁寧、安心して聞くことが出来ました。皆さんは、佐野高校の中でお互いの発表を見聞きしていますので、うまくできて当たり前くらいに考えているかもしれませんが、他校の発表と比べると、佐高の発表は、何を伝えたいか、といった内容に合わせてメリハリをつけたりしていて、明らかにわかりやすいです。話すスピードも重要です。これまでに10回以上は発表の練習をしてきた成果がありましたね。さすがでした。

発表後の質疑応答です。質問は高校生1名と審査委員1名からありました。

審査委員からは、「なかなか良い研究である」というお褒めの言葉をいただきました。審査委員の質問は制限時間で途中になってしまいましたが、2人は休憩時間に直接、審査委員の先生のところに行き、途中になってしまった質問内容について答えたり、発表の際の心得など、有益なアドバイスもいただいていました。
やれることは全てやった」という感じでした。


充実感を持って、会場を後にしました。お疲れさまでした。