校長室便り

2022年2月の記事一覧

身近な風景 ~花の蜜を好む鳥たち

2月26日(土)16時頃、校門近くにある満開の「枝垂れ梅」に鳥たちが群れていました。鳥は2種類いて、梅の花の蜜を吸っているようでした。

スズメより少し小さく、目のまわりが白い「メジロ」(写真、上の段2つ)と
スズメより一回り大きな「ヒヨドリ」(写真、下の段2つ)でした。

メジロ
3羽ほどが飛び交ってました。






ヒヨドリ
こちらも2~3羽がやってきています。仲間と会話するように、よく鳴いています。






鳥たちにとって、校門前の枝垂れ梅は、大好きな花の蜜がいくらでも食べられる魅力的な場所なのでしょう。近くに寄っても逃げることなく、夢中になって蜜を吸っていました。

【中3】「英語」の授業見学(廣瀬先生、クロイ先生)

2月24日(木)7限目、中学3年3組(2分割のうちの一つ)の「英語」の授業(廣瀬先生、クロイ先生)を見学しました。「3年前の自分にメッセージを伝えるスピーチをしよう」という授業でした。スピーチに対するクロイ先生との質疑応答があり、パフォーマンステストとして評価を受けました。




一人の発表時間は、クロイ先生との質疑応答の時間を含めて、2分30秒です。それを過ぎるとアラームが鳴ります。かなり緊張しますが、誰一人として恥ずかしがらずに、堂々とスピーチしていました。

























生徒は、各自、以下のような原稿を作成し、先生に文法等の添削をしてもらっています。生徒の中には、ほぼ暗記してスピーチする者もいました。






皆さん、とても素晴らしい出来映えでした。最後に、お互いの発表に拍手を送りました。3学年主任の栗原先生によると「中3でこれだけのスピーチができる生徒はそうはいない」ということでした。

中3生は、3月9日から11日にかけて、校内で「イングリッシュキャンプ」が行われますが、その中で、このスピーチの本番が予定されています。中3生の保護者の皆様には、オンラインで配信する予定ですので、楽しみにしていてください。

【中3】「理科」の授業見学(中村先生)

2月24日(木)4限目、中学3年1組の「理科」の授業(中村先生)の後半を見学しました。単元は、理科の教科書の最後となる「環境 ~自然と人間」の第2章「様々な物質の利用と人間」です。授業では、班ごとに、どのような「新素材」があるかをネットで検索し、調べたことを発表していました。







班の中で、各自が調べた新素材についての発表が終わると、中村先生から指名された3つの班が、代表で発表しました。





3人とも、わかりやすく、説得力のある説明をしてくれました。

プリントの一番下の部分に、調べたことをメモしています。


プリントも分かりやすくまとめられています。




中3生の理科の授業は、いよいよ大詰めです。このあと、高校入試やイングリッシュキャンプがありますので、理科は、あと数時間となってきました。これまで通り、最後まで、しっかり頑張りましょう。

【中2】最後の「華道」体験

2月22日(火)6.7限目、中学2年1組の「華道」体験がありました。今年度最後の「華道」の授業となりました。

今日の花材です。
旭はらん、ガーベラ、カーネーション、スイートピーの4種でした。




これは先生から100点満点をいただいた生徒の作品です。左右のバランスと広がりが完璧だそうです。


お見事でした。







皆さん、素晴らしい出来映えでした。


最後に、先生にお礼の言葉をお伝えし、今年度のすべての「華道」の授業は終わりました。
1年間、ありがとうございました。

【中1】オンラインお茶会

2月22日(火)6.7限目、中学1年生の最後の「茶道」体験がありました。本来は、お茶会で締めくくる予定でしたが、コロナの影響で、お茶室での飲み食いはできないことから、急遽、オンラインお茶会となりました。総合文化室から、茶道の先生方の「お点前」を配信し、生徒は教室で参加しました。




今日のお花は、ウメとアケボノツバキです。ちょうど今、花が咲いている植物ですね。


オンラインお茶会が始まりました。北堀先生がカメラマンです。



教室ではこんな風に見えています。


抹茶をいただくことはできませんでしたが、お菓子はすでに注文していましたので、生徒一人一人に配られました。ウメの花をかたどった餅菓子です。大変おいしくいただきました。




今日は、見て食べるだけでの「オンラインお茶会」でした。1年間の締めくくりとして、各クラスの代表から、お礼の言葉が述べられました。




先生方は、生徒の皆さんの様子を見ることができませんでしたので、どんな反応なのかとても気にされていました。しかし、生徒のお礼の言葉を聞いてくださり、名残惜しそうに、お茶会を閉じられました。
また、来年度の再会を楽しみにしています。1年間、ありがとうございました。

【中学】下野教育美術展「中央審査結果」

2月21・22日の下野新聞紙上で、下野教育美術展の中央審査結果が掲載されました。本校から24作品が出品され、4作品が金賞を受賞しました。おめでとうございます。
<金賞>
中学2年 絵画   根岸園榎さん
中学3年 絵画   山口桃佳さん
     デザイン 嶋崎碧佳さん
          山口桃佳さん
<学校賞>
栃木県PTA連合教育会会長賞
<出品者一覧>

中央審査結果.pdf

【高2】課題研究のプロモーション

2月21日(月)放課後、高校2年生の課題研究班(二つの班)が校長室を訪れ、自分たちの研究成果のプロモーションをしてくれました。自分たちの研究成果をいろいろな場面で実用化したいというアイディアを語ってくれました。
二つの班は、たまたま校長室でばったり遭遇したので、それならお互いに、一緒に話を聞こう、ということになりました。

向かって左側の男子2名は、「佐野高校のイメージキャラクターの制作」が研究テーマで、川島陸久斗君と関根大誠君(2-3)です。


彼らの研究は、鳴瀬穂乃花さん(2-4)が作成した佐野高校のイメージキャラクター(楠かえで、仮称)をモーションキャプチャーで取り込んだ人の動きに合わせて動かし、声をアフレコすることで、動画を作成できるところまで開発しました。



鳴瀬さんが作成した佐野高校のイメージキャラクターです。このキャラクターを実際の人の動きに合わせて動かすことが出来るそうです。声優をしてくれる同級生も決まっているそうです。学校説明会やHPなどでの学校のPRの際、ガイド役として使えるのではないかと提案してくれました。確かに、いろいろな可能性のあるアイディアだと思いました。


一方、向かって右側の女子は、「透鏡(レンズ)越しのとちぎのイラストを用いた栃木県の宣伝について」が研究テーマで、塩原明莉さん、島田翠さん、三田遥花さん(2-1)の3名です。



彼女たちは、自分たちで撮った写真の中に、自作のイラスト(キャラクター)を映り込ませる技術を使って、佐野市や栃木県のPRに使えないかというアイディアを紹介してくれました。

朝日森神社の鳥居の写真に、イラストの高校生が映り込んでいます。

こちらは、城山公園の写真とイラストです。

この写真にもイラストが、違和感なく映り込んでいます。

確かに、イラストのキャラクターが写真に入ることによって、観光地をより身近に感じたり、そのキャラクターの目線から見た風景をイメージできるような気もします。また、これまでは、生きたモデルが風景の中で被写体になっていることはありましたが、モデル自体も風景の一部と脳が認識してしまうと、ありきたりな風景写真になってしまいます。しかし、イラストのキャラクターは、さすがに非日常的なので、風景の中で引き立つことは間違いないでしょう。

いくつかのサンプル画像を作って、佐野市に提案したらどうかと、アドバイスしましたが、実は、すでに、佐野市の「都市ブランド推進課」を訪問し、話を聞いてもらっているそうです。その行動力はさすがです。

二つの班のプロモーションを受け、2つのテクノロジーがコラボしたら、もっと凄いことになる可能性も感じました。例えば、風景写真中のイラストのキャラクターが、動き出して、解説してくれたら凄いなと思いました。

二つの班のさらに具体的な取組内容やアイディアなどは、また、改めて別の機会に紹介したいと思います。

ところで、今日の生徒たちのプロモーションを聞いていて、感じたことを話したいと思います。たまたま二つの班ともに、デジタルツールを使いこなし、アートとコラボして、学校や地域の魅力を発信していこうとしています。

このことは、今、教育の世界で最も注目されている「STEAM教育」そのものではないかと思いました。STEAM教育とは、S(Science  科学)、T(Technology  技術)、E(Engineering 工学)、A(Arts  芸術・教養)、M(Mathematics  数学)の5つの頭文字をつなげた言葉で、実社会での様々な課題は、単独の分野だけでなく、いろいろな分野が関わっています。こうした教科横断的な学びが、多様な能力を育成する上で不可欠とされており、そのほうがワクワクすることが多いのではないかと思います。

本校生は、すでに「STEAM教育」に取り組んでいると言っても過言ではありませんが、本県でも、来年度は、本格的に「STEAM教育」を推進していきますので、本校でも、さらに充実させていきたいと考えています。イメージとしては、例えば、これまで取り組んでいる課題研究に、ICTと何か(STEAM)とをコラボさせ、教科横断的な学びになるようにしたいと考えています。
今回、プロモーションしてくれた二つの班の研究は、まさに、「ICTとアートをコラボし課題解決につなげる」というSTEAM教育の目指す方向性を示していると思います。

それなら、「自分たちもSTEAMしてるよ!」、「うちらの研究もSTEAMなんじゃね」という研究班があったら、是非、校長室まで来てください。どんどん紹介していきたいと思います。チャレンジャーを待っています。

(参考)
お隣の群馬県の広報誌「ぐんま広報」2月号で、「STEAM教育」が特集されていました。群馬県の「知事戦略部メディアプロモーション課」の了解を得て、以下にリンクを張りましたので、参考までにご覧ください。
「ぐんま広報」2月号

 

【高1】「英語表現Ⅰ」の授業見学(川俣、大和、大嶋)

2月21日(月)5限目、高校1年3,4組の「英語表現Ⅰ」の授業(川俣先生、大和先生、大嶋先生)を見学しました。3学期の英表は、SDGsに関連する文章を読み、そのテーマに関してディスカッションを行っています。そこで、パフォーマンステストとして、「SDGsを呼びかけるCM」をつくりました。今日は、その発表会が一斉に行われました。

CMは、2人もしくは3人で作成し、全員が必ず英語でお互いにやりとりをします。
内容は、「現状の課題」「解決策(=提言)」の2つを必ず含めることがルールです。生徒同士でも「内容」「話し方/表現力」の観点から評価を行いました。

その様子の一部を紹介します。
























身近な風景 ~トウキョウサンショウウオの卵嚢②

2月20日(日)今日までに産卵した卵嚢数をカウントしました。2月16・17日が産卵の最初のピークで、合計36卵嚢ありました。例年より若干早い産卵のピークです。2月10日から14日にかけての降水がきっかけになったようです。

2月17日の夜の様子


2月17日の夜に産卵された卵嚢 →これが今日20日にはパンパンに膨れていました。


2月20日(日)に確認した全卵嚢


発生が進んでいるのは、1月16日に産卵された卵嚢。他は、2月16日か17日に産卵

2月16日か17日に産卵された卵嚢




卵嚢の膨らみ具合から2月18日産卵と推定


これらは、2月18日と19日に産卵されたと推定

身近な風景 ~早春の花図鑑

2月19日(土)早春の校庭に咲く花の主役は、何といっても梅でしょう。しかし、梅だけでなく、ひっそりと野草の花も咲いています。気づかないうちに、春は少しずつ着実に進行しています。

梅の花図鑑

校庭の紅梅です。三分咲きくらいです。




校庭の白梅です。一分咲きくらいです。




校門を入ってすぐの枝垂れ梅です。満開に近いです。



職員室前の梅の古木です。まだ、すべてつぼみです。



天神様の鳥居の両側の紅白梅です。特定の木のみ咲いています。卒業式(3月1日)くらいには、参道沿いの梅がすべて咲いているのではないかと思います。







こちらは、野草の花図鑑です。なんという植物かわかりますか?

生徒の皆さんで、もし全部分かった人は、校長室まで来てください。
全問正解していたら賞品を差し上げます。