校長室便り

2021年11月の記事一覧

【中高】ICT活用授業研究会

11月15日(月)、本校教員有志による「授業研究会」を実施しました。特に、授業や授業研究に「ICT」をどのように取り入れるかをテーマに行われました。

7限目:中学3年1組「国語」石塚先生の授業見学の様子

今回の授業研究会は、中高で二人の先生の授業を見学し、放課後、その授業に関する研究協議を行いました。なお、今回の授業研究会は「中堅教諭資質向上研修」の一環として行なったもので、授業時間で都合の付く先生方が有志で参加しました。

4限目:高校2年3組「化学基礎」茂木先生の授業見学
7限目:中学3年1組「国語」石塚先生の授業見学
放課後:研究協議(進行:松井先生)
    「Google Jamboard」というアプリを用いて実施

<4限目:化学基礎>→「ダニエル電池について」







見学の先生方もパソコン上で気づいた点をどんどん付箋を貼っていきます。


この画面は、参加者全員で共有(自由に見たりすること)ができます。


この授業では、電流が流れるしくみを動画を活用して説明していました。




これらの説明をもとに、ボルタの電池とダニエル電池との違いなどについて、生徒は自分の考えをプリントにまとめました。


<7限目:国語> →「誰かの代わりに 鷲田清一」
この単元では、抽象的な概念を示す語句の文脈城の意味に注意しながら読む、ことなどが目標で、読解力などを身につけます。


各教室に設置された「電子黒板」を活用し、まず本時の「ポイント」を説明しています。


電子黒板の機能を活用し、教科書の本文を写しだし、そこにどんどん書き込んでいきます。


生徒の一人一台パソコンにも、同じ画面が共有されるので、細かいところまで、手元の画面で確認できます。


本時の大きな課題が示され、グループごとに考えをまとめています。



それぞれの班のパワーポイントの画面に、各班で話し合ったことを入力すると、電子黒板にも反映されます。これで、他の班の進捗状況などを確認できます。


各班でそろったところで、石塚先生が、班ごとに指名しました。
その班の画面を大きく拡大し、生徒がその説明をしました。
このように、班ごとの考えを全体で共有し、いろいろな考えを知ることで、クラス全体で考えを深めることに役立っていると感じました。

石塚先生は、本校では最もICTを積極的に活用している先生です。また、活用の仕方も試行錯誤でどんどんシンカしていることを改めて認識しました。

<放課後:研究協議>

研究協議では、授業見学でそれぞれの先生方が、付箋を貼ったことを全体で確認することで、議論を深めていました。


このような「授業研究会」が先生方から自発的に実施されることは、本校の素晴らしいところだと思いました。

【高2】ラグビー番組の収録!

11月12日(金)14時、校庭で「佐野ケーブルテレビ」によるラグビー番組の収録がありました。「佐野ニュース」内で、市内のラグビー関連情報を伝えるわたるくん、あべちゃん、ラグビーのこと教えて!という番組です。

この番組は、来年行われる「とちぎ国体」で、佐野市がラグビーの会場となっていることから、佐野ケーブルテレビが、力を入れている番組です。

高校2年1組の岩上航君(わたるくん)阿部恭介君(あべちゃん)が、キャスターとなって、様々なラグビー関連の情報を伝えています。


今回は、先日行われた高校ラグビーの県予選(準決勝戦)で、國學院栃木高からトライを奪った岩上君(わたるくん)への「独占インタビュー」もありました。

私は、あの感動的なトライの瞬間を、その場で見ていましたが、本人の口から、トライにかけた思いを聞くと、ああそうだったのか、と納得しました。また、トライの瞬間の動画(保護者撮影)も放送されるそうです。これはもう見るしかないですね。来週の水曜日、17日の「佐野ニュース」内で放送されるそうです。


これまでは、コロナの影響もあったため、2ヶ月に1回くらいの放送でしたが、来年は国体の年なので、月2回放送に昇格するそうです。

本校生で唯一「冠番組」を持っている二人ですが、来年は最上級生として本校のラグビーを引っ張って行ってくれると確信しています。頑張ってください。応援しています。

【中3】下野書道展「特選」受賞!

令和3年度下野書道展の中央審査で、中学3年1組山崎厘太朗君が、見事「特選」を受賞しました。おめでとうございます。県中央展の表彰式は、12月3日に「壬生町中央公民館」で行われる予定です。下野新聞の紙上にも後日、掲載されますが、速報としてお知らせします。

今回の題字は「無限の可能性」でした。
山崎君は、小学1年生の時から、書道を始めたそうです。現在では、所属する「書友会」では「特待生」となっています。特待生は、6段の上で、中3としては、これ以上ない最高位だそうです。

これまでに、下野書道展では、小学5年生と中学1年生の時に「準特選」となったことはあるそうですが、「特選」は初めてだったので、とても嬉しかったそうです。

今後も書道は続けていきたい、ということですので、さらなる「無限の可能性」を追究して欲しいと思います。頑張ってください。

【高2】第15回全日本高校模擬国連大会

11月10日(水)放課後、「第15回全日本高校模擬国連大会」に参加する「チーム佐高」(2年2組の武藤玲矩君・同4組の横塚功樹君)の激励会を校長室で行いました。大会は、今週末の13日(土)~14日(日)の2日間、兵庫県の淡路島にある「淡路夢舞台国際会議場」にて開催されます。今大会のテーマは「核軍縮」です。

今回の「チーム佐高」には、この2人だけでなく、力強い仲間がいます。
前回の大会に出場した2年4組の関根圭汰君と同3組の石塚凛花さんです。

去年の大会は、コロナ禍のため、対面ではなく、それぞれの自宅からオンラインで模擬国連に参加しました。その時の体験から、今回出場する2人に、去年の大会ではできなかったことや悔しい思いをしたことを伝えるとともに、模擬国連での対策や戦略を伝授してくれました。

決め手は、国連で他国を巻き込むリーダーシップを発揮すること(=巻き込み力)だそうです。世界の核軍縮をどのようにリードできるか、4人で作戦を練ったそうです。

最後に、大会に出場する2人に抱負を語ってもらいました。

横塚君「4人のチーム佐高の代表として、名だたる強豪校に臆することなく、積極的に発言し、まとめていきます。」
武藤君「今回は、目に見える形で自分たちの爪痕(結果)を残してきます。やれることをやるだけです。」

*頼もしい4人の「チーム佐高」のチャレンジ精神に感動しました。大会に出場する2人は、12日(金)のマラソン大会を走り切った後、直ちに淡路島に向かうそうです。13日(土)と14日(日)は、両日とも朝9時から夕方まで、熱戦が繰り広げられます。14日(日)の深夜に佐野帰着予定とのこと。文武両道のまさに「旭城魂」。そのブルドーザーのようなパワーで暴れまくってください。応援しています。

【高1】国際理解弁論大会「栃木県知事賞」受賞

11月1日(月)「第58回栃木県高等学校国際理解弁論大会」の審査結果が学校に届きました。今年度は、DVD(発表を録画したもの)による審査が行われ、高校1年1組若林仁瑛君が、最優秀賞(栃木県知事賞)に輝きました。おめでとうございます。

11月10日(水)放課後、どんな発表をしたのか校長室で話を聞かせてもらいました。発表のテーマは「パーム油と森林破壊」でした。

以下は、若林君の説明です。

「パーム油は、『アブラヤシ』の実から採れる油で、ポテトチップスやカップラーメン、フライドポテトを揚げるのによく使われています。日本人は一年間に平均4kgものパーム油を食べているとされています。

パーム油は、マレーシアやインドネシアなどの東南アジアで、熱帯の森林を切り開いて、アブラヤシ農園(プランテーション)で作られています。そのために、森林破壊が進行し、生物多様性が失われたり、山火事が発生するなどの環境問題が深刻化しています。

そこで、これ以上、アブラヤシ農園(プランテーション)を増やさない方策を提言しました。具体的には、アブラヤシを栽培できるエリアを限定し、そこで作られたパーム油には「認定マーク」を付けて流通させるというアイディアです。また、消費者の考え方や行動を変えることが重要で、世界全体で連携した行動をとることを「Unit  the earth 」(地球全体で連携を)というキーワードを作ってアピールしました。」

このような主張が、審査員から高く評価されました。
若林君は、SGクラブでも、森林破壊をテーマに研究しており、そこで考えたことをもとに「国際理解弁論大会」で発表したそうです。



*若林君は、いろいろなことに興味を持ち、チャレンジしています。今回の発表は、おそらく、一つの通過点なのだろうと思いますが、今後も、課題研究はもとより、様々なチャレンジを期待しています。応援しています。

【高2】板倉町の「文化功績賞」受賞

11月9日(火)、群馬県板倉町の教育委員会の方が来校し、高校2年2組土屋吏輝君の表彰状(板倉町の令和2年度文化功績賞)を届けてくださいました。
土屋君は、群馬県の板倉中学校の出身です。どうしても「英語ディベート」がやりたいと本校に入学しました。昨年度は、英語ディベートの全国大会に出場し、全国5位に入賞したことが評価され、板倉町の文化功績賞を受けることになりました。おめでとうございます。

【中2】「届けよう、服のチカラ」プロジェクト最終章

11月3日(祝)、中学2年生が進めてきた「届けよう、服のチカラ」プロジェクトの最終章として、集めた古着を数えて、ユニクロに発送しました。古着の枚数は2501枚、段ボール28箱分になりました。ご協力ありがとうございました。



中学2年生のSDGs研究の一環として、UNIQLO(ユニクロ)と協力して、古着を集めて、難民キャンプの子供達に送るプロジェクトです。旭城祭以降も、毎日途切れることなく、回収用の段ボールの中に服が届けられました。

その最終章として、11月3日(祝)の午後、中学2年生の有志63名と女子バレー部の1年生10人が、祝日にもかかわらず、体育館に集合し、集まった服の枚数確認と箱詰め作業が行われました。








集まった古着の枚数は、2501枚、段ボール28箱分にもなりました。

当日の作業は、各クラスのプロジェクトリーダーを中心に進められました。
左から、1組の葛原愛紘さん、2組の矢代怜央菜さん、3組の島田琉睦君です。


11月9日(火)昼休み、6月下旬から始まり11月3日まで、5か月以上にわたって続けてきたプロジェクトを終えた感想を、プロジェクトメンバーを代表して3名に聞きました。

「こんなに集まるとは思ってもいませんでした。嬉しかったです。服の保管や移動も大変でしたが、プロジェクトメンバーや1年生の協力で、最後の発送作業まで終了することが出来ました。ありがとうございました。」

「中学2年生だけでなく、多くの中学生や高校生が協力してくれました。協力してくださったすべての方々に感謝します。体育館では、服をハートの形に並べました。皆さんの愛を難民キャンプの子供達に届けたいと思いました。」

「やってよかったと思いました。始めた頃は、せいぜい2箱くらい集まればいいかな、くらいに考えていましたが、28箱という数には驚きました。集めた服を、実際に難民キャンプの子どもたちが着て、喜んでくれると嬉しいです。」


*本当に素晴らしいプロジェクトでした。最終章で、服をハート形に並べ、みんなの愛を形にできたことに感動しました。みんなが行動し、一人一人の力が合わさると、大きな力になり、世界にも貢献出来ることを教えてくれました。

【高校】空手道新人大会優勝!

11月7日(日)、宇都宮商業高校を会場として「令和3年度 栃木県高等学校 空手道新人大会」が開催されました。高校1年3組の柳澤央祐君が、「男子 個人組手 -55kg級」で優勝しました。おめでとうございます。

柳澤君は、小学校1年生から、佐野市堀米町にある全日本空手道「正友会」という道場で、「松濤館流(しょうとうかんりゅう)」の空手道を続けています。

松濤館流は空手道の四大流派の一つで、オリンピックの競技にもなっている流派です。
また、空手道には「型」と「組手(くみて)」があり、柳澤君が出場した「組手」は相手と対戦して勝敗を競います。

今回の新人大会では柳澤君は55kg以下の階級で出場し、参加者11人によるトーナメント戦で、4回勝ち上がって優勝しました。試合時間2分間の中で、技が決まるごとにポイントが加算され、ポイントが多い方が勝者となります。4試合とも相手にポイントを与えない完勝だったそうです。

Q1:空手道の魅力は何ですか?
→「格闘技ではありますが、本気で相手を倒すわけではなく、寸止めといって、思い切り当てる寸前で止めます。その際、いかにきれいに技を見せるかが重視されます。また、相手によって、どんな技を仕掛けていったらよいか、という戦略を瞬時に判断しなければなりません。このような、「技の切れと戦略(駆け引き)」が、空手道の魅力でもあります。また、県外にも空手道の仲間がたくさんおり、各県で開催される試合で対戦できることも楽しみの一つです。」

Q2:普段、どのくらい練習しているのですか?
→「週に2,3回のペースで、道場で練習しています。主に、木曜日と土曜の19時30分から21時30分の2時間で練習しています。」

Q3:県大会で優勝しましたが、さらに上の大会はあるのですか?
関東大会が、来年の1月22・23日に、千葉県の印西市で開催されます。階級ごとに、各県の上位2名×7都県で、計14名が出場します。このうち、8位以内に入れば、全国大会に進めます。全国大会は3月に実施されます。



Q4:目標は何ですか?
→「関東大会以上に出場するのは今回が初めてですが、関東大会で3位以内に入賞し、全国大会に出場することを目標としています。」


*柳澤君の空手道にかける思いが伝わってきました。今後、さらに技の切れに磨きをかけ、全国大会の舞台に立てることを祈っています。

【高1】1学年フィールドワーク「ポスター展示」

11月5日(金)、体育館に「1学年フィールドワーク」(10月21日実施)のポスターを展示しました。本日の午後に「1学年保護者会」があり、保護者の皆様にも披露しました。

1学年フィールドワークは、生徒の希望により、4コースに分かれて実施し、終了後に有志生徒によって、「ポスター」が制作されました。来週からは教室棟で展示するそうです。

①吉川油脂・関塚農場


②茂木町 ~里山


③県立博物館等


④JICA筑波 

【中学】「科学の甲子園ジュニア」下野新聞で紹介!

11月5日(金)、本校中学生のチームが12月に開催される「第9回科学の甲子園ジュニア全国大会」への出場することが、本日付けの下野新聞で紹介されました。


(11月5日付け下野新聞、許可を得て掲載しています)
科学の甲子園ジュニア 下野.pdf

全国大会出場は、佐附中始まって以来の快挙です。

今大会は、コロナの影響で分散開催(オンライン開催)となりましたが、持てる力を発揮してくれることを期待しています。