進路指導部行事報告等

2020年5月の記事一覧

進路指導部より5

栃女生のみなさん、本日で分散登校が終わり、来週月曜日の61日から通常登校の授業が始まります。これからも感染症対策を講じながら、お互いに助け合い、励まし合いながら学校での学習や部活動を再開していきましょう。進路室からの卒業生メッセージも今回で最終回になりました。過日、私立大学職員のOGから大学受験に不安を抱えている後輩へ伝えたいことがあります、とメッセージを頂きました。みなさんが志望しているすべての大学が受験生の不安や心配事を払拭できるように入試選抜方法を現在検討していますから、安心して日々の勉強に勤しんでください。

 

・東京女子大学入学課勤務(大学職員)

私はこの春から東京女子大学職員として働いています。栃女の在校生、特に受験生は不安な状況が続いていると思います。東京女子大学では、皆さんにとってベストな入試の実施や、入試広報等について日々検討をしています。入学課員のみならず、沢山の職員や先生方が皆さんのために動いていますので、ご安心ください。今年度は情報の発信も強化していきますので、HPSNSYouTube等でこまめに情報をチェックしていただけると幸いです。

自宅学習が増えている現状に対して、不満や不安を抱いている人も多いでしょう。しかし、この状況を栃女生はチャンスに変えられると信じています。基本的に、各教科の基礎をしっかりと身につけ、それを応用できるようにするという大原則は変わりません。日々の努力はいずれ必ず結実することでしょう。教科の学習に加えて、大学生活や各大学・各学部(学科・専攻)の特徴について、先入観を排して調べてみてください。疑問・不安があれば、進路室の先生から本学入学課アドレスを聞いて

メール等で大学職員も頼っていただいて構いません。

最後に、皆さまが規則正しい生活を送り、心身健康に過ごされますこと祈念いたします。

進路指導部より4

栃女生のみなさん、緊急事態宣言の全面解除が今夕にも発表されることになりました。来月からは通常登校がスタートする予定です。一日おきの分散登校も今週で終わりです。今回は大学2年生OGから大学の現況とメッセージをお届けします。

 

・京都府立大学2回生

栃女生の皆さん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

私の大学では5月上旬からオンライン授業が始まりました。まだ戸惑う部分もありますが、友達と助け合ったり、教授にアドバイスをいただいたりしながら、新しい授業形態に慣れ始めてきたところです。

長期間の外出自粛や今後のことで不安やストレスを抱えている方も多いと思います。あまり溜め込みすぎると何も手につかなくなってしまうので、自分の気持ちをノートに書いて整理したり、息抜きをしたりして、自分を労ることも大切です。

学校が始まるまでの期間は、学習したことの総復習、特に苦手分野に多く時間を使えるかと思います。他にも、将来学びたい分野について調べてみるのも面白いと思います。

先の見えない日々が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。皆さんの努力が実を結ぶことを願っています。

 

・早稲田大学2年生

栃女生の皆さん、こんにちは。今、皆さんは、不規則な学校生活に戸惑いや不安を感じていると思います。私は、大学の授業がすべてオンライン授業になったことで、便利にもなりましたが、やはりキャンパスで授業を受けたいと改めて感じているところです。

恐らく現在は、自宅で過ごす時間が多いと思います。生活リズムが乱れやすくなるので、学校の時間割に合わせて過ごすと、効率的に勉強できると思います。また、趣味などで気分転換をすることで、あまりストレスを溜めずに過ごしてください。身体だけでなく、心の健康も大切にしましょう。

学習に関しては、復習に時間を使えると思います。模試や学校のテスト、テキストで間違えたところを復習すると良いと思います。英語や古典の単語を覚えるのもおすすめです。学校が通常通りに再開してからスムーズに勉強できるように、今できることを頑張りましょう!

当たり前だと思っていた日々が目まぐるしく変わり、多くの人が焦りや不安、戸惑いを感じていると思います。一日でも早く、今までの日常を取り戻せることを願って、この大変な状況を乗り切りましょう!

進路指導部より3

栃女生のみなさん、今週から隔日の分散登校、短縮7時間授業が始まり、正常な学校生活がもうすぐ始まりそうだという希望の光がだんだん見えてきたのではないでしょうか。今春卒業した先輩方からのメッセージを今回はお届けします。

 

・宇都宮大学工学部進学

12年時の学習〉とにかく言いたいことは、時間を無駄にしないでってことです。高3は本当にあっという間に過ぎます。3年で大学を調べるのは時間が惜しく感じたし、勉強していても大学どうしようと焦りました。時間がある今のうちから復習、大学調べ、志望校決定、英検はやっておいた方がいいです。本当に!

 

・千葉大学看護学部進学

受験勉強をしていて一番よく思ったことはもっと早く勉強をしておけばよかったということです。夏休み明けの模試の結果があまり上がらなかった時は休み中にもっとやっておけばよかったと強く後悔しました。しかしその気持ちは受験生にとってはみな同じだからと担任の先生が言ってくれました。その時から受験勉強が辛いのは自分だけではなくみんな辛いのだと思うことができ、自然と頑張ることができました。

 

・お茶の水女子大学文教育学部進学

 受験期は、自分の出来なさに落ち込むことが何度もありました。自分ではやっているつもりなのに、力がついているのか不安になったりすることもありました。でも、そうやって落ち込んだ後には、出来ない自分への悔しさが沸き上がってきて、それが私をやる気にさせたのではないかと思います。出来なくて悔しいなら、出来るようになれば良い、と思って勉強しました。当たり前のことだけど、その地道な努力が力になるのだと実感しました。

 

・明治大学経営学部進学

高い目標を持ち最後まで諦めないことが大切だと思います。この1年間濃密な時間を過ごし受験勉強に費やしたことは、とてもかけがえのない1年となりました。1つの目標にこんなに必死になったことはなかったので、その努力が実を結んだときは本当に嬉しかったです。最後まで自分を信じて掴み取った合格はとても自信になりました。

進路指導部より2

栃女生のみなさん、学校再開に向けた段階的な学習活動が明日からスタートすることになりました。今春の卒業生からのメッセージは今週末にアップしますが、本日は医療従事者としてご活躍されている先輩お二人からのアドバイスとメッセージをお届けします。

 

・福井大学医学部附属病院勤務(医師)

栃木女子高校在校生の皆さんこんにちは。3ヶ月間休校とのことで学習や進路に関して漠然とした不安を抱えている方も多いかと思います。私自身も高校2年生の時、東日本大震災で突然高校が休校となり大変不安な気持ちになりました。

学校が無いとどうしても生活リズムが狂いやすくなるので、自宅にいる場合も学校があるときと同じスケジュールで生活することをお勧めします。そうすることで自宅でも学習時間を確保しやすくなると思います。

学習に関しては今は比較的復習に時間を割けるかと思います。自分の苦手な教科や分野を明確にして重点的に学習しておくと今度の学習がスムーズになるかなと思います。

ですが、自粛生活で一番大切なことは体調を崩さないことかと思います。自粛が長期化してきて身体的にも精神的にも辛く感じている方は多いかと思います。適度に息抜きをしてこの大変な時期を乗り切りましょう。

COVID-19の流行で私たち医療従事者の通常業務には大きな支障が生じています。手術や入院に制限がかかったり、医療物資が不足したりと日々沢山の問題と向き合っています。最近流行収束の傾向が見え始めましたが、油断せず気を引き締めて診療にあたりたいと思います。普段の生活が戻ってくるようもう少し一緒に頑張りましょう。

 

・自治医科大学附属病院勤務(看護師)

私は5年目として、病院で働く看護師です。高校時代はハンドボール部に所属し、毎日グランドで仲間と共に汗を流していました。

皆さんもご存知の通り、世界では今コロナウイルスが流行しています。もちろん日々の業務でウイルスに感染するリスクはありますが、今できることは目の前の患者さんの命を守ることです。スタッフ同士、声を掛け合い、支え合いながら、日々働いています。

在校生の皆さんも、学校が休校になり、現在自宅で過ごすことを余儀なくされていることと思います。しかしこんなときだからこそ、家族、友達、先生方と励まし合いながら、もうひと踏ん張り。皆でこの状況を乗り越えましょう。

また私は働き出してから、もっと勉強しておけばよかったと思うことが多々あります。

お家時間が長い今だからこそ、自身で目標を決め、それに向かって勉強してみるのはどうでしょうか。そこで得た知識は、必ず未来の自分を助けてくれる糧になります。

大変な状況ですが、まずは体調が一番です。しっかりと休養を取りつつ、皆と笑顔で再会できる日まで、体調にお気をつけてお過ごし下さい。栃女、ONE TEAM!!☆

 

進路指導部より

栃女生のみなさん、緊急事態宣言の延長で、残念ですが、5月末日まで休校が続くことになりました。年度当初の大切な時期に学校に通えず、不安や心配な日々を過ごしているかもしれませんが、この逆境に負けてはいけません。乗り越えるしかありません。米国大学のバスケットボール部コーチが不平不満をこぼす選手に、「できないことに気を取られずに、できることをやりなさい」と言った言葉は有名です。 学校が再開できるまで、栃女生のみなさんは将来の夢の実現に向けて、毎日やること、やらなければいけないことがあるはずです。

 

3年生のみなさんは大学受験のことがどうなるのか、情報が少なく、また一部の英語民間試験が中止や延期になっていて、不安と心配でストレスがいっぱいだと思います。ただ、大学も正常化できない現在、オンライン授業や学生支援のことなどが優先されていますので、入試のことは後回しになっているのが現実です。6月以降には具体的な入試概要がわかるはずです。また、先月末、文科省は総合型選抜(旧AO入試)と学校推薦型選抜(旧推薦入試)の日程を後ろ倒しにする検討を開始したようですから、新しい情報がわかり次第、みなさんにお伝えいたします。もし休校中に大学入試や進路に関して質問がありましたら、進路室に電話をしてください。

 

最後に、毎年5月中旬には「進学資料」を在校生に配布して、例年、在校生が一番読んでいるページが先輩方の合格体験記でした。手元に届くまで、今日から栃女先輩方のメッセージを抜粋して、在校生のみなさんにHPで定期的に発信します。休校が長引き、モチベーションを保つのが難しい今、先輩の言葉を参考に、そして励みにして学校再開の日まで頑張ってください。

 

・茨城大学教育学部進学

<1,2年の時の勉強>

 部活がある平日は3時間、休日は午前中に部活があって、そのあと疲れて寝てしまっていたので6時間勉強していました。(中略)英語と数学に力を入れて勉強していました。

<3年の時の勉強>・・・平日は6時間、休日は起きるのが苦手だったので10~11時間集中して勉強していました。

 

・筑波大学理工学群進学

<受験期にやってよかったこと>・・・1.計画をする

まず、自分の夢や将来やりたい事、行きたい大学、模試での目標点、そのために自分が使う教材の順にノートに書き起こしてから、年、月、週で科目別に計画を立てていました。でも、目標が高すぎたり、詰込みすぎたりすると自分がパンクしてしまうので、無理のない範囲で“継続的に”進められる計画を立てることが効率的だなと感じました。もちろん計画通りに行かないこともたくさんあって、へこんだ時もありましたが、粗方計画を立てておくと今日やらなくてはいけないことがはっきり分かり、集中して勉強する助けになったと思います。また、月ごとや週ごとに小さな目標を作って友達や家族に言ったりしたことも良かったなと思います。