校長室便り

2021年8月の記事一覧

【中学】ぼうさいさの(防災無線)放送内容追加

8月20日(金)13時、附属中の2人の英語教諭(栗原先生と富永先生)が、国際交流協会からの依頼により、「ぼうさいさの」(佐野市防災無線)で放送される「新型コロナウイルス感染症に関する感染防止対策について」のアナウンスを佐野市役所で録音しました。

→ 栗原先生は英語(午前11時放送)、富永先生はスペイン語(午後3時放送)を担当しました。放送は、8月25日から9月9日まで放送されています。放送が聞こえたら、聞き耳を立ててみてください。

佐野市HPより → 佐野市 防災無線

【高2】「高校生外交官プログラム」参加報告

AIG高校生外交官特別プログラム」(7月22日から30日までの8日間)に参加した高校2年2組の篠原彩絢(しのはら さあや)さんが、このプログラムでどんな体験をしたのか、その結果、自分がどう変わったのかを、校長室に報告に来てくれました。

AIG高校生外交官(AIG  High School Diplomats)プログラム」は、アメリカのAIG(American International Group)傘下の日本の保険会社「AIG損害保険」が、国際社会のリーダーとして活躍できる人材を育成するため、1987年から実施しています。


高校生外交官には、「渡米プログラム」(40名:日本の高校生が高校生外交官として渡米する)と「日本プログラム」(20名:来日したアメリカの高校生を高校生外交官として受け入れる)とがあります。篠原さんは、「日本プログラム」に応募し、倍率10倍以上(応募は両プログラムで800~900通あるそうです)の中から選出されました。

しかし、今年度は新型コロナの影響で、両プログラムの参加者による「2021年度特別プログラム」が実施されることになり、日本の高校生60名がオンラインで英語を使って交流しました。

8月20日付け、下野新聞でも紹介されました。

(下野新聞社から、HP掲載許諾を得ています)
篠原さんには、さらに詳しい話を聞かせてもらいました。

Q1:プログラムの内容を教えてください。
→「プログラムは、実際には5月から始まっていました。全国の参加者60名が5人で1グループに分けられ、7月のプログラムで発表する内容をオンラインで相談していました。」

Q2:グループでどんなことを発表したのですか?
→「グループ発表のテーマは、地域の特色でした。私が所属していたグループには、私の他に、青森県、秋田県、神奈川県、沖縄県から参加していたので、それぞれの地域の祭りに注目し、その意義や継承について考えをまとめました。青森はねぶた祭、秋田は竿燈まつり、神奈川は流鏑馬、沖縄はエイサー、そして、栃木は湯西川温泉のかまくら祭りを取り上げました。」

Q3:どのような高校生が参加していましたか?
→「いろいろな世界に飛び出そうとしている人がたくさんいました。例えば、海外の大学進学や高校で留学を考えていたり、ティーンズ関西という団体を運営していたり、世界部という団体の代表者であったりしました。高校生でもここまでできるんだと思いました。」

Q4:7月からのプログラムでは、どんな活動がありましたか?
→「8日間、朝8時から夜の9時くらいまで、オンラインでの活動がありました。実際に、外交官など著名人のお話はとてもためになりましたが、ミュージカルワークショップなどのワークショップを通して、メンバー同士が交流できたことが印象的でした。」

Q5:高校生とはどんな交流がありましたか?
→「毎日、Zoom開放という時間帯が設定されており、自由にいろいろな人たちと交流ができました。また、一日の最後の活動として、ポジティブシャワーというのがありました。60人一人一人に対して、『〇〇さんのこの発言が良かった』、『〇〇さんがこんなことをしてくれたのでとても助かった』といったポジティブな言葉が、シャワーのように降り注がれました。普段は人から褒められる経験がなく、自分に自信が持てませんでしたが、自分にはこんないいところがあったんだ、ということに気付き、とても自信になりました。」

Q6:8日間でどんなことを学びましたか?
→「いろいろな高校生と交流することで、広い視野と多様性を尊重することの大切さを学びました。また、全員が良いところを持っており、『人の良さを測る尺度はない』ということに気付きました。今までは、テストで何点とれたから良かったなど、人と比べてどうだったか、ということで、自信を持ったり無くしたりしていましたが、自分自身に自信が持てるようになりました。そのため、自分の考えを他の人にも伝えたり、逆に、他の人の良いところを見つけ、その人に伝えることをしようと思いました。」

Q7:将来はどんなことをやってみたいですか?
→「これまでは国際弁護士になりたいと思っていました。中3の時の社会の授業で、法律について興味を持ち、高1の時、国際難民が世界にはたくさんいることを知り、そうしたことに関われる職業として、国際弁護士になりたいと思いました。しかし、今回の体験の中で、様々な職業の方のお話やいろいろなことに挑戦する高校生に出会い、改めて、なりたい理由について考えた時、国際弁護士でなければならない理由が明確でなかったことに気付きました。他にも、自分がやりたいことはあるような気がして、改めて将来のことを考え直そうと思いました。そう思えるようになったのは、自分のことに自信が持てるようになったことが大きいと思います。後輩の皆さんにもこのプログラムへの参加をお勧めします。」

*教室の後ろに貼ってあった1枚のチラシから、篠原さんのチャレンジが始まりました。(毎年12月初旬に募集要項が公表されるようです。)このプログラムで得た自信を武器に、いろいろなことにチャレンジし続けてください。応援しています。

【中学】第9回科学の甲子園ジュニア栃木県大会

8月28日(土)13:00~14:35、  栃木県庁安蘇庁舎を会場として、「第9回科学の甲子園ジュニア 栃木県大会」が開催されました。当初は、栃木県総合教育センターにすべてのチームが集結し、競技を行う予定でしたが、緊急事態宣言下のため、県内3会場に分かれ、実技試験を行わず、筆記試験のみでの実施となりました。

本校からは、2チーム、12名が参加しました。目標は?
→「全国大会出場です!」と即答でした。

科学の甲子園ジュニアは、理科、数学などにおける複数分野の競技に協働して取り組むことを通じて、全国の中学生が科学の楽しさ、面白さを知り、科学と実生活・実社会との関連に気付き、科学を学ぶことの意義を実感できる場を提供しています。
(国立研究開発法人科学技術振興機構のHPより)

<佐高附Aチーム>






松葉紳一郎君、新井逞君、立川璃空君、島田琉睦君、水谷至温君、丸山凱君(以上2年生、6名)

<佐高附Bチーム>






前泊慶也君、朴正勲君、的場康気君、堀田大貴君(以上2年生)、荻原惇綺君、岩原誠也君(以上1年生)計6名

14:40 競技は終了しました。皆、いい表情で戻ってきました。

結果は、後日、連絡があるそうです。ご苦労様でした。

【中高】賞状伝達、大会報告、2学期始業式

8月27日(金)、今日から2学期が始まりました。大掃除の後、放送によって、夏休み中に表彰を受けた生徒の紹介(賞状伝達)、関東大会・全国大会に出場した部活動の代表等による大会報告が行われました。その後、2学期始業式が行われました。

<放送室での様子>

なお、部によっては、顧問が大会報告をしています。

<2学期始業式>
校長式辞 → R3 2学期始業式式辞.pdf

【中1】「藍プロジェクト」進行中!

8月27日(金)大掃除の時間に、藍の葉を摘み取り、教室で乾燥させていました。

中学1年生は、総合的な学習の時間などを活用した「藍プロジェクト」に取り組んでいます。1学期から藍を育て、2学期には、摘み取った葉を発酵させて「藍玉」を作り、3学期には、「藍玉」を使って、ハンカチやTシャツの「藍染め」を行います。

夏休み中も生徒たちは交代で、藍に水やりに来ていました。







このように、伸びてきた葉を摘み取ります。摘み取っても、またすぐ生えてくるので、伸びてきたら摘み取ります。これを3回くらい繰り返すのだそうです。



摘み取った葉は、新聞紙の上に広げて、乾燥させます。



乾燥したら、袋にいれて保存しておきます。このように、摘み取っては乾燥を繰り返し、藍玉の材料となる「乾燥させた葉」を増やします。

ここまで、順調に育っているようです。楽しみですね。

【中2】JICA筑波オンライン研修(生徒の感想追加)

8月23日(月)9:10~14:30、今日は中2の希望者(約80名)を対象に、筑波にある「JICAとJAXAでの研修」が予定されていましたが、新型コロナの影響で急遽「JICAによるオンライン研修」を実施しました。

参加者が80名を超えたため、6教室に分散してZoomによる研修を行いました。
研修のプログラムは以下の通りです。

<ようこそJICA筑波へ>
 9:10~      Zoomミーティング開始
 9:30~10:50 JICA概要説明
10:30~10:45 オンライン施設見学
10:55~11:35 国際協力ワークショップ
            「私たちの村を発展させよう」
11:45~12:25 私たちにできるSDGsアクションを考えよう
12:25~12:40 振り返り
*JICAによる研修終了
*昼食
13:30~14:30 振り返り等の発表
*解散

それでは「国際協力ワークショップ」について紹介します。
6会場の様子です。密にならないよう、1会場当たり10数名で受講しています。












まず、今日のミッションが示されました。
→「あなたはJICA職員です。ポコポコ共和国を助ける任務が与えられました。あなたはポコポコ共和国にふさわしい支援ができるでしょうか?この国に最適な支援を考えてくれたまえ!」

→生徒たちは、道路や電気、農業など、必要な支援を選び、その理由を考えました。

→6つの会場から、代表の班が自分たちの意見を発表しました。

















*このワークショップの後、私たちにできるSDGsアクションを考えよう、というテーマで再び考え、発表し合いました。

*このように、ほぼ半日にわたる「JICAオンライン研修」が行われました。
生徒たちは、とても真剣に、自分たちのこととして、考え、行動しようとしていました。また、実際に「JICA筑波」に行ってみたいという気持ちも高まりました。(コロナが落ち着いたら、再度チャレンジできるかもしれません。)

<生徒たちの感想の紹介>
「今日のオンライン施設訪問を通して、世界のいろいろな問題の深刻さに気付くことが出来ました。特に僕は「水衛生」について研究しているので、安全な水を使用できない人々などが印象に残りました。」

「JICAが世界のために全力をつくしていることを知りました。また、自分たちが当たり前に使っている水、電気を使えない国があると知りました。」

「改めて開発途上国の深刻さを知ることができました。自分たちが安心して暮らせるのは、多くの開発途上国の支えがあることがわかりました。」

「ポコポコ共和国にもあったように、その国にどんな支援が必要なのかを考えるのは、とても難しいことでした。支援による効果や特徴、欠点を把握していることが重要だと感じました。」

「私たちが普段過ごしている日常は、多くの国に支えられていることを知りました。その恩を返すため、JICAは海外青年協力隊を行っていると聞き、素晴らしい関係が続いていることに感動しました。自分も恩を忘れることなく、自分にできることを精一杯やっていきたいです。」

【中高】正しいマスクの着用について(お願い)

8月27日から、2学期が始まります。しかし、校内でクラスターが発生すると教育活動が実施できなくなるため、高い意識を持って感染防止対策に取り組んでいきます。高い感染力を有するデルタ株の感染を防止するため、特に、正しいマスクの着用に御協力ください。


→不織布マスクの着用に御協力ください。
正しいマスクの着用について(お願い).pdf

【中高】吹奏楽部の練習風景

8月24日(火)、中高の吹奏楽部は、体育館で全体練習をしています。9月4日に開催される「旭城祭」での発表の練習です。音楽室では密になってしまいますので、体育館で、部員同士の間を1m以上離して練習しています。みんな一生懸命に取り組んでいました。

身近な風景 ~蝉しぐれ

8月22日(日)栃木市岩舟町の村檜神社を訪れると、境内に風鈴台が設置されていました。風が吹くと、一斉に風鈴が鳴り始めますが、残念ながら、あまり強い風は吹いていませんでした。代わりに聞こえてくるのは「蝉しぐれ」でした。ヒグラシツクツクホウシが鳴いています。


村檜神社の蝉しぐれ (セミが鳴いています。ただそれだけ)

【高校】野球部、交流戦

8月22日(日)9時~11時半、小山北桜高校のグランドで、交流戦の2回戦が行われました。本校は、三年生が引退後、単独チームが組めないため、同じく単独チームが組めない佐野東高、小山北桜高との「3校連合」という合同チームで戦いました。

2回戦からの山でしたので、昨日行われた1回戦を勝ち上がってきた白鴎足利高と対戦しました。白鴎足利高は、夏の大会でベスト8の強豪校で、昨日行われた1回戦でも、実力のある黒羽高をコールドで下し、勢いに乗っています。

対する3校連合は、今日が出会って3日目(前回が7月31日)と、コロナの影響で他校との練習は全くできませんでした。「大差をつけられてコールド」という可能性も覚悟していたそうですが、結果は意外な展開になりました。


3回までは、本校の古橋君がピッチャーとして投げましたが、打たれても崩れることはなく、白鴎足利高相手に堂々の同点と試合を作りました。(この場面は、残念ながら見ていません。第2試合と勘違いしていたため、間に合いませんでした。ごめんなさい。)


その後、ピッチャーを3回ずつで変えていきましたが、さすがに、じわじわと加点され、私が球場に着いた時には、2対8となっていました。
しかし、選手たちは、点差を感じさせないはつらつとしたプレーを見せてくれました。



キャッチャーの猿橋君


ショートにまわった古橋君


サードの大門君


センターの小林君







相手の好投手の速球に食らいつき、1点を返してくれました。









試合は、3対11で敗れましたが、結成3日目のチームとは思えないほど、チームプレーができており、手ごたえのある試合を見せてくれました。




試合後は、各校の監督、最後に本校の大嶋総監督から選手たちにアドバイスがありました。皆さん、ご苦労様でした。次につながるゲームでした。


グランドの芝生には、赤トンボが飛び交っていました。今日も暑い一日でしたが、季節は秋に移り変わろうとしています。