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2020年5月の記事一覧
消毒液(新井屋さん)ありがとうございます
その消毒液(次亜塩素酸水)は、味噌まんじゅう新井屋さん(代表取締役 野部武典様)からいただいたものです。毎週1回いただいており、使用する量が多いので、大変助かっています!
本当にありがとうございます。
感染症対策
ポリエチレンシートを使った仕切りの設置など、公仕さんが大活躍しています。
「被服室」では、対面で作業をすることがあるので、真ん中をポリエチレンシートで仕切りました。
「図書室」では、貸し出しカウンターをポリエチレンシートで囲いました。また、読書机は、イスの数を半分にし、対面にはならないように配置しました。
昼食時にパン等を販売する昇降口付近の「購買スペース」には、販売時にポリエチレンシートが垂らせるようにしました。
宇都宮大学大久保教授とのweb会議
SGHクラブ海外班は、当初の計画では、夏休み中にマレーシア連邦のサワラク州(ボルネオ島)にフィールドワークに行く予定でしたが、この状況では渡航することはできませんので、現地の高校生(国立セントヘレナ中等学校)と本校性とで、webを活用した協働研究を行うことにしました。
そこで、昨年度、サワラクを訪問した際のアドバイザーとしてご指導いただいた大久保教授と今年度の進め方について、最初の打ち合わせを行いました。大久保先生は、森林生態学が御専門ですが、サワラクに関する幅広い知識や人脈をお持ちで、まさにサワラク研究の第一人者です。
サワラク?と言われてもピンとこない人がほとんどだと思いますが、海外の高校生とwebで交流してみたい、一緒に研究をしてみたい、など興味関心を持っている生徒には、以下の日程で参加者の募集を行います。国内での研究希望者も募集しています。
6月2日(火)16:00~16:30
海外班:選択教室3、国内班:選択教室4
対象学年:高校1年、2年
佐高ミュージアム㉒
佐高ミュージアム(再編集版)はこれで終了です。
2008年4月9日から2015年7月6日までで、141号まで発行したものから、117回分に再編集して公開しました。
佐高ミュージアムNo116「昆虫」.pdf
佐高ミュージアムNo117「淡水ガメ情報交換会」.pdf
(予告)
佐野高校に初任で赴任した際、1990年から1994年にかけて発行していた生物情報誌「すっかんぽ」(手書き版)もありますので、今後は、「佐高ミュージアム」として公開したいと思います。
佐高ミュージアム㉑
佐高ミュージアム(再編集版)は、いよいよ終盤に近付いてきました。
次回が、とりあえず最後の回となります。
佐高ミュージアムNo111 「三杉川水族館」.pdf
佐高ミュージアムNo112 「日本カメ会議」.pdf
佐高ミュージアムNo113 「イシガメプロジェクト」.pdf
佐高ミュージアムNo114 「キイロスズメバチ」.pdf
佐高ミュージアムNo115「ライギョ 他」.pdf
「ハロ」と飛行機雲
附属中「生活ノート」より
附属中「生活ノート」より
「分散登校」の特別時間割が始まってから1週間経ちました。
本日は、附属中の「生活ノート」から垣間見られる、先週1週間の生徒の振り返りのごく一部を紹介します。
①5月18日(月)~19日(火):各学年で、学活や身体計測を行いました。
・久しぶりに学校に行くことが出来て疲れましたが、それ以上に楽しかったです。自己紹介でクラスのみんなの個性が大体わかり、先生のこともだいぶ知れて、よかったです。
・今日は久しぶりに、学校に行けました。仲間に会えて喜ぶ反面、まだ慣れない学校生活への不安がコロナウイルスのせいで大きくなった気がしますが、コロナに負けないで早く学校生活に慣れたいです。
【中2】
・今日は久しぶりに学校に行きました。先生やみんなに会えてとてもうれしかったです。明日から授業が始まるので気合いを入れて頑張ります!
・今日は久しぶりの学校でした。明日も学校なので、ソーシャルディスタンスをできる限り守って生活していきます。
【中3】
・今日から分散登校が始まりました。久しぶりにクラスメイトと会えてうれしかったですが、密にならないように注意しようと思いました。
・今日はみんなの顔を見ることができてうれしかったです。授業はありませんでしたが、とても疲れました。
→どの生徒の生活ノートにも、「久しぶりに」というキーワードが書き込まれていました。4月8日の始業式以来の全員登校に、クラスメイトや先生に会えたことのうれしさがストレートに伝わってきました。
②5月20日(水)~22日(金):分散登校により授業が始まりました。
【中1】
・初めての授業はとても緊張しました。でも、どの先生も優しそうだったので、これからの授業は大丈夫そうだと思います。これから、授業に早くなれたいです。
・今日、楽しみにしていた英語の授業がありました。自己紹介をしましたが、本当に楽しかったです。これからが楽しみです。
・今日も学校に行けてよかったです。しかし、疲れました。
【中2】
・今日から授業が始まりました。これからの授業の説明や課題の確認をしました。久しぶりだったので、少しバタバタしましたが、集中して取り組めたので明日もこの調子で頑張ります。
・今日は、技術と国語の先生に初めて会いました。まだよくわかりませんが、授業を頑張っていこうと思います。
【中3】
・今日は授業のガイダンスがありました。授業を受けるときも人の数が少なく、新鮮に感じました。新しい日常に早くなれたいです。
・今日は2回目の午後の授業だったので、なんとなく慣れてきました。
・今日は、数学の「基本のたしかめ」を授業中にやってみた。因数分解を自分でやってみて、わからなくなってきた時だったので、確認することができた。週末頑張りたい。
→いよいよ授業が始まりました。最初はガイダンス的な内容ですが、少しずつ、通常の授業になっていきます。まだ、体がついて行けず、疲れた人もいると思いますが、徐々に慣らしていきましょう。頑張りすぎないことも大切です。
佐高ミュージアム⑳
今回も科学部のカメ研究関係が揃っています。これまでは、科学部(生物部)の紹介的なものは意図的に除いていたので、最後には除いていたものが集まってしまいました。いつの時代でも、本校の生徒たちは輝いていますね。
佐高ミュージアムNo106 「スッポン」.pdf
佐高ミュージアムNo107 「カメの発信器調査」.pdf
佐高ミュージアムNo108 「拾い物パラダイス」.pdf
佐高ミュージアムNo109 「江戸時代の花粉化石」.pdf
佐高ミュージアムNo110 「高校生カメサミット」.pdf
校長室(自宅)便り⑦
先週の「身近な風景」(その後)では、栃木市の「出流ふれあいの森」でのヒキガエルの上陸(Xデー)を紹介しました。しかし、これは予想外の伏兵でしたので、今回は、私のフィールド(栃木市岩舟町小野寺)での「ヒキガエルの産卵から上陸まで」を紹介します。なお、観察は毎週土曜か日曜に、散歩を兼ねて行っていました。
①4月4日(土):ため池では、ヒキガエルの成体の鳴き声が聞こえていました。池にはすでにかなりの量の卵紐がありました。この日は、私以外にもヒキガエルの観察に来ていたことが後からわかりました。その方(逆井重男氏)が撮った「ヒキガエルの成体が包摂しながら移動している素晴らしい写真を後日いただきましたので紹介します。下が雌で上に乗っている個体が雄です。
(逆井重男氏撮影)
②4月12日(日):産卵から約1週間後です。寒天状の卵の紐から幼生が孵化していました。黒っぽく見えるのが全部、孵化直後の幼生です。まだ泳ぐことはできません。
③4月19日(日):産卵から約2週間後です。孵化してから1週間がたち、少し泳げるようになってきました。岸に沿って、幼生同士が固まっています。
④4月25日(土):産卵から約3週間後、孵化から約2週間がたちました。泳ぎもだいぶうまくなっています。一か所に固まらずに、一匹一匹が自由にひらひら泳いでいます。
⑤5月10日(日):産卵から約5週間後、孵化から約4週間がたちました。幼生の大きさが一回り大きくなったようです。
⑥5月17日(日):産卵から約6週間後、孵化から約5週間がたちました。幼生には手足、というより、四肢(前肢、後肢)が生えていました。しっぽはまだ残っていました。いよいよ変態し、上陸も近いことがわかります。
⑦5月23日(土):とうとうヒキガエルの変態、上陸です。まさにXデーです。4月4日の産卵から、約7週間がたちました。
子ガエルは先を争って岸に近づき、上陸しています。上へ上へと移動しています。しかし、よく見ると、池にはまだしっぽが残っている変態途中の個体もたくさんいました。どうやら、Xデーは、ある一日というピンポイントではなく、おそらく数日間にわたっているのでしょう。
写真の黒い粒粒が全部、ヒキガエルの幼体です。ものすごい数です。
子ガエルは泳ぎは上手です。水中をすいすい進んでいきます。
左側の水中には、まだ尾が残っている幼生がいます。右側の陸上には変態した子ガエルがいます。このように、いろいろな成長段階のヒキガエルがいるということは、どのような理由が考えられますか。さあ、考えてみましょう。
→仮説を立て、それを証明するにはどうしたらよいでしょうか。
10円玉の大きさと比べてみると、子ガエルの小ささがわかると思います。
とにかく、一匹一匹が吸い寄せられるように、歩いて上を目指しています。
後肢がまだしっかりしていないので、飛び跳ねることはあまり得意ではないようです。
こうして上陸を果たしても、生き残ることが出来るのは、ほんの数匹しかいないのが厳しい現実です。ほとんどは、森にたどり着く前に力尽きたり、乾燥して地面に貼りついてしまったり、他の動物に食べられてしまったりするのではないでしょうか。
そう考えると、数年かけて成体になり、再び、産卵に来ることが出来る個体は、本当に奇跡のような存在です。
皆さんが生を受け、今このHPを読んでいるのと同じくらい奇跡的なことなのかもしれません。
しかし、一匹でも多くの子ガエルが、再び、この池に戻ってきてくれることを祈らずにはいられません。
佐高ミュージアム⑳
今回は、ほぼ「カメづくし」といったラインナップです。
当時、カメがどうやって冬を過ごしているか、謎でした。
それを解明するため、実際にカメが川のどこにいるのかを調査することにしました。部員全員が胴長を履いて1月の三杉川に入り、冷たい水の中に手を入れながら、ひたすらカメを探しました。下流から上流に向かって、歩きながらカメを探す作業は体力を消耗し結構きつかった思い出があります。しかし、やっと、カメが集団で越冬している場所を見つけた喜びは大きかったです。
科学部がカメの研究に本格的に取り組み始めた頃の物語です。
佐高ミュージアムNo101 「カメ好きの祭典」.pdf
佐高ミュージアムNo102 「カメの越冬地調査」.pdf
佐高ミュージアムNo103 「カメの越冬地調査②」.pdf
佐高ミュージアムNo104 「スッポン鍋」.pdf
佐高ミュージアムNo105 「ナマズ」.pdf
特にありません。