校長室便り

2021年11月の記事一覧

身近な風景 ~晩秋の三毳山

11月28日(日)、三毳山の紅葉は終盤に近付いているようです。冬の気配が漂っていました。

みかもハーブ園の紅葉


上空では、トンビが上昇気流に乗って、舞い上がっていました。
「ピーヒョロロッロッロ…」という独特な鳴き声が聞こえてきました。
動画 → トンビ


東口の公園の池には、カモ類が集まっています。


三毳山は人気のウォーキングコースです。

【高校】「葛生ジュニアリーダースクラブ」のボランティア活動

11月28日(日)10時頃、「味噌まんじゅう新井屋 工場祭」で、「葛生ジュニアリーダースクラブ」のボランティア活動の一環として、「チカラモチおりんぴっく」という参加型イベントの運営に関わっている佐高生3名に遭遇しました。

「葛生ジュニアリーダースクラブ」の顧問の吉澤章裕さんは、本校の「地域リーダースシンポジウム」で、毎回、シンポジストとして参加してくださり、生徒の課題研究(まちおこし等に関する内容)のご指導をいただいています。「葛生ジュニアリーダースクラブ」には、本校生(中高ともに)も多数参加しており、様々なボランティア活動に参加しています。

今回も、まちを元気にする活動の一環として、「チカラモチおりんぴっく」を生徒とともに企画されたようです。本校からは、高校3年生の猪瀬遥大君、松原唯衣さん、横堀咲英子さんの3名が参加していました。彼らは、将来の進路の方向性が決まり、こうした体験が役に立つことから、「葛生ジュニアリーダースクラブ」の協力依頼を受け、参加を決めたようです。学校とはまた違った「学びの場」で、いきいきと活動している姿が印象的でした。

【中高】晩秋の練習風景(中高テニス部)

11月27日(土)11時頃、中高のテニス部が晩秋のテニスコートで練習をしていました。この時期は、落ち葉との戦いのようです。

こちらは、中学のテニス部です。指導員の松本さんが来てくれています。



朝、8時過ぎから練習をしているそうです。


風が吹くと、落ち葉が上から舞い落ちてきます。


奥の方では、高校のテニス部がコートに溜まった落ち葉を掃き出しています。


こちらは、高校のテニス部です。中3の3名が早期入部で練習をしています。
12月25日に大会があるそうです。


まだまだ、葉っぱが落ちきるには時間がかかりそうです。


当面は落ち葉との戦いが大変そうですが、頑張ってください。

【中学】佐野市学校芸術祭「児童生徒造形展」

11月27日(土)・28日(日)の2日間、「葛生あくとプラザ」で、「佐野市学校芸術祭 児童生徒造形展」が開催されています。附属中生については、数えてみたら、各学年5名ずつ、計15名の生徒の作品が展示されていました。出品生徒1名につき家族2名までの入場が認められています。


会場に展示されていた作品を紹介します。なお、展示されている作品の写真撮影が認められていましたので、会場で撮影した作品を掲載します。いずれも素晴らしい作品でした。

<中学1年生>

「茄子の平面構成」時田英奈さん


「光の平面構成」安藤瑞姫さん


「花火の平面構成」藤平結衣さん


「腕時計の平面構成」渡邉若葉さん


「カップの平面構成」若林千悠さん

<中学2年生>

「素材の声を聞こう」片山寛菜さん


「素材の声を聞こう」菊池未来さん


「立体感のある平面構成」縫田夏帆さん


「立体感のある平面構成」久富璃子さん


「立体感のある平面構成」大島暖心さん

<中学3年生>

「仮面」山口桜佳さん


「仮面」菅原和か  さん


「新種の〇〇発見」富田綾華さん


「新種の〇〇発見」中村斐君


「新種の〇〇発見」嶋﨑碧佳さん

以上の15点の作品です。
(もしかして、見逃しがあったら、申し訳ありません。)
明日まで展示されていますので、出品されている生徒およびそのご家族で、ご都合のつく方は是非ご覧ください。

28日(日)は10:00~15:00です。

【中高】佐野市長への全国大会出場報告!

11月26日(金)16:30~、佐野市役所6F会議室で、「佐野市長への全国大会の出場報告会」を行いました。中学2年生6名のチームによる「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会初出場」、高校1年1組の若林仁瑛君の「第58回栃木県高等学校国際理解弁論大会最優秀賞(県知事賞)」および、来年夏の「全国高校総合文化祭弁論部門(東京都)出場」の報告をしました。

今回の報告会は、佐野市役所様がセッティングしてくださいました。報道機関も下野新聞、読売新聞、佐野ケーブルテレビ、よみうりタイムスの4社が取材に来てくれました。

佐野市長を待つ間、だんだん緊張感が高まってきました。

佐野市長が登場され、報告会が始まりました。
まずは、全国大会に出場する生徒の紹介を行いました。

第9回科学の甲子園ジュニア全国大会」では、附属中2年生の松葉紳一郎君、丸山凱君、水谷至温君、新井逞君、島田琉睦君、立川璃空君の6名が出場します。全国大会は、当初は兵庫県姫路市で開催される予定でしたが、新型コロナの影響で、急遽オンライン開催となってしまいました。12月3日に佐野駅前交流プラザ「ぱるぽーと」を会場として実施されます。

令和4年度全国高校総合文化祭弁論部門(東京都)」では、高校1年1組の若林仁瑛君が出場します。来年の8月に開催される予定です。

まず、金子市長様から、全国大会出場への温かい励ましのお言葉をいただきました。
ありがとうございました。
それを受けて、松葉君と若林君が、それぞれ全国大会出場に向けた決意表明を行いました。

報告会終了後は、記念写真の撮影と報道機関による取材がありました。





インタビューを受ける松葉君


インタビューを受ける若林君

さらに、市長からのとっておきの「サプライズ」がありました。
取材が終わったら、4階に来るように言われたので全員で行ってみると、市長がすでにお待ちであり、生徒たちは市長室に入るよう促されました。

なんと、生徒一人ずつ、全員が市長さんの椅子に座らせていただき、市長としての仕事場を体験させてくださいました。これには皆、大喜びでした。


彼らの中から、将来、市長としてこの席に座る者がでてくるかもしれませんね。
そんな日が来ることを楽しみにしています。
佐野市長の金子様、本日は貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。

なお、今回の報告会の開催にあたっては、多くの佐野市役所の職員の方々にご尽力いただきましたが、期せずして、全員が佐野高校の卒業生でした。市役所の職員の半分以上は本校の卒業生なのではないかというお話でした。ということは、今度は生徒の皆さんが将来の佐野市をしょって立つのではないでしょうか。市長からも、進学等で佐野市を出ることはあっても、いつかまた佐野市に戻ってきて、郷土を盛り上げていってほしい、というお話がありました。


全国大会に出場する島田君のお父さんもその一人でした。

*まずは、12月3日の全国大会、頑張ってください!

【中3】「理科」の授業見学(中村先生)

11月24日(水)1・2限目、中学3年2組の「理科」の授業(中村先生)を見学しました。物理分野の「エネルギー」に関する実験を行っていました。物体の持つエネルギーの大きさや質量との関係を調べる実験です。

下の図のように、「くい」をハンマーで地面に打ち込むとき、どうすれば深く食い込ませられるでしょうか。


それを調べるため、実験器具に「くい」をセットし、おもりを上から落とした時に、「くい」がどれだけ下に移動するか、その移動距離を測ります。その移動距離でエネルギーの大きさを表します。下の写真のオレンジ色の物体がおもりで、その下の部分が「くい」です。おもりが落ちてきて「くい」に当たると、「くい」は下に移動します。その移動距離をものさしの目盛りで図ります。


下の写真では、左側は決まった高さでオレンジ色のおもりを手で持っています。手を離すと、重りが落ちて、「くい」を下に押し込みます。

動画 → くい打ちエネルギー

まず、同じ質量のおもりを高さを変えて落下させたときの「くい」の移動距離を測ります。次に、おもりの質量を変えて、同じように、移動距離を測ります。
その結果からわかることを「考察」します。


佐附中生は「考察」が得意です。びっしりと書いています。


おもりが落下する際の摩擦力は? などといろいろ考えています。


班ごとに結果や考察を発表します。モニターには班のデータが表示されています。


この班は、グラフ化したものを示し、おもりの高さと「くい」の移動距離が比例関係にあることを説明しました。




中村先生によって、各班の発表内容の要点がわかりやすく整理されました。

落とす前のおもりが持っているエネルギーは「位置エネルギー」といいます。
位置エネルギー」の大きさは、高さや質量によって変わることが実験からわかりました。

一方、落下しているおもりが持っているエネルギーは「運動エネルギー」と呼ばれています。「運動エネルギー」の大きさは、何によって決まるのでしょうか。
それは、次の理科の時間のお楽しみということになりました。(期末試験明けの来週ですね。)

【中学】「質問教室」大盛況

11月22日(月)放課後、中学生は「質問教室」および「自習教室」に参加していました。中1と中2で質問のある生徒は選択①教室、中3は選択②教室で、先生に質問をすることが出来ます。自習をする生徒は各教室で17時30分まで残ることが出来ます。

赤い鉢巻をして自習をする中学2年生です。そうとう気合が入っています。

質問教室は、放課後中、質問をする生徒が途絶えることがありません。













附属中生は、定期試験の勉強にも自主的に取り組んでいます。


質問を振り返り用紙に書いてきた生徒に、先生から声をかけて答えることもあります。先生方もとても熱心です。

【高2】「模擬国連」参加報告

11月13日(土)・14日(日)の2日間、高校2年生の武藤玲矩君と横塚功樹君が「第15回全日本高校模擬国連大会」に参加しました。

会場は、兵庫県淡路島にある「兵庫県立淡路夢舞台国際会議場」でした。






全日本高校模擬国連大会」は、高校生が各国の代表となり、その国の考えや利害を踏まえて、どのように世界に貢献できるか、一つの決議に集約できるか、2日間にわたって議論します。実際の国連と同じような方法で、議論を進めていきます。本校チームは、第一希望通り、「キューバ」の代表となりました。


会議は、議長による開会宣言で、木槌を叩いてスタートします。
今回のテーマは「核軍縮」でした。
参加国は、それぞれ自国の考えを英語でスピーチします。
その間に、会議の進め方について、参加国から「動議」が出されます。議論は日本語で進められます。

まず、「モデレーテッドフォーカス」(公式の議論)か「アンモデレーテッドフォーカス」(非公式の議論)にするかが決められます。その結果「モデレーテッドフォーカス」となり、核軍縮について、まず、核兵器に対する立場の違いによって、グループに分かれて議論することが提案されたそうです。具体的には、①核保有国、②核は保有してないが核の傘の中にある国、③非保有国で人道を重視する国、④非保有国の非同盟国、などで、本校チーム(キューバ)は④のグループに加わり、議論を行いました。模擬国連では、このような会議の運営にどの程度、リーダーシップをとっているか、などが評価され、優秀な生徒が表彰されます。

下の写真は、④のグループの話し合いで、白いシャツの2人が佐高チームです。


このような中で、参加国は「ワーキングペーパー(提言のようなもの)」を英語で作成していきます。それには4カ国以上の推薦を得ないと提出できません。その交渉が最も難しいそうです。どのように、他国の主張も取り入れ、譲れないところは死守しながら、ワーキングペーパーを作っていきます。「アンモデレーテッドフォーカス」(非公式の議論)やロビー活動などを駆使して、進めていきます。

2日目もこのような作業や議論が進み、議論の合間に、全参加国のスピーチが少しずつ入ってきます。本校チームのスピーチは、2日目の一番最初にあったそうです。

このように2日間の模擬国連が行われました。
結論としては、統一した決議には至らなかったそうです。核軍縮というテーマは、たとえ、模擬国連という場であっても、そう簡単に合意が得られる問題ではないことが改めて示されました。今回は、そうとう難しいテーマであった、ということでした。


11月19日(金)放課後、2人で校長室に報告に来てくれました。
以上のような話を聞かせてもらい、最後に参加した感想を聞きました。

横塚君
「いままでディベートをやってきましたが、ディベートで意見を正しく効果的に伝える、というスキルを身につけたことが役に立ちました。また、自分たちの普段の生活とは全く異なる世界(模擬国連)があることに驚きました。同じ高校生が、ここまでやれることに感動しました。」

武藤君
「全く初めての体験だったので、とても新鮮でした。ある国を代表し、相手の立場を考えて行動するという難しいことにチャレンジできました。異なる意見がある、でもまとめなければならない、こういうことは、どの仕事に就いても必ずあることで、必要な力だと思います。今までは、模擬国連と聞くと、全部英語でやっていて、まず、英語ができないとお話にならないイメージがありましたが、実際の議論は日本語でおこなっており、英語の文章もほぼ定型があるので、やってみると、議論に集中することができました。後輩もどんどんチャレンジして欲しいと思います。」

*これで、佐野高校は「2年連続出場」を果たしました。2人は、他国を巻き込み、積極的にアピールできていたそうです。よく頑張りました。佐高の新たな伝統として、来年もチャレンジしてくれる生徒を期待しています。なお、模擬国連での活躍が認められると、翌年、ニューヨークでの「高校生世界模擬国連」に参加することができます。

【中高】関東甲信越中学・高校秋季ディベート大会

11月21日(日)、「関東甲信越中学・高校秋季ディベート大会」がオンラインで開催されました。佐附中チームは、参加16チーム中、総合4位タイという画期的な成績を収めました。

中学2年1組、落合さん、田所さん、同2組の黒田さん、同3組の秋葉さん、島田君、1年3組の小泉さんの6名が、登録メンバーです。

<中学>
今大会は「日本語ディベート」です。
日本は中学校高等学校の部活動制度を廃止すべきである。是か非か」という論題で熱戦が繰り広げられました。参加チームは以下の通りです。中学校でディベートに取り組んでいる学校は、先進的な私立校などがほとんどです。






1試合目:佐附中    VS   愛知教育大付属中 →佐附中勝利
2試合目:東海中 VS 佐附中      →佐附中勝利
3試合目:開成中 VS    佐附中      →開成中勝利

本校は、2勝1敗 という好成績で結果発表を待ちました。



結果は、なんと同率4位でした。 4位以上が決勝トーナメントに進出できるので、一瞬、歓声が沸きました。しかし、この後、「あみだくじ」により、上位4校の決勝トーナメントへの道は絶たれました。しかし、よくぞ、ここまで頑張りました。同率4位は佐附中初の快挙です。

部長の落合さんのコメントです。
「初めての公式試合でいい結果を残すことが出来て良かったです。次は「あみだくじ」でなく、全勝で決勝トーナメントに進められるよう頑張ります。」

*よく頑張りました。健闘を称えます! 
この大会は関東甲信越大会止まりですが、来年春からの大会では全国大会があるそうなので、初の全国大会進出目指して頑張ってください。


<高校>
これまで、佐高生のチームは「日本語ディベート」の大会に参加したことはありませんでしたが、昨年度、コロナの影響で、中3生は大会そのものが開催されなかったため、佐附中ディベートのOBチームとして、高校の大会(日本語ディベート)に参加しました。



高校1年生の清水君、若林君、黒田さんです。
論題は「日本は積極的安楽死を法的に認めるべきである。是か非か」でした。

試合結果は、
1試合目:佐高 VS 慶應高  →佐高勝者
2試合目:都立西高 VS 佐高 →都立西高勝者
3試合目:開成高 VS 佐高  →開成高勝者

強豪校相手でしたので、1勝2敗という成績はりっぱです。中学時代にやり残したことが達成でき、すっきりした表情が印象的でした。これで、心置きなく、期末テストに臨んでください。

【中学】テニス関東大会1回戦勝利!

11月20日(土)、東京都の小金井公園で、テニスの関東大会が開催されました。本校は団体戦で、1回戦を群馬県の太田南中と対戦し、見事、3対2で勝利しました。おめでとうございます。目標としていた1回戦を突破し、ベスト16となりました。

2回戦は、前回の関東大会優勝校である東京都の小平二中と対戦しました。結果は、1対4と惜敗しましたが、強豪相手に良く戦いました。緊張したようですが、みんなで励まし合いながら、一生懸命に試合に臨んでいました。


部長の前田歩美さんから、コメントが届きました。

「私たちは1回戦に勝つ、という目標で関東大会に臨んだので、勝ててとても嬉しいです。2回戦で負けてしまいましたが、なかなか対戦できない強豪校と試合ができて、貴重な体験になりました。応援してくださった先生方、生徒の皆さん、本当にありがとうございました。」

*壮行会での宣言通り、見事1回戦を突破したのはりっぱです。よく頑張りました。関東大会には毎年、出場していましたが、なかなか1回戦の壁が破れませんでした。今回は、これまでの自分たちの課題を見出し、試合に勝つためにそれを克服してきました。その結果の勝利であることの意味は大きいと思います。この体験を自信にして、新たな目標に向けて頑張ってください。これからも応援しています。