各部活動より

各部活動より

【中】第18回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦 全国大会

7/27(日)、東京・日本棋院本部で行われた第18回文部科学大臣杯小・中学校囲碁団体戦に、中学生3名が参加しました。

 

当日は大変な酷暑でしたが、一人も欠けることなく無事に大会会場までたどり着けて一安心です。

この日は予選リーグが3局行われ、予選各ブロックの1位通過校が翌日の決勝トーナメントに勝ち進みます。

結論から言うと、残念ながら予選リーグ突破は叶いませんでしたが、それぞれが持てる力を十分に発揮できた良い経験になったと思います。

大将のIさんについては、やはり相手の大将には強い子が据えられることが多く、棋力差も大きい戦いでしたが、くじけることなく最後まで打ち切ったのは称賛に値します。特に初戦の相手は、大人も混じった大会で優勝し地元新聞に名前が載るほどの実力者でしたが、果敢に立ち向かっていきました。

副将のMさんについては、こちらもやはりそれなりに棋力のある相手との勝負でしたが、なんと序中盤でリードし、勝ちが見えるところまでいったそうです(会場には選手以外立ち入れないので盤面は見ていないですが)。終盤のミスを衝かれて逆転してしまったそうですが、「次やったら絶対負けない」と悔しさを露わにしていました。

三将のWさんについては、大金星というほかなく、なんと三戦して三勝しました。局後の相手の話だと、相手はみんな1~2年の経験がある子だったそうですが、そんな子を初めて2ヵ月の子がねじ伏せて勝利を挙げられるのは、偉業としか言いようがありません。

正直なところ、参加に漕ぎつけただけでも奇跡だと思っていたのですが、蓋を開けてみれば内容的にも充実した貴重な経験になりました。大会終了後、三人揃って私に掴みかかるような勢いで「高校にはこういう大会はないのか」と尋ねてきた姿が印象的です。もちろん高校にも囲碁選手権大会はあるのでそのことを伝えると、ありがたいことに三人とも今後も囲碁を続けたいと申し出てくれました。

ご指導いただいた恩田九段にも、お土産の人形焼きを渡しながら当日の報告と新たな目標をお伝えできて、本大会はひと段落といったところでしょうか。現在も三人は棋力の向上に励んでいます。三人は現在中3なので、来年春の高校囲碁選手権大会に早速出場することができます。今後の活躍を期待するとともに、来年の小・中学校囲碁団体戦でも活躍できる生徒が見つかればいいなと、楽しみにしています。

最後になりますが、本大会参加にご理解・ご協力いただいた保護者の方をはじめ、関係していただいた皆々様に厚く御礼申し上げます。

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